ブログ

2021/04/11もしかしてこれって“がん”・・・?その見分け方とは

こんにちは!横浜市鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院、歯科助手・管理栄養士の髙橋です♪


今回は、口腔がんと口内炎の見分け方について!


気づいたら出来ているお口の中の“できもの”は、

大きくなってからも気づくことがあり、原因がわからないと怖くなりますよね・・・。


お口の中の“できもの”といえば、口内炎ですが、

実は口内炎ではなく、口腔がんだったと進行してしまってから病院に行って診断されるというケースもあるんです。

早期発見できるよう、その見分け方をご紹介します。


もしかしてこれって“がん”・・・?その見分け方とは

■そもそも口腔がんとは?


◇口腔がんとは?

口内炎は馴染みがあるかと思いますが、口腔がんとはいったいどういった病気なのでしょうか?


口腔がんとは口の中にできるがんの総称です。

口の中のがんの呼び方はできる場所によって異なります。


例えば・・・

・上の歯の裏側から喉にかけてできる「口蓋(こうがい)がん」

・頬裏の粘膜にできる「頬粘膜(きょうねんまく)がん」

・舌にできる「舌(ぜつ)がん」

などがあります。


◇口腔がんの原因は?

口腔がんの原因として挙げられるのは、

酒やタバコ、食生活の乱れ等生活習慣によるものや、数は少ないですがウイルス、持続する刺激などがあります。


この刺激には物理的な刺激と化学的な刺激があり、

物理的な刺激としては、被せものの歯や入れ歯が合わなくていつも舌に当たって傷がつくことが例えとして挙げられます。

また、化学的な刺激としては、歯周病やむし歯などで口の中が細菌に感染した状態が続くことなどが挙げられます。

どちらにしても、予防するには、歯医者さんで定期的なメンテナンスをすることが重要ですね。


また、生活習慣に関しては、偏食の人は口腔がんになりやすいといわれています。

鉄分や亜鉛などのミネラル、またビタミンB、C、Eの不足などが口腔粘膜を劣化させる原因となってしまい、

最終的には口腔がんへ移行してしまうこともあるようです。

これらの栄養不足に関しては、“できもの”ができて、症状が気になってしまっている段階では、

お食事で補うには、大量の食材を食べる必要がある場合もあります。

基本的に栄養はお食事で補う必要がありますが、どうしても難しい場合には、

サプリメントを活用することもお勧めしています。


◇口腔がんの6割が舌がん!?

口腔がんの中で一番多いのは舌がんです。なんと口腔癌の全体の約6割を占めます。

舌がんのできる場所は舌の横の縁の部分(舌縁:ぜつえん)が最も多く、約8割がここにできるといわれています。


そして、日本では口腔がんが増え続けているんです。

患者数は咽頭がんとの合計で30年前に比べて約3倍に増えてしまっています。

この背景には、世間に口腔がんのことがあまり知られていないことが関係しているようです。


口内炎だと思って放っておいたら痛くなってしゃべれない、飲み込めないという状態になってしまい、

慌てて病院へ行ってみたら、実は口腔がんだったといったケースが少なくないそうです。


確かに、口内炎だと思ったら、よっぽどでない限りは、病院や歯医者さんへ行こう!とはなりにくいですよね。


また、口腔がんは高齢者にできるケースが多く、急速に進む高齢化が増加の一因である可能性もあります。

しかし、口腔がんは10代、20代の若い患者さんもかかるリスクはあり、若い患者層も増えています。



■口腔がんと口内炎の見分け方は?

それでは、本題の口腔がんと口内炎の見分け方です。


初期の口腔がんと口内炎は見た目が似ていますが、自覚症状や症状が起こる期間などから見分けることができる場合もあります。

以下のような場合は、口内炎ではなく口腔がんの可能性があります。

一番多い舌がんのケースでご紹介します。

以下の3つのポイントをチェックしてみましょう!


◇口内炎の痛みが少ない時

一般的な口内炎は、口内炎の部分に何かが当たったときやお食事の時に痛みを感じますが、

初期の口腔がんは痛みを伴わないケースもあります。

また、舌がんの場合、舌にしびれるような感覚がある場合や、舌が動かしづらいような場合も舌がんが疑われます。


◇口内炎が2週間以上治らない時

一般的な口内炎は1~2週間程度で自然と治ります。

そのため、2週間以上続く場合は舌がんの可能性があります。


しかし、ウイルスや薬物が原因となる口内炎の可能性もあります。この場合は、原因が取り除かれないかぎり治りません。

いずれにしても、2週間以上治らない場合は、一般的な口内炎ではないと考えましょう。


◇白いできものがある時

舌に白い病変がある時は、“白板症”が疑われます。

白板症は舌がんではないのですが、がんの前段階と呼ばれる状態で、後にがん化する可能性があります。


舌は鏡を使って自分で見ることもできます。

歯磨きのついででよいので、定期的にセルフチェックを行うことで、早期発見につなげることができます。

自分で観察し、少しでもおかしいな?と感じたら病院に相談するようにしましょう。



■口腔がんが心配な方はうえの歯科医院へ

舌がんや口内炎などのお口の中の病気は、主に歯科、と耳鼻咽喉科が専門の診療科となります。

精密検査は歯科口腔外科や耳鼻咽喉科(頭頸部外科を含む)で行うことになりますが、

もし近くになければ、まずは最寄りの歯医者さんに相談することお勧めいたします。


何よりも、お口の中の変化にいち早く気づけることが大切です。

ご自分で鏡を使ってみられるお口の中の場所も限られています。

症状が出る前から、身体のメンテナンスとして、定期的に歯科医院を受診することが大切です。


うえの歯科医院でも、定期健診を受けることが可能です。

また、食生活に関するアドバイスができる管理栄養士もいますので、

トータルで健康になりたい!病気になるのを防ぎたい!という方は、ぜひうえの歯科医院にお越しください!!


■まとめ

今回は、口腔がんと口内炎の見分け方についてお伝えしました。

お口の中の“できもの”は、出来始めは、口内炎と口腔がんでは見た目が似ていたり、

最初は痛みを伴わないことから、見落としがちですが、もしかしたら口腔がんの可能性もあります。


口腔がんは、見つかるのが早ければ早いほど、完治する可能性も高い病気といわれています。

そのためには、定期的に歯科医院を受診し、プロの目でチェックしてもらうことをお勧めいたします。

また、日頃の鏡を見ながらの歯磨きもとっても大切です。


ご不安な点があれば、ぜひうえの歯科医院お問い合わせください。

しっかりと診断させていただきますし、

もしもの場合は大きな病院とも連携をとっていますので

お気軽にお電話にてお問い合わせください