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2021/04/08歯周病のかかりやすさについて歯科衛生士が解説!

皆様こんにちは!鶴見区にある歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院

歯科衛生士の高橋です


4月も始まって1週間が経ちました。

新生活はいかがですか?

まだ、慣れないことも多いかなぁ…と感じます。


今回はそんな新生活を迎えた人たちに特に読んでほしい内容です!


「歯周病のかかりやす」についてお話していきます!


目次

■歯周病のかかりやすさが人によって違う

■いろいろな種類の細菌

■歯ぐきからの出血は見逃さないで!

■免疫力が低い人は高い人よりもかかりやすい

■生活習慣も大切!

■対策!



■歯周病のかかりやすさは人によって違う


歯周病とは、簡単に言ってしまうと

バイオフィルム細菌による感染症の病気です。

バイオフィルムとはお口の中にある細菌の膜なのですが、この細菌の

病原性が高くなる、あるいは歯ぐきなどのお口の中の組織が弱くなれば

歯周病は発症します。


このバランスを決めているのは、バイオフィルムの病原性(お口の中に定着した歯周病菌の種類と菌量)と

お口の中の組織(遺伝と生活習慣)です。

歯磨きがうまくできていない場合でも、お口の中の組織が強く歯周病が発症しない場合もあります…

また、歯磨きがどんなにきれいでも、お口の中の組織の抵抗性が弱く歯周炎を起こすこともあります。


お口の中の組織の抵抗性を下げる要因

⇒・生まれつき弱い免疫力 ・口呼吸

 ・加齢 ・生活習慣(ストレス、喫煙、生活習慣病など)

 ・唾液量の低下


バイオフィルムの病原性を上げる要因

⇒・悪玉歯周病細菌 ・歯ぐきからの出血

 ・磨き残した古いバイオフィルム  ・タバコの化学物質

 ・口呼吸



歯周病菌の種類と遺伝は変えられません…

しかし、菌の量と生活習慣は変えることができます!

これらを改善すれば、歯周病になりやすい人でも発症を予防できます。




■いろいろな種類の細菌


歯にくっつく細菌の塊をプラーク(バイオフィルム)といいますが、

このバイオフィルム細菌にはたくさんの種類があり、悪玉菌と善玉菌があります。

菌は生まれた時から住み始め、最初はお母さん、次に他の家族や友人、パートナーと

どんどんバイオフィルムの細菌が定着し決まっていきます。

個人差はありますが、30歳前後で菌は固定されると言われています。

悪玉菌の中でも、最も強い菌P.g菌と言われているものが住み着かないためにも、

セルフケアと歯科医院でのクリーニングは大切です。



■歯ぐきからの出血は見逃さないで!


歯ぐきから血が出た…

という覚えのある方は多いのではないでしょうか?

歯周病菌にとって欠かせない栄養素は、鉄分とタンパク質です。

血液はこの2つをたっぷり含んでいます。

歯ぐきにから出血があると、歯周病菌は栄養を得て、暴れだします。。。

そのため、バイオフィルムの毒性が一気に増し、歯周病の発症につながります。



■免疫力が低い人は高い人よりもかかりやすい


歯周病菌の攻撃から歯ぐきを守ってくれているのは「体の免疫」です。免疫力が低いと歯周病が進みます。

免疫力は生まれつき遺伝と年齢が影響しており、加齢によって免疫力は低下します。

また、抗菌成分が含まれている唾液も、加齢によって分泌量が減り、口呼吸によって歯ぐきの抵抗力も低下します。


免疫力を上げるために、食事の工夫や生活習慣を変えることも大切ですが、バイオフィルムの

毒性を下げることで、免疫力と病原性の均衡バランスを保つ方が現実的です。


■生活習慣も大切!


喫煙、飲酒、ストレス、睡眠不足、運動不足…

現代人は免疫力が低下しやすい環境に囲まれいています。これらの生活習慣は免疫力を弱め、

毒性との均衡バランスを崩壊させます。体に良い生活は、歯ぐきにも良い影響を与えるので、

栄養、運動、睡眠、ストレスを注意しましょう。そして、たばこは百害あって一利なしです…


禁煙することで歯周病の進行抑制がされるとともに、治療の効果が出ます。

歯周病発症・再発リスクが、非喫煙者と同レベルになるには禁煙後10年必要です…

均衡バランスの崩壊が続いてしまうので、一刻も早く…


■対策!


実は、お口の中の健康を保つ主治医は、あなた自身なのです。

毎日のセルフケアが何よりも大切!

歯科院で受ける定期的なプロケアはもちろん大切なのですが、サポートでしかないのです。

毎日のセルフケアでバイオフィルムを取り除き、歯周病菌の菌量を減らしていきましょう!

菌量が少なければ、悪玉菌も悪さができません。。歯ブラシに加え、フロスや歯間ブラシは必須です!



歯周病の発症には個人差があります。

そして、何よりもセルフケア!歯ブラシはもちろんですが、フロスや歯間ブラシの使用は必須です!

ぜひ、習慣として取り入れるためにまずは歯医者さんで正しい歯磨き指導を学びましょう!

うえの歯科医院ではメンテナンス、日々のケアについてのアドバイスも行っています。

気になる方はぜひ一度ご相談下さい!


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