2024/10/13重曹うがいのやり方は?メリット・デメリットを解説!
みなさんこんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜
歯周病治療のうえの歯科医院歯科衛生士の高橋です!
今回は、最近話題の「重曹うがい」について、そのやり方や効果、注意点などを詳しくご紹介します。重曹うがいは、むし歯予防や口臭ケア、さらには喉の痛みを和らげるといった効果が期待される一方で、適切な方法で行わないとデメリットもあるため、正しい知識が大切です。
◾️重曹うがいのやり方
◇ 重曹うがいの作り方
重曹うがいに必要な材料は簡単です。市販されている食用重曹と水だけで作れます。
1. 水200mlに対して小さじ1杯の重曹を溶かす。
2. よく混ぜて重曹がしっかりと水に溶けたら完成です。
重曹は人体に無害なものですが、食用のものを使用することが重要です。工業用の重曹は、不純物が含まれていることがあるので、避けてください。
◇ 重曹うがいのやり方
うがいの手順は以下の通りです。
1. 重曹を溶かしたうがい液を口に含む。
2. 30秒~1分ほど、口全体に液を行き渡らせるようにゆすぎます。
3. 吐き出した後は、水で軽くすすいでください。
ポイントは、強くうがいをしすぎないことです。歯や歯茎に負担をかけないように、やさしく行いましょう。
◇ 重曹うがいのタイミング
重曹うがいを行うベストなタイミングは、食後や寝る前です。食後は口の中に食べ物のカスや酸が残りやすいため、これを中和するのに適しています。また、寝る前に行うと、口内の細菌が繁殖しにくくなるため、朝の口臭予防にもなります。
◇ 重曹うがいの注意点
重曹うがいは有益ですが、使い方を誤るとトラブルを引き起こす可能性があります。以下の点に注意しましょう。
1. 頻度に注意:1日に1~2回程度が適切です。頻繁に行うと、口内の自然な酸性環境が壊れてしまう可能性があります。
2. 塩分に注意:重曹はナトリウムを含んでいるため、塩分摂取を控える必要がある方は、医師に相談してから始めると良いでしょう。
3. 歯へのダメージ:重曹は軽い研磨効果があるため、強く擦ると歯のエナメル質を傷つけることがあります。うがいに使用する際は優しく行い、直接歯磨きには使わないようにしましょう。
◾️重曹うがいのメリット
◇ むし歯予防ができる
重曹はアルカリ性の物質で、口の中の酸性を中和します。むし歯は、酸によって歯の表面が溶けることで進行するため、重曹うがいをすることでむし歯のリスクを軽減する効果が期待できます。食後に行うことで、食べ物による酸の影響を抑えることができるため、予防効果が高まります。
◇ 口臭ケアができる
口臭の原因の一つは、口内に増殖する細菌です。重曹は細菌の増殖を抑制する働きがあるため、口臭を防ぐ効果があります。特に、朝起きた時の口臭や、食べ物による一時的な口臭に効果的です。
◇ 喉の痛みを和らげることができる
重曹は抗炎症作用があり、喉の痛みを和らげる効果も期待できます。喉が腫れたり、乾燥しているときに、重曹うがいを行うと、症状が緩和されることがあります。特に、風邪や花粉症の時期には、喉の保護に役立つでしょう。
重曹うがいのデメリット
◇ 塩分制限が必要になる
重曹はナトリウムを含んでいるため、塩分の摂取量が気になる方には注意が必要です。高血圧や腎臓病などで塩分を制限している場合は、医師の指導を仰いでください。うがいであれば多量に摂取することはありませんが、日々の塩分摂取量には気をつけたいところです。
◇ 歯が削れる・溶ける可能性がある
重曹には軽い研磨効果があるため、過度に使用すると歯のエナメル質が傷つく可能性があります。特に、歯磨きの代わりに使用すると、エナメル質が徐々に削れてしまい、歯の表面が弱くなり、むし歯や知覚過敏の原因になることもあります。うがいに使う場合も、頻度を守り、力を入れすぎないように気をつけましょう。
◾️重曹うがいの体験談
実際に重曹うがいを続けた方の体験談をいくつかご紹介します。
◇ 1ヶ月続けると歯がツルツルになった
「重曹うがいを1ヶ月ほど続けたところ、歯が以前よりもツルツルになり、歯垢が付きにくくなったと感じました。食後にうがいをすることで、口の中が清潔に保たれている実感があります。」
◇ 口内環境が良くなった
「重曹うがいを始めてから、口内環境が明らかに改善されました。以前は朝起きた時に口がネバネバしていたのですが、それがかなり軽減されました。むし歯予防にも効果があると聞いて、今後も続けていこうと思います。」
◇ 口の中がスッキリする
「食後や寝る前に重曹うがいをすると、口の中がすっきりして爽快感があります。特に、脂っこい食事の後には重曹のアルカリ性がすぐに効果を発揮して、気になる口臭も抑えられているように感じます。」
◾️まとめ
重曹うがいは、むし歯予防や口臭ケア、喉のケアなどに効果的な方法です。しかし、塩分摂取や歯のエナメル質への影響に注意し、適切な方法と頻度で行うことが重要です。うえの歯科医院では、むし歯予防や口内環境の改善に関するサポートを行っています。気になることがあれば、ぜひご相談ください。
日々のケアを正しく行い、健康な歯を維持していきましょう。
【ブログ監修者】
医療法人VERITAS うえの歯科医院
理事長 上野友也
1993年 鶴見大学歯学部卒業
1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了
1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生
2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了
2002年 うえの歯科医院設立
2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立
2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了
2008年 JIADSペリオコース修了
2009年 JIADSエンドコース修了
2010年 JIADS補綴コース修了
2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了
2012年 ニューヨーク大学CDE在籍
• 所 属
国際インプラント学会(ICOI)会員
日本顎咬合学会会員
財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー
OSI会員
JIADS会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
鶴見大学歯学部附属病院共同診療医
済生会東部病院共同診療医
横浜労災病院共同診療医
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
鶴見大学歯学部歯周病学講座