2022/06/19【矯正】矯正中は口内炎が増えるって本当?対策方法をご紹介!
こんにちは!
鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周病治療うえの歯科医院
歯科助手・管理栄養士の中西です。
みなさんは口内炎で悩んだことはありますか?
私は学生時代にワイヤー矯正をしていて、そのころは度々口内炎に悩まされていました、、、
やはり、矯正治療中は口内炎になりやすい。そこで今回は、矯正中に口内炎ができる原因や予防法についてご紹介します。
■歯列矯正中に口内炎ができる理由
歯列矯正中に口内炎ができる理由としては、、、
〇矯正装置が粘膜に当たる
矯正中に口内炎ができる原因は、矯正装置が粘膜に当たって傷になるためです。傷ができたところに菌が入り、炎症を起こすことで口内炎となります。
歯列矯正は歯の表面に装置を付けるため、頬や唇に矯正器具が当たって痛みが出たり、傷ができやすくなったり、口内炎ができやすい状態となります。
〇ストレス
口内炎はストレスが原因でできる場合もあります。ストレスが溜まっているときや免疫力が下がっているとき、睡眠不足や疲労などの体調がよくないときにもなりやすいです。
〇生活リズムの乱れ
栄養が偏った食事をしていると、口内炎ができる場合もあります。口内炎はビタミン不足によってできやすく、乱れた食生活からできることが多いです。
野菜やお肉などバランスのよい食生活でない、いつも同じものを食べて栄養が偏っているという人は、毎日の食事を見直すことも必要かもしれません。
■矯正が原因で発生する口内炎の種類
実は口内炎にもいくつか種類があります。
〇カタル性口内炎
カタル性口内炎とは、傷などで物理的にできる口内炎です。歯列矯正は歯の表面に装置を付けるため、頬や唇に矯正器具が当たってしまうことも多く、そのような原因でできる口内炎は、カタル性口内炎に分類されます。
〇アフタ性口内炎
アフタ性口内炎とは、白くて丸い形状をしています。ストレスや寝不足、ビタミンB2の不足が原因で起こる口内炎です。
〇カンジダ性口内炎
カンジダ性口内炎とは、カビの一種である「カンジダ菌」が引き起こす口内炎です。お口の中には、カビの一種である「カンジダ菌」が存在しており、お口の中が不衛生になると増殖し、口内炎を引き起こしてしまうのです。入れ歯を使用している人に多くみられ、入れ歯の形に沿ってお口の粘膜が赤くなる・白い膜ができるといった特徴があります。
〇アレルギー性口内炎
アレルギー性口内炎とは、金属アレルギーを持っている人に起こる口内炎です。被せ物などの金属に反応して、金属と触れている部分・その周囲が赤く腫れるのが特徴です。手足が腫れる・かゆくなるといった症状が出ることもあります。
■口内炎を予防する方法
そんな口内炎を予防する方法は次のようなものがあげられます。
〇矯正用のワックス等を利用する
矯正装置による傷が原因の場合には、「矯正用ワックス」を使用してみましょう。矯正用ワックスは矯正装置を覆う粘土のようなもので、口内炎の痛みの緩和・再発予防の効果が期待できます。
〇矯正装置を調整する
矯正ワックスを使っても口内炎が改善されない場合は、矯正装置自体の調整が必要な場合があります。一度歯科医院で相談することも大切です。
また、矯正の種類も関係しています。
・マウスピース矯正
ブラケットやワイヤーは使わず、透明のマウスピースを矯正装置として使用します。
1人1人の歯型を採り、デジタル技術で精巧なマウスピースを作成します。
治療段階に合わせて新しいマウスピースと交換していくことで歯を少しずつ動かし、希望の歯並びへと近づけていく方法です。
金属で口腔内が傷つかない、金属アレルギーの心配がないため、口内炎ができにくいというメリットがありますが、デメリットとして、
・適応できる症例(歯並び)に限りがある
・装着時間を守らないと治療の効果が出ない
・マウスピースの洗浄などの自己管理が必要
という点があります。
・ワイヤー矯正
歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を取り付け、ワイヤーを通し、動かしたい方向に適切な力をかけることで歯を移動させる方法です。
メリットとしては、
・適応範囲が広く、さまざまな症例(歯並び)の治療ができる
・取り外し不要
デメリットとしては、
・ワイヤーや矯正装置が目立ちやすい
・装着による強い痛みが起こったり、金属で口腔内を傷つけたりすることがある
・矯正装置が外れるのを防ぐため、硬い食べ物、ねばりの強い食べ物などが制限される場合がある
という点があります。
メリット、デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。
〇はみがきをしっかりする
口腔内のケアをきちんと行い、清潔にしておくことも口内炎の予防になります。
口内炎は矯正装置などが粘膜に擦れる刺激で傷となり、傷口に菌が入ってできることが多いです。しかし、口腔内をいつも清潔にしていれば、傷ができても菌が繁殖するのを防げます。
矯正装置は特に菌が溜まりやすいため、隅々まできちんと磨いて清潔にしましょう。
まだ矯正を始めたばかりで歯並びが悪く歯磨きがしづらいときは、部分的に磨ける細かいブラシもおすすめです。
〇生活習慣を見直す
口内炎予防として、摂取したい栄養素を意識して取り入れることもおすすめです。
ビタミンC:トマトやピーマンなどの緑黄色野菜、イチゴなど
ビタミンB2:ブロッコリー、納豆、チーズ、レバー、ウナギなど
ビタミンB6:ささみ、大豆、マグロ、バナナ、アボカドなど
このようなビタミンを意識的に取り入れることも効果的です。
また、睡眠・休息を取ることも重要です。口内炎は免疫力が低下しているとできやすいです。しっかりと睡眠を取りゆっくり休んで免疫力を高め、口内炎になりにくい体を作りましょう。
■まとめ
矯正中の悩みの種の1つである口内炎、原因や予防法についてご紹介しました。
うえの歯科医院では、管理栄養士も在籍していますので、食事から口内炎にアプローチすることも可能です。お悩みの方は是非お気軽にご相談ください。
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