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2023/01/29インビザラインのアタッチメントとは?治療時に気をつけることは?

皆様 こんにちは!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院

歯科医師の中曽根です。


ついこの間新年を迎えたばかりですが、あっという間に2月ですね。皆様、いかがお過ごしですか?

またコロナも増えつつ、そしてインフルエンザまで流行っているそうです。

体調第一でこの冬も乗り越えていきましょう!


さて、本日はインビザラインについてお話していこうと思います。

マウスピース矯正ということはご存知だと思いますが、いったいどのような仕組みで歯が動いているのか、様々な視点から解説していけたらと思います。


◼️そもそもインビザラインとは?

インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した1999年から販売されているマウスピースです。世界中の100か国以上で700万人以上が利用しています。


メリットとしては、

・透明で目立ちにくい

・矯正治療中でも取り外し可能

・通院回数が少ない

など、たくさんあります。


◼️インビザラインのアタッチメントとは?

アタッチメントとは、丸い滑らかな歯につける突起のことで、マウスピースがずれるのを防いだり、歯が動くのをサポートする役割があります。歯並びの状態によってアタッチメントの数や位置は変わります。

アタッチメントがないと治療計画通りに歯が動かなかったり、歯が移動するのが遅くなり治療期間が長引く場合もあります。


◇マウスピースを安定させるもの

歯の表面にコンポジットレジンでできた突起状のパーツを接着します。これがアタッチメントです。コンポジットレジンは白いプラスチック素材で虫歯治療の詰め物にも使われる素材のため、目立ちにくく審美的影響は少ないです。


アタッチメントの上からマウスピースを装着することになるため、突起の出っ張りがマウスピースによって緩和されて装着していて特に痛みを強く感じることはありません。しかし、矯正力が強まるため、歯列にかかる圧力に対しての痛みが生じることがありますが2〜3日でだいたい治まります。


また歯磨きがしにくく感じる場合もあるので、アタッチメントを装着するときに歯科医師から磨き方を教わりましょう。


◇治療を早めることが可能

マウスピースだけの治療よりも早く歯を動かすことができ、治療期間の短縮が望めます。また、マウスピースだけでは理想とする位置へ歯を移動させることが難しい場合にもサポートとしてつけることもあります。


歯の根っこを動かしたり(開咬の治療)、前歯の噛み合わせを整えたり(叢生の治療)、深い噛み合わせの調整(過蓋咬合の治療)などさまざまな歯並びをより早く整えられます。


◼️インビザラインの治療時に気をつけること

◇食事の際はマウスピースを外す

食事をする際には必ず毎回マウスピースを外す必要があります。装着したまま食事をすると歯とマウスピースの間に食べ物が挟まり虫歯や口臭の原因になったり、強く噛むことでマウスピースが割れるなどの破損にも繋がります。


食事の際には必ずマウスピースを外して、歯磨きなどで口内を清潔にした後に装着することを習慣にしましょう。


◇虫歯や歯周病の原因となる

マウスピースを装着したまま食事をすると、歯とマウスピースの間に食べカスが残り細菌が繁殖してしまいます。本来何も装置をつけていない場合に働く、唾液の除菌作用も働かず、口臭や虫歯、歯周病の原因になってしまうのでとても不衛生です。


従来のワイヤー・ブラケットを用いた歯科矯正と比べ、マウスピース矯正では普段と同様に食事や歯磨きができます。食事後にすぐ歯を磨くなど慣れが必要ですが、長期間の治療中に歯科矯正が原因で虫歯ができてしまわないよう、しっかりと口内を清潔に保ちましょう。

インビザラインのアタッチメントとは?治療時に気をつけることは?

◇マウスピースの着色

マウスピースはプラスチック製のものが多く、色素がつきやすい食べ物や飲み物を口にすると色素が沈着したり食べ物が付着してしまうことがあります。お茶は糖分が入っていないため、虫歯にはなりにくいですが、歯やマウスピースに色素が付いてしまうので注意が必要です。


基本的に飲み物であっても水と炭酸水以外はマウスピースを外し、食事と同様に飲んだあとは歯磨きやうがいをしてから付け直すようにしましょう。

コーヒーなどの熱い飲み物も着色だけでなくマウスピースの変形にもつながるため控えましょう。


◇20時間以上装着すること

なかなか装着し続けることに抵抗はあると思いますが、矯正力の維持と後戻り予防のため装着時間はしっかり守りましょう。


また、インビザラインでは少しずつ理想の歯並びに近づけるため、ステージごとにマウスピースの形態は異なります。

装着時間を守らずに新しいマウスピースに交換すると、ステージを1つ飛ばしていることになるため、歯に強い力がかかりやすくなります。


装着時間を守らずにマウスピースを交換していると歯に強い力をかかり歯の根っこが露出してしまうこともまれにあります。


◼️まとめ

インビザラインはご自身で簡単に取り外しを行うことができ、いつも通りの食事が楽しめるのは最大のメリットです。


しかし、装着時間を守ることができなければ歯を動かせなかったり、後戻りしたりすることがあります。


インビザライン矯正で理想の歯並びに近づけるためにも、ご自身で上手く管理しましょう。


うえの歯科医院では矯正歯科に関わることをサポートしているのでよろしければお問い合わせください。

ブログ監修者


医療法人VERITAS うえの歯科医院 

理事長 上野友也


1993年 鶴見大学歯学部卒業

1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了

1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生

2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了

2002年 うえの歯科医院設立

2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立

2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了

2008年 JIADSペリオコース修了

2009年 JIADSエンドコース修了

2010年 JIADS補綴コース修了

2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了

2012年 ニューヨーク大学CDE在籍


• 所  属

国際インプラント学会(ICOI)会員

日本顎咬合学会会員

財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー

OSI会員

JIADS会員

厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医

鶴見大学歯学部附属病院共同診療医

済生会東部病院共同診療医

横浜労災病院共同診療医

日本歯周病学会

日本臨床歯周病学会

日本口腔インプラント学会

鶴見大学歯学部歯周病学講座