2022/12/18矯正が痛くて眠れない!?対処法や原因についても紹介!
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。
今回は、矯正装置が痛くて眠れないという方に、対処法をお伝えします!
今現在、矯正をしている方は、痛くて眠れなかった…という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
また、これから矯正を始めたいという方でも、痛みに抵抗感がある方もいらっしゃると思います。
そんな時でも対処法がわかると安心ですね♪
■矯正が痛い原因
そもそも矯正が痛い原因は何なのでしょうか?
矯正で痛みが出る原因はいくつかあります。
◆歯が正しい位置に動いている時
まず一つ目の矯正での痛みの原因は、歯が動くことによる痛みです。
まず、歯は歯槽骨といわれる骨に埋まった状態で生えています。矯正治療では、歯に力を加える事で、歯槽骨の骨の吸収や骨の形成を促し、歯を理想的な位置に動かし、歯並びを改善していきます。
この歯槽骨が溶けて、周囲の歯槽骨に吸収される際に痛みが生じるのです。
矯正治療を開始し、ワイヤーを取り付けてから少し経つと歯が動き始めます。すると痛みが出始めます。この時にワイヤーの締め付けがきついほど、痛みは強くなります。
◆食べ物を食べる時
二つ目の痛みの原因は、食べ物を食べる時の痛みです。
矯正治療中は歯が動いているのと、矯正装置が付いていることにより、お食事がしづらいです。
特にワイヤーを調整した数日間や、マウスピース矯正で新しいマウスピースに交換した後の数日間は、ご飯を食べる際に歯をかみ合わせると痛みを生じることがあります。
痛くなりやすい食べ物としてフランスパン、ステーキ、りんごなど硬い食べ物があげられます。
矯正の調整をしてから数日間は、あまり食べないことをお勧めします。
もしくは、硬いものは小さくちぎってから食べると食べやすくなります。
◆器具がお口の中を傷つけてしまう時
三つ目の痛みの原因は矯正器具がお口の中で当たって傷付けてしまうことです。
ワイヤーとブラケットという装置を用いた矯正治療の場合、装着した矯正器具の一部が口の内側や舌に当たり、口内炎ができて痛みを伴うこともあります。
特にスポーツで歯にボールが強く当たったり歯を強く食いしばったり、金管楽器演奏で口の中全体を使って振動させたりする場合は、矯正装置が口に当たり口内炎になってしまう機会が多くなります。
また、歯が動くことで矯正装置が外れてしまったり、激しい運動で矯正装置が移動する場合もあります。
万が一、違和感を覚えたらすぐに歯科医院に連絡しましょう。
■矯正が痛い時の対処法
ここまで矯正治療での痛みの原因をお伝えしましたが、これまで出てきたような痛みが出てしまった場合は、どのように対処したら良いのでしょうか…?
◆痛い部分を冷やす
痛みが起きている部分に氷袋や保冷剤などを当てて冷やすという方法が効果的です。
痛みが生じている時は炎症が起きているサインです。炎症が起きている部分の温度を下げることは有効な手段の一つです。
また、市販の鎮痛剤を服用して痛みを抑えることもできます。しかし、鎮痛剤には副作用が生じる可能性もあるため、妊娠中の方や普段飲んでいるお薬との相性によっては使用ができないこともあります。鎮痛剤は常に使用できるとは限らないという点には注意が必要です。
しかし、冷やすということは誰でもできる対処法です。
ぜひまずはこの方法を試してみてください。
◆柔らかい食べ物を食べるようにする
ここまででも述べたように硬い食べ物は、かむ際に歯に圧力をかけてしまい、痛みを生じることがあります。
そのまめ、矯正治療中は可能な限り食べないようにしたり、小さくちぎる等食べ方を工夫することをお勧めします。
仮に部分矯正等をご利用で、全部の歯に矯正装置を取り付けていない場合でも、装置を取り付けていない歯だけで食べてしまうと顎の筋肉のバランスを崩してしまうため、歯の噛み合わせを悪化させてしまいます。
特に矯正治療初期で痛みが出やすいです。
その時はおかゆやリゾット、よく煮込んだうどんなど軟らかい食べ物を食べるようにしましょう。
◆矯正用ワックスを使う
矯正の器具がお口の中に直接当たるのを防ぐために、ワックスをお渡しすることがあります。矯正器具にワックスをつけることで、保護します。
粘土のように柔らかいため、簡単に取り付けることができます。矯正用ワックスの使い方は以下でご紹介します。
◆歯科医院に行く
どうしても痛いときは歯科医院に行くのが一番です。
正しい痛みの原因と対処法を知るためにも、歯科医院に相談しましょう。
■矯正器具が壊れやすい原因はなに?
矯正器具は矯正治療を進めていく中で壊れてしまうこともあります。壊れた器具が当たって口内炎になってしまったり、食事がしづらくなってしまったりするのを防ぐためにも、壊れる原因を知っておきましょう!
◆噛む力が強い
人が出せる力は30kg〜100kgと個人差がありますが、例えば直接100kgの力が矯正装置にかかると、矯正装置は歯から外れます。むしろ外れてくれないと歯にダメージが加わるのです。
この力が、毎回矯正装置に直接かかるわけではありませんが、食べ物を介して、局所的に矯正装置に力がかかる事があります。
噛む力が強い方の特徴としては、過蓋咬合という上の歯が下の歯に覆い被さるようになっている歯並びや骨格的に顔の下の方が幅広の方に多いです。
◆器具をなめたり触ったりする
矯正装置を無意識に舌や指で動かしてしまうと、金属疲労がたまり、金属が折れてしまうこともあります。
特に、接着してすぐに舌で舐めてしまったり、手や舌で触ってしまったりすると、外れやすくなってしまいます。
最初は気になってつい触りたくなってしまうかと思いますが、気をつけましょう!
■矯正ワックスはどう使う?
上で述べた矯正用のワックスは、蝋でできています。
ワックスはどのように使うのでしょうか。その使用方法を見ていきましょう。
◆ワックスを少量とる
まず、ワックスは棒状になっていることが多いです。
そのワックスを小さい大きさでちぎり取りましょう。
目安は米粒より少し大きめくらいです。
丸めておくと使いやすいです。
◆ワックスを付けたいところの水分をティッシュで拭き取る
ワックスを付けたいところに唾液などの水分がついているとすぐにワックスが取れてしまいます。
予めティッシュで水分を拭き取りましょう。
また、歯の磨き残しも歯ブラシで落としておきましょう。
◆ワックスを付ける
痛みがある部分の矯正装置にワックスを軽く押しつけて付けます。
矯正装置の凸凹にワックスが入り込むようゆっくり押して密着させましょう。
以上のようにワックスを付けることで、口の中の皮膚や粘膜に矯正装置が直接当たることを防ぎ、口内炎になりにくくなります。
ワックスは、万が一飲み込んでしまっても害はありませんが、歯磨きや食事の時には外すようにしましょう。
きれいに歯磨きをしたら、新しいワックスを付けて、お口の中を清潔に保つようにしましょう。
私自身も矯正を始めた当初は口内炎があちこちにできていました。そのため、ワックスにはたくさんお世話になりました…!賢く使って矯正治療の痛みを防いでいきましょう!!
■まとめ
今回は、矯正治療の痛みの原因とその対処法をご紹介しました。
キレイな歯並びになるためには、歯を動かすことが必要です。その際にどうしても痛みが伴ってしまうものです…。
ただ、食事内容を工夫したり、矯正用ワックスを活用することで、痛みを軽減させながら過ごすこともできます!
今まさに矯正治療の痛みと戦っている方も、今後矯正治療を考えられている方もぜひ参考にしてみてください。
うえの歯科医院でもワイヤー矯正治療やマウスピースの矯正治療も受診可能です。
スタッフも矯正経験者が多数います!ぜひご気軽にお問い合わせください♪