2022/07/05むし歯の治療の流れって?1日で終わるの?流れ期間について解説
こんにちは!鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院
歯科助手・管理栄養士の中西です。
暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
今年も上半期があっというまに過ぎていきました。学校では歯科検診が行われているようで、学校からのお便りからのお問い合わせも増えてきています。
私自身、学生の頃、体育館に集まって歯科検診を受けたことを覚えています。そのころは歯科医師の先生が呪文のようにブツブツ言っているなと思っていましたが、歯科ではたらく今では、あの時は歯の部位や状態について衛生士の方に伝えていたのかと理解できました。まさかあの頃は自分が歯科医院で将来働くとはまったく思ってもいませんでした。人生何が起こるかわかりません。
学校の歯科検診で、むし歯があると言われるとやっぱり不安ですよね、、、ということで、今回はむし歯治療の内容や期間について紹介します。
■むし歯治療の種類
むし歯治療といっても、部位・大きさ・深さ・神経に達しているかで治療期間や治療方法が大きく変わります。
◎軽い段階のむし歯の場合
削る範囲が少しで済む場合は、基本的には1日で終了することが多いです。
むし歯を専用の機器で削り、削った箇所に光で固まる樹脂を詰めて完了です。
むし歯を削る際は麻酔を使うこともあります。
◎少し大きく削る必要がある場合
少し大きく削る必要があるむし歯の場合は、
・むし歯部分を削る
・削った部分の型を取る
・歯科技工士に依頼して詰め物を作る(金属または樹脂)
・微調整しながら歯に装着する
という工程で治療を行います。
2回の来院で完了できます。
1回目で型取りまで行い、2回目(大体1週間ほど)で歯に装着。
◎抜歯が必要な場合
歯や顎の骨の状態、位置によっては抜いた方が良い場合もあります。
抜歯後は
・そのまま
・ブリッジにする
・部分入れ歯にする
・インプラントにする
という選択肢があります。歯の位置、歯の状態、顎の骨の状態、値段など様々な要素を考慮して選択をします。うえの歯科医院では専門のカウンセラーと相談することも可能です。
◎神経の治療が必要な場合
神経まで達したむし歯は治療期間が長くかかります。
・むし歯を削る
・神経を抜いて掃除する
・歯の根元を綺麗にする薬を入れて経過観察(この段階が時間がかかります)
・根元が綺麗になったら神経の代わりに薬を詰める
・歯の土台の型取りをする
・土台を入れる
・土台を入れたら歯の代わりになる冠用の型をとる
・微調整しながら冠をつける
という工程が必要です。
歯の根元をしっかりと治療して綺麗にしないと奥の方で再発してしまいます。そのため、他の処置よりも時間をかけて、時には薬を変えたりしてしっかりと治療する必要があり、どうしても時間がかかります。
■むし歯治療にかかる期間
むし歯治療にかかる期間については、
①軽いむし歯の場合は1日
②詰め物が必要な場合は1週間程度、2回の来院
③神経を処置する場合は、治療の進み具合のより長期間かかる
④抜歯の場合は、抜歯での来院、消毒までが2日程度、その後何を入れるかによって期間が異なる
と分類できます。
■むし歯を予防するための方法
◎はみがきをしっかり行う
むし歯を予防するために必要なこととして一番に上がるのが、はみがきです。
食後は口の中がむし歯になりやすい環境になっています。はみがきをすることでむし歯菌が活発になるのを防ぐことができます。毎食後のはみがきを習慣にしていきましょう。
◎デンタルフロスを使う
はみがきにプラスしてデンタルふフロスを活用することでさらにむし歯を防ぐことができます。歯と歯の隙間は歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすい場所です。一日一回からフロスを使って隅々までキレイにできるとむし歯に効果的です。
◎定期検診を受ける
むし歯の初期段階は痛みなどの自覚症状がでにくこともあります。定期的にむし歯のチェックをしてもらったりプロにクリーニングをしてもらうことでむし歯予防、早期発見につながります。また、はみがきをしっかりしているのにむし歯になりやすいという方もいるかもしれません。そんな方は歯の質や唾液にも原因がある可能性が、、、むし歯の原因を調べる検査もあるのでより効果的かつ効率的にむし歯対策をしたいという方は、ぜひそちらも活用してみてください。
■まとめ
むし歯治療といっても、むし歯の進行度合いによって治療の期間、方法が異なります。ご自身の歯を守るためにも、むし歯予防を普段から意識してみてください。また、普段の食生活にもむし歯のリスクを高める食材や食事方法がある可能性も、、、管理栄養士が食生活からむし歯予防をサポートすることも可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。