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2022/12/13親知らず抜歯後の仕事はどうすべき?抜歯後に起こる影響や過ごし方を解説

皆さん、こんにちは!

医療法人VERITASうえの歯科医院

歯科医師の河合広暉です。


皆さんは親知らずを抜くときには

タイミングを気にされますか?

腫れたり痛みが続くイメージが

あるから仕事とかして大丈夫なのか?

そういった点で不安にならないように

本日は私から、親知らずを抜いた後の

影響などについてお話しさせて

いただければと思います!


●抜歯当日、次の日の仕事は?

→万事をとって休みにした方が良く

 2〜3日は安静にする必要があります。

 麻酔がきれることにより、痛みの

 ピークが抜歯翌日になることがあり、

 腫れのピークは2日後くらいです。


→当院では抜歯後翌日、または1番近い

 タイミングでの消毒を推奨させて

 いただいております。

 傷口が塞がらないうちは、痛みや

 腫れ、また出血のリスクがあるため

 状態のチェックが必要です。

 抜歯後翌日には、歯医者にお越し

 いただける時間をいただけると

 幸いです。

 あくまで消毒と抜歯後の状態確認が

 メインなので五分程で済みます。


●抜歯後起こる体調不良の原因とは?

→発熱の場合

 ・麻酔が体に合わなかった、高熱の場合は

  感染やアレルギー反応が起きた。

 ・抜歯後の炎症は48時間後がピークになり

  そのタイミングで発熱することが

  あります。

 ・飲酒、入浴などの血行が良くなることで

  発熱を悪化させることがあります。


 発熱の場合の対処法

  →当院では必ず抜歯後に痛み止めと

   数日分の抗生物質をお渡し致します。

   まず痛み止めを飲んでいただき、

   抗生物質を飲みきりましょう。

   また当日や翌日は血行が良くなる

   行為や幹部への刺激は避けましょう。

   麻酔薬にアレルギーのある場合には

   必ず事前に歯科医師にお伝えください。


→頭痛の場合

 ・親知らずを抜くときの刺激、振動で

  頭痛が起こることがあります。

  周りの骨を一部削らなければ、抜けない

  場合があるので削ることによる生体反応

  として頭痛が生じます。

  一般的には上より下の親知らずの方が

  腫れやすく頭痛も出やすいです。

  噛み合わせ等のバランスから身体に

  ストレスがかかり、自律神経が

  乱れることがあります。


●抜歯後想定される仕事への影響

→会話がしづらくなる 

 ・痛みにより、口が開きにくくなる


→接客業や営業で見た目の印象が下がる

 ・抜歯後は顔が腫れる

  基本的に下の親知らずは上に比べて

  腫れやすいです

  下の親知らずを抜く際には大事な予定

  は後に入れない方がいいでしょう

  もし腫れた場合は氷などで冷やさず

  水で濡らしたタオルなどを外側から

  あてがうようにしてください

  (氷だと血の巡りが悪くなり、逆に

  傷口の治りが悪くなります)


→出血する

 ・体を動かす職業の方の場合、代謝

  を活性化させ、再出血する可能性が

  あります。ガーゼなどを厚くして

  噛み圧迫止血し、当院にお電話

  ください


→ドライソケット

 ・傷口のかさぶたの膜が剥がれ、そのまま

  仕事を続けた場合、細菌感染が起こり

  かなり強い痛みが伴うことがあります。

  この状態をドライソケットと呼びます。

  時間とともに痛みが落ち着くものでは

  ないので、すぐ受診してください。

  予防法としては患部を当日、翌日は

  触れずうがいも回数と強さを抑える。

  処方された抗生物質を必ず飲みきる

  ことです。


●早く仕事復帰するために気をつけること

→強いうがいや口をゆすぎすぎない

 水圧で簡単に患部のかさぶたが剥がれて

 出血してしまいます。

 1〜2日確実に出血が治まるまでうがいを

 控えて下さい。


→ガーゼを30分程噛んでおく

 当院では抜歯後30分程ガーゼを噛んで

 いただき、圧迫止血を行います。

 30分で出血が止まればガーゼは捨てて

 しまって大丈夫です。

 もし止まらなければ、ご連絡いただくか

 予備のガーゼを再び噛んでください。


→食事に気をつける

 ・アルコール

 ・辛いもの、刺激のあるもの

 ・硬いものではなく柔らかい食事

 ・抜歯した逆の歯を使う


→当日の歯ブラシは患部の周りだけ

 ・食べ物が留まりやすく、非常に気になる

  とは思いますが出血を予防するために

  当日は周りを丁寧に歯ブラシするように

  してください。


→激しい運動は控える

 ・傷口が塞がり出血がなくても

  運動をして代謝が上がれば当然

  出血しやすくなってしまいます。


→長い湯船は避け軽いシャワー程度にする

 ・運動と同様の理由で代謝をあげて

  しまうので、出血の要因になって

  しまいます。


→以上のポイントは抜歯後必ず歯科医師から

 注意事項としてお伝えさせていただきます

 のでご安心下さい。


●まとめ

・大事な仕事や予定があるときは

 調整しましょう

・抜歯後1〜2日で痛みや腫れがピークに

 なることがあるので、抜歯後翌日は

 当院で消毒にお越し下さい

・痛み止めを飲みと抗生物質に関しては

 飲みきって下さい

・抜歯後当日の注意点

 →激しい運動、アルコール、強いうがい

  、長い湯船はNG


以上になります!

色々と抜歯前は不安になることが多いとは

思いますが、当院では痛みのコントロール

傷口の確認を確実に行いますので

安心してお越しください!

お待ちしております!






親知らず抜歯後の仕事はどうすべき?抜歯後に起こる影響や過ごし方を解説

ブログ監修者


医療法人VERITAS うえの歯科医院 

理事長 上野友也


1993年 鶴見大学歯学部卒業

1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了

1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生

2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了

2002年 うえの歯科医院設立

2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立

2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了

2008年 JIADSペリオコース修了

2009年 JIADSエンドコース修了

2010年 JIADS補綴コース修了

2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了

2012年 ニューヨーク大学CDE在籍


• 所  属

国際インプラント学会(ICOI)会員

日本顎咬合学会会員

財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー

OSI会員

JIADS会員

厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医

鶴見大学歯学部附属病院共同診療医

済生会東部病院共同診療医

横浜労災病院共同診療医

日本歯周病学会

日本臨床歯周病学会

日本口腔インプラント学会

鶴見大学歯学部歯周病学講座