2021/09/12実はむし歯になりやすい飲み物⁉炭酸水はむし歯になりやすい?
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院
歯科衛生士の高橋です。
すっかり秋の気候になってきましたね。
早朝や夜は肌寒い季節になってきました。
寒暖差で体調を崩すことがないように皆様どうぞご自愛ください。
さて、本日は今お手元にある飲み物何があるでしょうか?
あなたがよく飲んでいる飲み物は何でしょうか?
また、お子様にあげている飲み物は何でしょうか?
おうちにある飲み物を見直すきっかけになることでしょう!
今日のテーマは「飲み物」です!
よく聞くのは炭酸、ジュースはむし歯になりやすいと聞くけど、
野菜ジュースは?
炭酸水は?
これらも含めて、飲み物を歯科の観点からみていきます。
目次
■炭酸やジュースがなぜ悪いと言われるの?
■実はこの飲み物も⁉この観点で飲み物をみてみましょう!
■むし歯にならないためには?
こちらでお話していきますね!
■炭酸やジュースがなぜ悪いと言われるの?
もしかしたら、耳にしたことがある人もあるかもしれませんが
炭酸やジュースはむし歯のリスクが高い!
と、ざっくり聞いたことがある方がいるのではないでしょうか?
その理由をちゃんとご存知の方はいらっしゃいますか?
それは飲み物のpHが関係しています。
理科の授業の中でpHは聞いたことある方もいるのではないでしょうか?
水素イオン濃度を表すときに使われます。
酸性、中性、アルカリ性を示すときにも使われますね。
むし歯になるリスクが高いものは、pH3.9以下の飲み物です。
炭酸やジュースだとこの㏗が低い(酸性)ものがおおいのです。
そのため、むし歯になりやすい、歯を溶かしやすいと言われているのです。
確かに、pHが低いと酸蝕症やむし歯になりやすいと言われます。
歯の表面のエナメル質が溶けてきてしまうのは、pH5 以下です
pH3.9以下の飲み物はむし歯のリスクが上がると考えられます。
しかし、実は必要な視点はそれだけではありません。
■実はこの飲み物も⁉この観点で飲み物をみてみましょう!
先ほどお話した通り、酸性の物は酸蝕症やむし歯になりやすいです。
実は、それだけではなく着目してほしいのは飲み物の「糖度」です。
糖質の摂取頻度が増えるとむし歯のリスクが上がるのは聞いたことあるかもしれません。
「甘いものを食べるとむし歯に」ということですね。
1日に摂取する総量がむし歯に関係することもわかってきています。
むし歯予防のためには、砂糖の摂取は1日およそ25g以下とするように推奨されています。
お菓子だけではなく、飲み物も含めて一日の糖の摂取量を考えることが大切なのです。
飲み物の糖度が10%以下のものは比較的まだむし歯のリスクが低いです。
たくさんの飲み物があるので、こちらで全てを紹介しきれないのですが…
代表的なものをいくつか紹介させていただきますね!
【フルーツジュース】
pHは4.0以下のものがほとんど
糖度は10%前後です。しかし、高いもので19.4と高めの物もあります。
このような点から、頻繁に飲んでいるとお口の中が低いpHと高い糖度に晒されてむし歯リスクがあがります!
【炭酸ジュース】
pHは3.0以下の物がほとんど
糖度は10%前後です。
特に、ゼロカロリーのものだと、糖度は3.5%以下になるようですね!
しかし、pHは変わらず3.0以下なのでやはり飲み方に注意は必要です!
そして、炭酸ジュースは糖度もPHもむし歯リスクをやはり代表しています…
では、同じ炭酸で炭酸水は?
【炭酸水】
pHは5.0前後
糖度は2%以下がほとんど
同じ炭酸水でもpHが変わります!
フレーバー炭酸はpH3.0前後になるので、
これは製品自体に酸味料などが含まれている可能性があります。
炭酸も、どのように作られているのかチェックするといいかもしれません
なかでも私が驚きだったものは以下のこの2つです!
・野菜飲料・こども野菜飲料・子供ジュレ
・エナジードリンク
【野菜飲料・こども野菜飲料・子供ジュレ】
pHは4.0以下がほとんど
糖度は11%以上のものばかり
栄養補給?としてお子さんに与えている方を多く見たので、数字でみると
ちょっと怖くなりました。
両方がむし歯のリスクがとても高い数値をだしています。
ジュースとほぼ同じと考えるといいのかもしれません。
野菜が入っているなら健康によさそう!だけでは考えない方がいいかもしれません…
実は、むし歯のリスクをあげている可能性もあります。
【エナジードリンク】
pH4以下
糖度11%以上
お仕事で忙しいかたとか、受験生とか、結構飲まれる方多いですよね。
でも、炭酸ジュースと同じだけむし歯リスクが高い…
しかも、これ飲むときって、結構すぐに歯を磨けないような状況の時じゃないでしょうか?
偏見ですかね…?
でも、歯が心配になってしまいます…
■まとめ
実は体によさそうにみえても、むし歯のリスクを考えると…
という飲み物って結構あります。
そういう時は、飲み方を気を付けるだけでもリスクを減らせます!
例えば、少しずつ飲まないとか
時間を決めて飲む
飲んだら歯磨き
ストローで歯に当たらないようにのむ
などなど。
控えるのが一番かもしれませんが、なかなかできない方は
このように工夫されてみてはいかがでしょうか?
すこしでも、皆さんとお子様の歯が守られますように。。。
うえの歯科医院では歯の治療やメンテナンスだけでなく管理栄養士による食事の相談も行っています。
気になる方は気軽にスタッフに声をかけてください!
【ブログ監修者】
医療法人VERITAS うえの歯科医院
理事長 上野友也
1993年 鶴見大学歯学部卒業
1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了
1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生
2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了
2002年 うえの歯科医院設立
2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立
2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了
2008年 JIADSペリオコース修了
2009年 JIADSエンドコース修了
2010年 JIADS補綴コース修了
2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了
2012年 ニューヨーク大学CDE在籍
• 所 属
国際インプラント学会(ICOI)会員
日本顎咬合学会会員
財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー
OSI会員
JIADS会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
鶴見大学歯学部附属病院共同診療医
済生会東部病院共同診療医
横浜労災病院共同診療医
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
鶴見大学歯学部歯周病学講座