2020/05/07歯周病セルフチェックシートあります!早めの治療を!
皆様こんにちは!鶴見区にある歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院
歯科衛生士の高橋です
Stay home
と言われている今、しっかりお口の中のケアができる絶好のチャンス!
そして、歯科医院に行きたくてもなかなか行けない人も多いのでは?
今日は自分でもセルフチェックできるような項目も準備しましたので
ぜひチェックしてみてください!
では、まず歯周病の原因からお話させていただきます。
■歯周病の主な原因とは?
歯周病の基本でまず知っておいてほしいということは細菌の感染症の病気である
ということです。
「菌」が一つの原因でもあります。
そして、菌に感染するだけで歯周病を発生するわけではないのです。
歯周病の本質は「常在細菌の一部と宿主の抵抗力のバランスが崩れることによって歯周組織の破壊が生じること」です。
歯周組織は簡単に言うと歯を支えている顎の骨や歯の周りの歯ぐきのことを言います。
一概に、歯周病になるのは菌だけが原因とは言い切れないのです。
◇プラーク「菌」による原因
プラーク(菌の塊)は、1種類だけではなく、非常に多くの菌によってつくられています。
全ての菌が歯に付着する能力があるわけではありません。
プラークは、歯の面に付着する能力を持った菌種が歯面に定着します。
その後、歯面に付着することのできないが、すでに歯面に付着している菌種と結合することのできる菌種が積み重なります。
さらに、他の菌がどんどん積み重なっていく状態です。
そして、この菌の中に「レッドコンプレックス」という菌種が含まれ、歯周ポケットといわれる歯と歯茎の溝のに菌が入り込んでいくと、歯周病はどんどん進んでいきます。
◇プラーク以外による原因
プラーク以外にも原因は考えられます。
歯周病というのは、先ほどお話させていただいた通り、「常在細菌の一部と宿主の抵抗力のバランスが崩れることによって歯周組織の破壊が生じること」です。
宿主=自分自身
の抵抗力が低いと歯周病は少ない菌数でも進行してしまうのです。
どんな原因があるのかというと主には
・生活習慣(喫煙など)
・全身疾患(糖尿病など)
・遺伝的要因(ご家族で歯周病といわれている人がいる など)
などがあげられます。
自分の免疫が下がっていると、歯周病の進行をより進めてしまうので、特に持病をお持ちの方は要注意です。
歯医者さんでの定期的なクリーニングは受けられた方がいいと思います。
■歯周病の症状からセルフチェック
歯周病かどうかは、正確には歯医者さんでの検診が一番です。
その前のセルフチェックとして以下の項目で自分が何項目当てはまるのかぜひチェックしましょう!
□ 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
□ ブラッシング時に出血する。
□ 口臭が気になる。
□ 歯肉がむずがゆい、痛い。
□ 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
□ かたい物が噛みにくい。
□ 歯が長くなったような気がする。
□ 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。
参考:https://www.jacp.net/sp/perio/about/
※上記の項目3つあてはまる
⇒油断は禁物です。歯医者さんでの検診予防をお勧めします。
定期的なクリーニングや、正しい歯磨きを学びましょう!
ケアグッズなどもこの機会に見直すことで、より健康的なお口の中を手に入れましょう!
※上記の項目6つあてはまる
⇒歯周病が進行している可能性があります。
早めに歯医者さんの検診の予約を取りましょう。今後の治療についてもしっかり聞いて、歯周病の治療や、定期的なクリーニングを継続されることをお勧めします。
※上記の項目全てあてはまる
⇒歯周病の症状がかなり進んでいる可能性があります。
検診、レントゲンの撮影などを行い、ご自分の状態をしっかり把握しましょう。
また、できることであれば歯周病の菌検査も受けられることをお勧めします。
皆さんいかがでしたか?
30~40歳前後でチェックが多いかは特に要注意です!
もしかしたら、かなり進行しているかもしれません…
気になるところがあれば、すぐにでも検診をお勧めします!
■歯周病検査・治療の費用
◇歯周病の検査
歯周病の検査は基本的には保険診療です。
しかし、歯周病の菌がお口の中にどれくらいいるのかということをしっかり把握することで。より自分のリスクを知ることができます。
当院では、歯周病のリスクに応じて治療方法が変わることがあるので、
ぜひ、みなさんにも受けていただきたい検査ではあります。
歯周病菌の検査は、保険外診療です。よく、検診の際にスタッフから説明を聞いてみてください。
◇歯周病の治療
まずは、お口の中のレントゲン撮影と歯周病の検査を行わせていただきます。
*軽度の歯周病
歯ぐきから上についている歯石とりがメインです。しかし病状によっては歯ぐきの中の歯石まで取らせていただきます。また、歯磨き指導を行わせていただきます。
自分でしっかり磨けるようになることで、治療後のセルフメインテナンスを行うことができます。
また、一人一人にあったケアグッズもご紹介させていただきます。
*中等度の歯周病
歯みがきの指導をまずは行わせていただきます。
また、歯石とりも、歯ぐきの中に入ってしまった歯石を重点的に取らせていただきます。
*重度の歯周病
中等度のかたと歯周病の治療方針はほとんど同じです。
しかし、その後歯ぐきの改善が見られなかった場合には、歯周病の外科的な治療の対象になることもあります。
また、状態によっては抜かなければならない歯も出てきます。
■まとめ
今回は、歯周病についてたくさんお話をさせていただきました。
歯周病というものは、自覚症状がなくても勝手に進行してしまします。
早く見つけて、早期に対応することが大切です。
まずは、検査を受けていただくことをお勧めします!ぜひ、検診にいらっしゃってください!
うえの歯科医院では新しく動画での歯磨き指導も開始しました!
ぜひみなさんご覧ください!