2025/04/13斜めに生えてきた親知らずの痛みの原因や抜き方を詳しく解説!
こんにちは!
横浜市鶴見区にありますヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療 うえの歯科医院、歯科衛生士の田中です。
親知らずが斜めに生えてきたり、抜いたほうがいいと言われたけど怖い、、などの経験はございませんか??
今日は斜めに生えてきた親知らずについてご紹介していきます!
■斜めに生えてきた親知らずの抜き方の順番
◇麻酔
一般的には局所麻酔を使いますが、炎症がひどく、麻酔が効きにくい場合には、伝達麻酔と呼ばれる方法を用いることもあります。これは、より広い範囲にしっかりと麻酔を効かせる方法で、痛みに敏感な方にも安心して治療を受けていただける方法です。
◇歯肉の切開・剥離
親知らずの周囲の歯肉を切開して、骨や歯の部分が見えるようにします。歯が完全に出ていない場合や、斜めに埋まっている場合にはこの処置が必要です。
・歯冠分割操作/歯根分割抜去
斜めに生えている親知らずは、そのままの形で引き抜くことが難しいため、歯冠(しかん)や歯根(しこん)といった部分に分割して取り除いていきます。必要に応じて専用の器具で歯を分割し、少しずつ丁寧に取り出していきます。
◇傷口の縫合
歯を抜いた後は、切開した歯肉を元に戻し、糸で縫合します。
◇止血(消毒)
最後にガーゼなどでしっかりと止血を行い、傷口を清潔に保つための処置をして終了です。
■親知らずが斜めに生えてきて痛みが出る原因
◇虫歯・歯周病による痛み
斜めに生えた親知らずは、歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすくなります。そのため、虫歯や歯周病になりやすく、それが痛みの原因になることがあります。
関連記事:埋まっている親知らずは抜くべき?残しておくのは危険?
◇智歯周囲炎による痛み
親知らずの周りの歯茎に細菌が入り込むことで、炎症を起こすことがあります。これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)といい、腫れや痛み、場合によっては発熱を伴うこともあります。
関連記事:親知らずで歯茎が痛い方必見!智歯周囲炎の症状や痛みのピークを解説
◇歯茎を噛んでいることによる痛み
斜めに生えた親知らずが噛み合わせに悪影響を与え、下の歯茎を噛んでしまうことがあります。これにより口内炎ができたり、炎症を起こしたりして、痛みが生じる可能性もあります。
■斜めに生えてきた親知らずを抜いたほうが良い理由
◇歯ブラシがしやすくなる
親知らずを抜くことで、奥歯までしっかり歯ブラシが届くようになります。これにより、歯と歯の間や歯茎の隙間に汚れがたまりにくくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
◇顎関節症や頭痛、肩こりなどのリスクを軽減できる
斜めに生えた親知らずが噛み合わせを乱すことで、顎に負担がかかり、顎関節症や肩こり、頭痛を引き起こすことがあります。親知らずを抜くことで噛み合わせが整い、これらの不調を予防または改善できる可能性があります。
■斜めに生えてきた親知らずに関するよくある質問
◇親知らずを抜かないとどうなる?
A:痛みや腫れを繰り返したり、虫歯や歯周病を悪化させる原因になることがあります。特に隣の歯にも悪影響を及ぼすことがあるため、放置はおすすめできません。
◇親知らず抜歯の費用はいくら?
A:保険適用内であれば、3,000〜5,000円程度で済むことが多いです。難症例やCT撮影が必要な場合には、やや費用が上がることもあります。
◇親知らずの抜歯にかかる時間は?
A:簡単なケースであれば10〜15分程度、難しい症例でも30分前後が目安です。ただし、腫れや痛みがある場合には、事前の消炎処置が必要になることもあります。
まとめ
斜めに生えてきた親知らずは、放っておくと様々なトラブルの原因になる可能性があります。痛みや腫れを感じたら、早めに歯科医院に相談することが大切です。
当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた親知らずに関わることをサポートしています!不安なことやご質問があれば、いつでもお気軽にご相談ください!