2022/03/24下がった歯ぐきを自力で戻すことはできる?歯ぐきが下がるのを予防する方法!
こんにちは!横浜市鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院、歯科助手・管理栄養士の高岡です♪
今回は歯ぐきについてのお話です。
歯磨きの時など、鏡で自分の口元を見た時に、
「もしかして歯ぐきが下がってきている・・・?」と気になったことはありませんか?
そんな歯ぐき下がり、戻すことはできるのでしょうか?
また、歯ぐきが下がる原因は何なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!!
■下がった歯ぐきを自力で戻すことはできる?
結論からお伝えすると、基本的には下がった歯ぐきを元に戻すことはできません・・・。
しかし、例外もあります!!
では、どのような時には、下がった歯ぐきを元に戻せる可能性があるのでしょうか。
◇初期段階であれば元に戻る可能性もある
正しい歯磨きや歯磨きで力を入れすぎなければ戻ることもあります。
しかし、基本的には一度下がってしまった歯ぐきが元に戻ることはありません。
いかに、今以上に歯ぐきが下がることを防ぐか、がポイントとなります。
◇歯磨き粉では下がった歯ぐきを元に戻すことはできない
歯ぐきに良い歯磨き粉はよくドラックストアなどで並んでいるかと思います。
しかしそのような歯磨き粉を使うことにより、
もうすでに下がってしまった歯ぐきを元に戻す、ということはできません。
ですが、朗報です!!
歯ぐきを健康に保つ歯磨き粉を使うことにより、歯ぐきがさらに下がることを防ぐことができる可能性はあります。
歯ぐきの組織修復機能・抗炎症作用・血行促進作用・殺菌作用・止血作用などの成分が入った歯磨き粉を使うことで、
歯ぐきが下がる原因である歯周病を防ぐことを助けてくれます。
上でも述べたように、今の歯ぐきの状態をどれだけ健康的にキープするか、が大切ということですね。
■歯ぐきが下がる原因とは?
そもそもなぜ歯ぐきが下がっていってしまうのでしょうか?
歯ぐきが下がる原因はいくつか考えられます。
◇歯周病
まず一つ目の原因が歯周病です。
歯周病という病気はよく耳にされるかとは思いますが、どのような病気かご存知でしょうか。
歯周病とは、細菌に感染することにより、歯を支えている土台となる骨が溶けてしまう病気です。
支えとなる骨が溶けてしまうことに伴って、その周りの歯ぐきも痩せて下がってきてしまいます。
◇間違った歯磨き
歯磨きをする時に力が強く、歯ぐきに圧がかかってしまうことも原因の一つです。
歯ブラシがガシガシと歯ぐきに当たり、歯ぐきが傷ついて下がってしまいます。
◇歯ぎしりや食いしばり
夜寝ている時やお仕事で集中している時、重いものを持ったりと力仕事をする時など、
歯ぎしりや食いしばりを無意識にしてしまっている方は多くいらっしゃいます。
このような歯ぎしり食いしばりがあると、歯や歯を支えている歯周組織に過剰な負担がかかり、
骨が下がって歯ぐきが下がる原因となります。
歯ぐきが下がってしまう原因はこれらの3つが主に挙げられますが、
他にも、詰め物や被せものの縁の部分が合わず、歯ぐきに炎症が起こってしまったり、
矯正治療の影響、加齢なども歯ぐきが下がる原因となります。
■10代や20代でも歯ぐきが下がることはある?
歯ぐきが下がる原因に加齢もありましたが、若い方でも歯ぐきが下がることがあります。
◇若くても歯ぐきが下がるリスクはある
歯ぐきが下がる原因の一つに歯周病がありましたが、歯周病は若い人でもなることがあります。
磨き残しが多かったり、喫煙習慣などがあると、歯周病にかかるリスクは上がります。
歯周病にかかることにより、若い方でも歯ぐきが下がる可能性があります。
また、噛む力が強い場合や、上記のように歯ブラシを当てる力が強い場合には、
歯ぐきに負担がかかり、歯ぐきが下がってしまいます。
◇若いうちに歯ぐきが下がったら早めに歯科医院へ
万が一、10代、20代のうちに歯ぐきが下がってしまうようであれば、
早めに歯医者さんに相談しましょう。
他の歯と比べて明らかに歯ぐきが下がっている、歯ぐきが下がっている歯の根元がしみる・・・
というような症状がある場合には特に、治療が必要な場合が多くあります。
歯周病やむし歯があるかもしれません。
歯医者さんで早めに診断してもらいましょう。
放置をしてしまうと、治療する期間が長くなってしまったり、抜歯するリスクなどが高まってしまいます。
自分の歯と歯ぐきを守るためにも早めに歯医者さんへ行きましょう!
■歯ぐきが下がるのを予防する方法
一度下がってしまったら戻らない歯ぐきですが、
だからこそ、これ以上歯ぐきが下がるのは防ぎたいですよね。
どのように歯ぐきが下がるのを予防したらよいのでしょうか?
◇丁寧に歯磨きをする
まずは何よりも、毎日の歯磨きです!
できる限り磨き残しを少ない状態をキープできるように、丁寧に歯磨きをしましょう。
そうすることでむし歯だけでなく、歯ぐき下がりの原因となる歯周病を予防することができます。
特に磨き残しが残りやすいのは、歯と歯の間、奥歯の噛む面の溝、歯と歯ぐきの間です。
歯ブラシで磨きづらいところは、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使い、
磨き残しをきれいに取り除いていきましょう!
正しい歯磨きを歯医者さんで教わることも大切です。
◇禁煙する
タバコを吸うことで、血液中の酸素濃度が下がってしまいます。
そうすると、免疫力が下がってしまったり、怪我や病気をした時の回復力も下がってしまいます。
つまり、身体中の細胞が酸欠状態で弱ってしまっている状態なんです・・・。
そのため喫煙者は、タバコを吸っていない方に比べて、歯周病菌に対する抵抗力が少ないのです。
よって喫煙者は、歯周病にかかりやすいだけでなく、かかった歯周病の進行もとても早くなってしまいます。
つまり、歯周病による歯ぐき下がりも顕著に出てしまうのです。
禁煙をすることは全身の身体の健康にもつながりますね。
◇ビタミンを摂取する
ビタミン群を摂取することで、免疫力を高めることも大切です。
そうすることで健康な歯ぐきを保つことができます。
特に免疫力を高めるビタミンとしては、
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEがあります。ビタミンのACE(エース)と覚えられているんですよ♪
これらのビタミンは根菜類や、葉物野菜、ナッツ類などに多く含まれます。
また、ビタミン以外にもポリフェノールも免疫力アップが期待できる成分です。
ポリフェノールは、コーヒー・チョコレート・ワインなど
色が濃く、植物や種実などが原料となっている食品に多く含まれます。
ぜひぜひ意識的に食べてみてくださいね。
■まとめ
今回は、歯ぐきが下がってしまった時に元に戻すことができるのか?
その原因と対策をご紹介しました。
結論としては、下がってしまった歯ぐきは、基本的には元に戻すことはできません・・・。
しかし、今以上に歯ぐきが下がることを防ぐことはできます。
歯ぐき下がりが気になり、触ってしまうことにより悪化してしまう場合もありますので、
気になったらすぐに歯医者さんへ行くようにしましょう!
うえの歯科医院ではお口のことはもちろん管理栄養士によるお食事の相談も行っています。
気になることがある方は気軽にスタッフに声をかけてください!
【ブログ監修者】
医療法人VERITAS うえの歯科医院
理事長 上野友也
1993年 鶴見大学歯学部卒業
1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了
1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生
2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了
2002年 うえの歯科医院設立
2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立
2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了
2008年 JIADSペリオコース修了
2009年 JIADSエンドコース修了
2010年 JIADS補綴コース修了
2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了
2012年 ニューヨーク大学CDE在籍
• 所 属
国際インプラント学会(ICOI)会員
日本顎咬合学会会員
財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー
OSI会員
JIADS会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
鶴見大学歯学部附属病院共同診療医
済生会東部病院共同診療医
横浜労災病院共同診療医
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
鶴見大学歯学部歯周病学講座