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2025/04/20上の歯の親知らずの抜き方は?手順や抜歯中の痛み、リスクなどを解説!

こんにちは!

横浜市鶴見区にありますヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療 うえの歯科医院、歯科衛生士の田中です。


今回は上の親知らずを抜きたい、、そんな方へ!抜歯の仕方やよくある質問まで解説していきたいと思います

上の歯の親知らずの抜き方は?手順や抜歯中の痛み、リスクなどを解説!

■上の親知らずを抜く手順

◇レントゲン検査

まずは親知らずの位置や根の形、周囲の骨や神経との関係を確認するために、レントゲン撮影を行います。まっすぐ生えているように見えても、実際には根が曲がっていたり、骨に近接していることも多いため、正確な診断がとても重要です。

◇局所麻酔

痛みを感じないように、患部に麻酔をしっかり効かせます。

◇親知らずの抜歯

親知らずは歯槽骨(しそうこつ)という骨にしっかりと埋まっているため、まずは歯を少しずつ動かしながら、骨との間にゆとりを作ります。そして、歯を脱臼させるようにしてゆっくり抜いていきます。下の親知らずと比べて、上の親知らずは比較的抜きやすいケースが多いですが、個人差はあります。特に、根が1本で真っ直ぐな場合は、処置が数分で終わることも。反対に、複雑な形の根や骨に癒着している場合は、少し時間がかかることもあります。



◇抜歯窩を洗浄

歯を抜いた後の穴(=抜歯窩)は、細菌が入り込みやすい状態になっています。そのため、生理食塩水などを使って洗浄し、感染や腫れを防ぎます。

◇傷口を縫合


出血を抑えたり、傷の治りを早くしたりするために、必要に応じて糸で傷口を縫合します。

◇圧迫止血で出血・腫れの抑制

歯ぐきを圧迫し、出血や腫れを最小限に抑えます。

◇抗生物質・鎮痛剤の処方

術後の痛みや感染予防のために、抗生物質や鎮痛剤が処方されます。決められた通りにきちんと服用しましょう。特に抗生物質は途中でやめると、感染のリスクが高まるので要注意です。



■上の親知らずの抜歯中に発生する痛み

基本的に抜歯中は麻酔が効いているため、強い痛みを感じることはほとんどありません。ただし、麻酔が切れてくると徐々に痛みが出てくることがあります。


また、抜歯中に次のような、痛みに近い感覚を感じることがあります。

◇歯が引っ張られるような感覚

◇歯がしみるような感覚

◇歯が押されるような感覚

◇歯が叩かれているような感覚


痛いと言うよりは力をかけられているような違和感として感じる方が多いです。中には「ミシミシ」という音が気になったという方もいますが、これは骨と歯が離れる際の音で、心配はいりません。これらは神経や骨の刺激によって起こるもので、痛いと言うよりは違和感として感じる方が多いです。ご不安な場合は遠慮なく、歯科医師にご相談ください。



■上の親知らずの抜歯に伴うリスク

◇口腔上顎洞瘻孔(こうくうじょうがくどうろうこう)

上の奥歯の根は上顎洞(じょうがくどう)という空洞と近いため、抜歯後にこの部分と口の中がつながってしまうことがあります。これは上顎洞瘻孔と呼ばれる状態で、適切な処置が必要です。くしゃみや鼻をかんだ時に、空気や水が抜歯部から漏れるような違和感を感じた場合は、すぐに歯科医にご連絡ください。


◇顎関節症

抜歯時に大きく口を開けたり、力がかかったりすると、顎の関節に負担がかかることがあります。これがきっかけで顎関節症の症状が出る方もいらっしゃいます。


放置しておくと、痛みや不快感が続くほか、日常生活にも支障をきたす可能性があります。少しでも気になる症状があれば、早めに歯科医院に相談しましょう!

上の歯の親知らずの抜き方は?手順や抜歯中の痛み、リスクなどを解説!

■親知らずに関するよくある質問

◇親知らずを抜くと小顔になる?

骨格や筋肉のバランスによるため、明確に小顔になるとは言えません。ただし、頬やエラまわりがスッキリするケースもあります。

◇親知らずを抜かなきゃよかったと後悔しないためには?


事前にしっかりと歯科医と相談し、自分の歯の状態や抜く必要性を理解してから判断することが大切です。信頼できる医院選びもポイント。


◇上の歯の親知らずの抜歯は痛くなかった?


多くの方が「思ったより痛くなかった」と感じています。ただし、麻酔が切れた後は個人差があるため、処方された痛み止めをしっかり使いましょう。私も親知らずを4本全て抜きましたが、想像していたより痛くなかったです(^^)


◾️まとめ

上の親知らずの抜歯は比較的スムーズに終わるケースが多いです。うえの歯科医院では、親知らずの抜歯から術後のケアまでしっかりサポートしています。ご不安なことがあればどうぞご気軽にご相談ください!!