2022/04/17はみがきは1日に何回するのが正解?ベストなタイミングもご紹介!
こんにちは!
鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周病治療うえの歯科医院
歯科助手・管理栄養士の中西です。
新生活が始まり数週間。皆さんは環境に変化がありましたか?うえの歯科医院にはフレッシュな新人が3名がカリキュラム達成に向けて日々頑張っています。新しい環境はドキドキワクワクしますよね!私自身も身が引き締まる思いで日々の診療に取り組んでいます。
今回は、はみがきの頻度やタイミングについて解説していきます。
■はみがきは1日に何回やるのが良い?
みなさんは1日何回、歯をみがいていますか?
実は、「歯を〇回みがきましょう」と厳密には決められていないんです。
それぞれライフスタイルやお口の中の状態も異なることから、1日にはみがきできる回数も変わってくるものです。ただ、虫歯や歯周病をしっかりと予防するのであれば、最低でも1日2回は磨くことがおすすめです。はみがきの回数が1回か0回である人は、明らかに虫歯や歯周病のリスクが高くなります。それ以外にも、さまざまな口腔疾患や全身疾患を引き起こすこととなるため注意しましょう。
■はみがきをやりすぎるとどうなる?
はみがきをやりすぎると実は、かえって悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
△歯の表面が傷つく
はみがきのやりすぎや、力を入れすぎてしまうと歯の表面が傷つく可能性があります。
歯の表面の層、エナメル質が傷つくと知覚過敏などの原因となってしまうことも、、、
歯の表面は、硬い「エナメル質」で覆われています。
しかし、強い歯磨きを繰り返すと、このエナメル質が削られてしまい、内側にある「象牙質」が露出してしまうことがあります。
そうなると、知覚過敏の症状につながります。
エナメル質は、毎日の食事やはみがきで常に非常に細かい傷が付きますが、正常な状態だと唾液に含まれる成分によって修復することが可能です。
ただ、あまりに削られる量が多くなると、修復が追いつかなくなります。
また、エナメル質が薄くなると歯の透明感やツヤも失われますので、見た目も気になってくる可能性があります。
△歯肉が退縮する
歯ブラシが開くほどゴシゴシ力を入れてみがくと、歯肉が磨り減ってしまいます。
強い力ではみがきをすると、歯だけではなく歯茎も傷つけてしまうことがあります。歯茎にこまかいすり傷ができると、歯茎が退縮して歯の根元がむき出しになってしまうこともあるため、注意が必要です。
「以前より歯が長くなった気がする」「歯茎がやせてきた感じがする」場合は、加齢や歯周病が原因になっているケースもありますが、実ははみがきのしすぎによって生じている場合もあります。
△歯茎が腫れる
強い力ではみがきをし続けると、歯茎が傷つき炎症を起こすことも、、
炎症があると、歯茎が腫れ場合によっては出血を起こす可能性があります。
■はみがきをする理想のタイミング
はみがきをする理想の回数とタイミングはズバリ1日3回。朝昼晩です。
△起床後
まずは、起床後です。
睡眠中というのはお口の中でむし歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなっているからです。これは唾液の分泌量が低下することが原因です。ですから、朝起きた時のお口の中は、かなりの細菌が繁殖している状態です。朝、歯磨きをせずそのまま学校や職場へと出かけてしまうと、細菌だらけのお口で1日過ごすこととなります。
△食後
次は食後です。
はみがきは毎食後に行うのがベストといえます。さらに、朝昼晩の3回だけではなく、おやつや夜食など、細菌のエサとなる食べ物を口に含む度に歯磨きをするのが最善といえます。そうしたはみがき習慣を身に付けることで、むし歯や歯周病の予防に効果的です。
△就寝前
最後は就寝前です。
就寝前にも必ずはみがきするようにしましょう。これは細菌の活動が活発化する睡眠時に、少しでもむし歯や歯周病のリスクを下げるために行うはみがきです。夕食後にはみがきをして、就寝までの間に何らかの食べ物や飲み物を口に含んでしまうと、結局は細菌の繁殖を促すこととなるので注意が必要です。そういった場合は、夜眠る直前にもはみがきをする必要がでてきます。
■赤ちゃんは例外
赤ちゃんのころは歯ブラシに慣れさせることが一番の目標です。歯が生えてきた頃から、歯ブラシに慣れさせることを意識して取り組んでみましょう。
歯みがきを始めたばかりの時期には1日1回でも歯みがきができたら大丈夫です。
お子さんの機嫌のいいときや、お父さんお母さんに時間や気持ち的な余裕のあるときに1回は歯ブラシを使ってていねいに磨いてあげましょう。
また、夜寝ている間は、唾液の量が減ってむし歯菌が繁殖しやすい時間です。
1日1回の歯みがきのときには、就寝前のタイミングにすることがおすすめです。
歯みがきに慣れてきて1日2回磨けるようになってきたら、夜寝る前に加えて朝食後に歯ブラシを使うことが理想です。
■まとめ
はみがきの強すぎ。やりすぎは、お口の中に悪影響を及ぼすこともある!
はみがきの理想の回数は1日3回。タイミングは、起床後・食後・就寝前。
赤ちゃんのはみがきは1日1回から。
はみがきを正しい回数、タイミングで行うことでむし歯、歯周病の予防を効果的に行いましょう。
正しいはみがきの方法は、うえの歯科医院の衛生士がしっかりお教えします。
是非お気軽にお声掛けください。