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2021/05/20唾液を増やすには水の飲み方が大切?どのくらい摂取すれば良いの?

しとしと雨が降っています。(いつかいたんだ!!)

ちょっと寒いです。

でも、元気に…

こんにちは!!!!うえの歯科医院の歯科衛生士、笹井です!!


2月に唾液の力について書きました。

コロナ禍で再注目!唾液のちから…こちらをご参照ください。



唾液は知られている以上にいろいろなお仕事をしてくれています。



唾液が減ると、むし歯リスクが格段に上がります。

唾液が減ると、風邪をひきやすくなります。

唾液が減ると、ご飯がおいしく食べられなくなります。

唾液が減ると、口の中に痛みを感じやすくなります。

唾液が減ると、様々な害が出てくるのです。


そこで。

唾液を増やすためにまず大切な、「水を飲む」ということについて、今日は勉強していきたいと思います!



 

体の中の水分量が減ると、人間はまず唾液を減らすことで水分を逃がさないようにしようとします。

つまり、体内の水分を十分の保つことがまず、唾液をしっかり出すということの第一歩になるのです。



 



◇なんで水が必要?

体を占める水の割合

私たちの体は、5560%が水で占められています。

脳・腸・腎臓・筋肉・肝臓などの組織は水分含有率が80%にもなります。


水の働き

水の主な働きは

①物質の溶解

②物質の運搬

③体温調節  です



 

①物質の溶解

人は栄養を取るために食事をします。食べ物を食べると、その食べ物は口・食道・胃・小腸・大腸を通って排泄されていきます。

その間に食べ物は、吸収しやすい形に分解されますが、最終的には水に溶けた状態で代謝されます。


②物質の運搬

吸収された栄養素は体内の必要なところに運搬されていきます。運搬は、血液やリンパ液にのって必要な細胞に運ばれていきます。

また、不要になった老廃物(使われて古くなったもの)も血液やリンパに乗って集められ、尿として排泄されます。


③体温調節

水は、温まりやすく冷めにくい性質があります。水は温度変化が少ないので体温を一定に保つことに役立っています。

汗をかくことで放熱し、尿をためることでおなかを温めます。(寒くなるとトイレに行きたくなるのはそのため…)


そのほか、目を潤したり、肌を潤したり、粘膜を潤したり、するのに役立っており、それぞれ乾燥すると不具合、出ますよね。

十分な水分を摂取することで、体が必要な栄養素を必要な部位に運び、老廃物・毒素を排泄してくれるのです。

水は体にとって必要不可欠な存在なのです。



 

◇水分の摂取

そんな、生き物にとって必要不可欠な水分。

一日必要な摂取量はどれほどなのでしょうか。



一日に必要な水分量

ほとんどの栄養素は食事摂取基準によって摂取量が定められていますが、実は水は基準値が設定されていません。しかし、生き物にとって水は費用不可欠です。

口から飲む飲料水(1,000ml)と、食べ物の中に含まれる水(1,100ml)を足した「摂取される水」

栄養素が体内でエネルギーになる時に生成される「代謝水」(300ml

があります。

この二つを合わせて一日2400mlの水が必要です。



 また、尿や便となって排泄されたり、自然に皮膚から蒸発されるなどして12,400mlの水分を排泄しています。

(尿量・1,500ml、便は100ml、呼気は300ml、汗500ml


人の体は、1日の水分の出入りを均衡に保っているため、水分摂取量で尿量で調節されます。汗をかいたときには水分補給が大切で、体内の水分が足りなくなると唾液で調節するために喉が渇いてきます。

渇いた時点ではもう脱水が始まっています。



一日に飲む水分量は?

一日に必要な水分が2400mlということで、その分を補てんする必要があります。

食べ物から摂取する分をさしひいても、一日1,500ml2,000mlの水を飲む必要があると考えられています。

運動をする人や熱い地域に住む人はもっと飲む必要がありますし、年齢や体重、ライフスタイルによって適正な水分摂取量は変わってきます。

健康な成人は毎日体重1キロにつき約35mlの水が必要で、これは一般的な化学団体による最低限の量です。

自分の体重×35mlするとそれぞれに必要な最低限の水分量が出てきますね。

それに加え、ライフスタイルによって多めにとる必要が出てくるでしょう。

また、お子様に関しては体重と関係なく1,100mlが必要とされています。



 ◇どんな飲み物で水分をとるべき?

「水」です!!!!!!

ここは声を大にして言いたい…!

水を飲むのです!!!!!

ソフトドリンクには砂糖や添加物が入っています。水分として純粋に取り入れる前にこの添加物を代謝するためによけな水分を使います。

また、甘いもの・炭酸などを常飲することでむし歯のリスクは格段に上がります。

そしてこの甘い飲み物、炭酸はかえって水分補給のニーズを上げます。

甘いもの飲んだ後、口の中べたべたしませんか…?

水を飲みましょう!!!



◇正しい水の飲み方ってあるの?

では、どのように水を飲むのが正解なのでしょうか。

・朝一番にコップ一杯の水を飲む

…夜寝ている間に失った水分を補給し、体の毒素(老廃物)を排除します


・午前中に1リットル飲む

・職場ではデスクや手の届くところに水の入ったボトルを置きましょう

・一日に飲む水の量を考え、大きなボトルを使って目標設定を置きましょう

…飲んだ量を目に見えるようにすることで、一日の摂取量を達成しやすくまります

・食事の旅に一杯のお水を

・出かけるときにもお水を持っていきましょう

・新鮮な果物や野菜がふんだんに含まれた食事をしましょう

・コーヒーやソフトドリンクを飲むときは、コップ一杯の水を一緒に飲みましょう

…コーヒーや紅茶などには利尿作用があり、水分摂取をしたつもりでも実は排泄する量が上回ることもあります。添加物の代謝を助けるため、いっぱいのお水を一緒に飲むことをお勧めします。

唾液を増やすには水の飲み方が大切?どのくらい摂取すれば良いの?

うえの歯科医院では歯科衛生士にお口の乾燥についての相談や

管理栄養士によるお食事も含めた管理栄養士も行っています。

気になることや心配事がある方はぜひご相談ください。