2021/05/02口臭の原因と対策を知ろう!
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院
歯科衛生士の高橋です。
最近暖かくなってきましたね。
日差しも強い時期なので、今から日焼け止めはしっかり塗ることを
おススメします!
さて、今回は「口臭」についてお話します。
マスク生活がまだまだ続いています。口臭について実は悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
さて、今回は口臭についてお話していきます。
目次
■口臭とは
■口臭の主な原因物質
■口臭でも治療対象にならないものもある
■口臭の対策を知ろう!
■自己判断せずにまずは気軽に相談しましょう
■口臭とは
そもそも口臭とは何でしょうか?
「呼吸や会話をしたときに口から出てくる息が、他人にとって不快に感じられるもの」と
定義をされています。
重要なのは本人ではなく、第三者がにおいを不快に感じるか否かということです。
このにおいを感じる嗅覚は個人差があります。
同じ人でもその時の体調や心理的要因によってにおいの感受性は大きく変化します。
香水も好みの香りがありますが、人によってはあまり好きではない香水の香りってありますよね。
これは、そういうことなのです。
また、嗅覚には同じ匂いを長時間かいでいるとそのにおいに慣れてしまう順応反応があります。
そのため、自分では気づきにくく、口臭を気にされる人の大半は
人に指摘された方が多いのです。
■口臭の主な原因物質
口臭って実は人によってにおいが違います。
それはにおいの元である原因が違うからなのです。
口臭の主な原因物質は
・硫化水素
・メチルメルカプタン
・ジメチルサルファイド などの揮発性硫黄化合物
です。
新陳代謝で剥がれた粘膜の角化上皮、血液成分などのタンパク質を口腔内細菌が
分解してシステインやメチオニンなどの硫黄を含んでいるアミノ酸をもとに生成されます。
発生するにおいの強さは、細菌の種類や量、歯や舌、入れ歯の清掃状況、唾液の分泌量
等で異なります。
ちなみに、
・硫化水素⇒卵が腐ったようなにおい
・メチルメルカプタン⇒魚や野菜が腐ったようなにおい
・ジメチルサルファイド⇒生ごみのようなにおい
また、糖尿病の人はアセトン臭(ツンとする甘ぐさいにおい)がすることもあります。
少し難しいことを書いてしまいましたが、お口の中、特に舌の上には新陳代謝で剥がれ落ちた
粘膜、歯周病で発生した血液成分、お口の細菌が集まっていて
そこにあるタンパク質を細菌が分解してガス(口臭の原因臭)が発生されます。
■口臭でも治療対象にならないものもある
口臭はその発生原因によって
①生理的口臭
②飲食物、嗜好品による口臭
③疾患、異常などの病的原因による口臭
④心因性の口臭
に分けられます。
少し、詳しくお話すると、
①生理的口臭
朝起きた時、お腹が空いているとき、疲れているときなどに感じる口臭です
②飲食物、嗜好品による口臭
ねぎ、にら、にんにく、アルコール、タバコなどにより感じる口臭です
③疾患、異常などの病的原因による口臭
耳鼻咽喉科系の疾患⇒副鼻腔炎、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、咽喉頭がんなど
呼吸器系疾患⇒化膿性気管支炎、肺膿瘍、肺がん、肺のカンジダ症など
消化器系疾患⇒食道狭窄、食道がん、胃がん、逆流性食道炎
その他の疾患⇒糖尿病、腎不全、尿毒素、肝硬変、慢性肝炎、トリメチルアミン尿症 など
④心因性の口臭
自己判断による口臭
このように大きく分けることができます。
この中で治療の対象にはならないものは、
②飲食物、嗜好品による口臭
④心因性の口臭
こちらです。
①と④に関しては治療と対策があるので、後ほどお話します。
②の飲食物、嗜好品での口臭は一次的な物であるので治療の対象にはなりません。
④に関しては、「口臭がある」と第三者の判断ではなく、自己判断であり、
誰でも一次的に時間帯により口臭が出るものなのです。
もし、不安であれば大学病院などで専門的に検査を行っていることがあるので
一度受診されてもいいかもしれません。
■口臭の対策を知ろう!
まずは、どんな時に口臭を指摘されるのか、気になるのかを把握しましょう!
・きっかけは何か?
・誰から指摘されたのか?
・気になる時間や場面は?
・口臭のために困るのは?
これらをまずはしっかり把握して歯科医院に行くことをおススメします。
口臭予防の対策は
・舌清掃
・歯周病の治療
・唾液分泌の減少を対策する
これらを行うことをおススメします!
・舌清掃
歯磨きの時に行っている方も多いかもしれませんが、
こちらは、歯ブラシでなく専用の舌ブラシと歯磨きジェルを使うと効果的です!
私のおススメのジェルはこちらです!
口臭予防にとっても効果を発揮してくれます!
舌を掃除するタイミングは1日1回起床後のみで構いません!
あまりやりすぎると傷ついてしまうので、気を付けましょう!
できれば磨き方も歯科医院でしっかり習うことをおススメします。
・歯周病の治療
これは、自分では難しいと思いますが、丁寧に歯磨きを行うことはできます。
こちらは特に夜に念入りに磨くようにしてください。
しかし、歯周病の治療という点ですと、やはり歯科医院でのしっかりした
治療が必要になりますので、検診も受けチェックを行いましょう!
・唾液分泌の減少対策
唾液の分泌量が少なくなると口臭の発生に繋がります。
対策は、唾液腺マッサージや舌体操が効果を発揮してくれます!
また、食事でも解決してくれることもあるので、うまみ成分の多い食材を
よく食べるといいですね!
■自己判断せずにまずは気軽に相談しましょう
対策も紹介しましたが、実は隠れた病気があることも…
自己判断せずに、まずは歯科医院に行って診てもらいましょう
自覚症状ない歯周病が見つかるかもしれません。
また、うえの歯科医院には管理栄養士もいますので
食事についても相談を受け付けています!
お気軽にどうぞ!