2022/06/05前歯が欠けた時どうする?原因や治療法は?
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。
前歯が欠けてしまったこと、ありませんか?
今はマスクをしている分、人から歯を見られることも少なくなりましたが、
人前でお食事をすることや、多少マスクを人前で外すこともありますよね。
そんな時に、前歯が欠けていると、上手く笑えなかったり、人目を気にして食事が進まなかったり…と、とっても困りますよね…。
このように前歯が欠けてしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?そしてどのような治療法があるのでしょうか?
また前歯が欠けてしまう原因は何なのでしょうか?
今回は前歯が欠けてしまった時のことについて、詳しくお伝えします!
■前歯が欠ける原因
そもそも、前歯が欠けてしまうのは何故なのでしょうか?
前歯が欠ける原因はいくつかありますので、一つずつみていきましょう。
◇外部からの力で損傷する
運動中や日常生活の中で転んでしまったり、ぶつけってしまったりすることで、前歯が欠けたり折れたりすることがあります。
前歯だからこそ、ぶつかりやすい場所であるため、ダメージを受けやすいのです。
また、硬いものを前歯で噛んで、欠けてしまうこともあります。
◇むし歯にになっていて欠ける
むし歯になっていて、歯が脆い状態であったり、元々神経を取って根っこの治療をされたことがある歯ですと、他の歯よりも折れたり欠けたりしやすくなってしまいます。
◇歯ぎしりや食いしばりによって欠ける
歯ぎしりや食いしばりをすると、歯にものすごい大きな力がかかります。その力はりんごを潰せるほどもあります。
歯ぎしりや食いしばりの癖があると、その分、歯に力がかかっている時間が長くなってしまうため、歯が欠けたり折れたりすることもあります。
特に前歯の噛み合わせが悪く、噛んだ時の位置が良くないと、影響を受けやすいです。
■欠けた前歯を放置するとどうなる?
もし、前歯が欠けてしまった場合、欠けた部分が小さくても歯が欠けると表面がざらざらしてしまい、口の中の粘膜や唇、舌の先などを傷つけてしまうこともあります。
もし前歯が欠けた状態で放置してしまうとどうなってしまうのでしょうか?
◇噛み合わせが悪くなる
欠けてしまっている分、上下の歯が当たるところがかわるため、噛み合わせが変わってしまいます。
◇歯がしみる
欠けてしまった分、歯の神経が外部に近くなってしまうため、飲み物や食べ物、風などで歯がしみやすくなってしまいます。
◇むし歯の原因となる
歯が欠けてしまった時の断面はざらざらとしていることもあります。そこに磨き残しであるプラークが溜まりやすくなり、むし歯になりやすくなってしまうこともあります。
また、残った歯の根の部分にひびが入ってしまったり、割れてしまった場合は、放置するとその割れた亀裂部分から菌が入り込んでしまい、最悪の場合、その歯は残せず、抜かなければいけなくなることもあります。
もし前歯が欠けてしまった時は、欠けてしまった部分が小さかったり、痛みなどがなかったとしても、最悪の事態を防ぐために、早めに歯医者さんへ行きましょう。
■前歯が欠けたときの歯科医院での治療法
前歯が欠けてしまった場合、歯医者さんではどのように治療をするのでしょうか?
前歯の修復方法をみていきましょう。
◇欠けた歯の面積が小さい場合
欠けた部分が一部で、小さい場合はレジンというプラスチックの材料を詰めて、光で固めることにより、歯を修復します。保険適用内で、自分自身の歯に近いお色で治すことができます。
◇欠けた歯の面積が中くらいの場合
欠けた歯の面積が中くらいの場合は、被せ物をして前歯を治します。
保険適用内ですと、前歯の被せ物は、金属のフレームに白いプラスチックを貼り付けた被せ物を被せて治します。費用は抑えられますが、プラスチックが変色しやすかったり、剥がれやすかったり、金属の縁取りが表面に見えてしまったりすることもあります。
一方で保険適用外の治療を選択することもできます。セラミックやジルコニアなどの材料を使った被せ物を選ぶことができ、白い被せ物や詰め物などで治すことができます。費用は高めですが、見た目の問題や歯を長持ちするためにも、特に前歯の部分では選ばれることの多い治療法です。
◇欠けた歯の面積が大きい場合
神経が生きている場合は、歯が欠けた面積が中くらいの場合と同じく、全体を覆う被せ物をして、歯を残すことができます。
歯が欠けた部分が神経にまで達してしまっている場合は、歯の根の治療をする必要があります。神経を取り除き、神経が通っていた管をお掃除をしてきれいにした後に、土台を立ててその上から被せ物をします。
根っこの状態によって、治療の回数は異なります。
また、歯が欠けた面積がかなり大きく、歯の根を覆う膜組織や骨縁下組織という部分まで傷が広がってしまっている場合は歯を残すことが難しく、抜歯を検討することもあります。
抜歯した後には、どのような治療の選択肢があるのかというと、大きく分けて3つです。
隣の歯を削って、連結させた被せ物を入れるブリッジの治療、もしくはインプラントや入れ歯で歯を補う方法もあります。
抜歯をした後の欠損部を補う治療方法には、それぞれメリットとデメリットがありますし、最適な治療方法はその時の歯の状態にもよります。まずは歯医者さんにご相談くださいね。
■まとめ
今回は前歯が欠けてしまう原因と、前歯が欠けた時の治療法をご紹介しました。
特に人から見えやすい前歯だからこそ、欠けてしまうと鬼になるかと思います。
ずっと付き合う自分のお口の中のことだからこそ、歯のプロフェッショナルがそろう歯医者さんにまずは相談をしてみましょう。
また、前歯が欠けてしまった時には、欠けてしまった部分を触りすぎないように注意してください。気になって触りたくなってしまうかもしれませんが、そこから菌が入り込んでしまったり、さらに欠けてしまったり、ぐらつきが強くなってしまったりします。
そして、欠けてしまった歯は牛乳や生理食塩水に浸けておくと、また使える可能性もあります。捨てずに保管をし、歯医者さんに持っていけるようにしておきましょう。
特にお子様は転んでしまったり、お友達とぶつかって歯が欠けてしまうこともよくあるかと思います。
その時は、歯だけではなく、歯肉や唇にも傷がある可能性もあります。できるだけすぐに歯医者さんに連絡し、診てもらうようにしましょう。
当院では前歯に被せ物等が必要になった場合、専門のカウンセラーとご相談することもできます。
大切な歯だからこそ、後悔のない選択ができるよう、ぜひご相談ください!
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