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2023/06/18矯正治療中に電動歯ブラシはおすすめ?正しい磨き方を解説!

皆様 こんにちは!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院

歯科医師の中曽根です。


だんだん暑くなってきましたね!

こまめに水分補給をして、熱中症には気をつけましょう。


本日のブログテーマは【矯正中の歯磨き】です。

コロナ禍でマスク期間のうちに矯正治療を始めた方も多いのではないでしょうか?

始めたもののブラケット部分のブラッシングが難しいと思われている方もいると思います。

やはり磨き残しが多いと、虫歯や歯周病のリスクも上がってしまうので、しっかりと磨き方を習得して完璧なお口の中を目指しましょう!


◼️矯正治療中の歯磨きについて


結果から申し上げますと、とにかくおやつでもなんでも食べたら磨きましょう。磨くことが難しい場合、例えば外出している際は、うがいを行うようにしましょう。ブラッシングが可能であれば、手鏡を持ったり、もしくは鏡を見て歯ブラシで磨くことをおすすめします。


インビザライン以外の治療法は、ご自身で着脱などの取り外しはできません。ワイヤー矯正ですと、ドクターのチェックや交換時のみ外し、新たなものと交換します。つまり、装置をつけたまま磨くことになりますので、一般的な歯ブラシでの歯磨きのみですと、虫歯リスクを高めてしまいます。


特に食べかすや歯垢で汚れやすいのは「ブラケットと歯の境目」「歯とワイヤーの間」です。野菜の繊維がワイヤーに絡まる時もあります。鏡をよく見て汚れやすい部位を確認しましょう。


◇前歯の歯磨き


ブラケットは歯の表面から出っ張って付いているために、細かいところまで歯ブラシの毛先が届きません。歯ブラシの角度を工夫して、歯ブラシの毛がワイヤーの下の歯に当たるように、ブラシの毛を潜り込ませるようにしっかりと突っ込みます。


歯ブラシの毛が歯面に当たったら、左右に小さく動かしながら、細かい部分を磨いていきます。ワイヤー矯正で特に歯磨きがしにくいのは、ワイヤーの下の部分です。コツは、歯ブラシを寝かせるようにしてブラシの毛を当てることです。これで大体の汚れは落ちますが、ブラシの先が入りにくい部分は歯間ブラシやフロスを使います。


◇奥歯の歯磨き


奥の方は見えにくいので磨き辛いですが、磨き残しがないように鏡を見ながら丁寧に磨きましょう。


◇普通の歯ブラシより電動歯ブラシのほうがいい?


矯正治療中かそうでないかに関わらず、電動歯ブラシは普通の歯ブラシよりも良く磨けるイメージがありますが、本当にそうでしょうか?実は電動歯ブラシと普通の歯ブラシとは磨き方が違っていて、それぞれに適した使い方があります。そのため、どちらがより優れているとは、簡単には言えません。


電動歯ブラシはパワーがあり、ブラシの毛先が細かく振動しますので、歯がツルツルになるような気がしますが、歯と歯の間や歯と歯茎の間が磨けていないことがあるので、注意が必要です。電動歯ブラシで歯を磨く時には、何もつけずに磨くのがおすすめですが、それでは爽快感が足りないという方は、研磨剤も発泡剤も入っていないジェルタイプのものを探してみて下さいね。


歯と歯の間の段差や、歯と歯茎との間に特に歯垢がたまりやすい部分がある方は、ピンポイントで手磨きする方が汚れが良く落ちます。また、歯と歯の間はブラシだけでは歯垢が落とせないのでフロスを使って下さい。


つまり、歯の矯正中の方も、そうでない方も、普通の歯ブラシと電動歯ブラシは適材適所で使い分けるというのが正解です。


◼️矯正治療中に電動歯ブラシがおススメな理由


◇反復回転式と振動式


通常の歯磨きでは反復回転式でも振動式でも構いません。しかし矯正治療をしている場合、装置には振動式をおススメしています。

反復回転式の電動歯ブラシだと装置に引っかかりやすいのでご注意ください。


◇歯の表面がツルツル


微細な振動をさせて歯垢除去することで、手で磨くよりも簡単に短時間でツルツルになります。ホワイトニングをされる方にもおすすめです。


◇毎分の振動数は約3万回


おススメの音波振動歯ブラシは1〜3万回以上の振動で、軽く当てるだけで効果的に歯垢を落とすことが可能です。

超音波振動歯ブラシは振動が120万回以上と早すぎるため反発が強く、当て方に工夫が必要なのでおすすめはしていません。


◇ハイコストパフォーマンス


音波振動歯ブラシは生活防水と振動に耐える作りですので、毛先を定期的に交換すれば長期で使用可能です。手磨きの歯ブラシを月一回交換する場合と音波振動歯ブラシの交換を比較すると、後者の方が圧倒的にコスパが良いです。


◇音波振動歯ブラシでは歯石は取れない


普通の歯ブラシ同様、音波振動歯ブラシでも歯石除去は難しいです。歯垢は2〜3日で唾液と反応して歯石になり始めるので、歯石になる前にしっかり除去していきましょう。



◼️その他の歯ブラシグッズ


◇タフトブラシ


形状が独特な形をしているデンタルケアグッズです。毛束が一つにまとまって、山のような形をした歯ブラシです。歯と歯の間や、矯正装置と歯の隙間に入り込みやすいような設計になっています。


◇歯間ブラシ


矯正していない一般的な方の使用方法は、歯と歯の間(歯間)をきれいに磨き上げるデンタルケア用品ですよね。矯正治療の方はそれに加えて、ブラケットの周囲や、ワイヤーの下の部分を磨く事にも使用します。大変使いやすいものです。


◇フロス


糸ようじともよばれるものです。歯と歯の隣接面を磨いたり、歯周ポケットを掃除します。ワイヤー矯正をなさる方は矯正用のフロスというものもございます。ヘッドやアームの部分が細くなっている設計なので、歯垢を効果的に除去しやすいです。

矯正治療中に電動歯ブラシはおすすめ?正しい磨き方を解説!

◼️まとめ


全体的な歯科矯正に及んだ場合は、数年に及ぶ長い治療です。保定期間終了後の綺麗な歯並びを目指して、きちんと期間内に終わらせましょう。

そのためには、毎日の歯磨きを怠らないようにしていきましょう!

うえの歯科医院ではたくさんの歯磨きグッズを取り揃えておりますので、グッズ購入だけでもお気軽にお越しください。