2023/11/09むし歯になりやすい人となりにくい人は何が違う?むし歯だらけになってしまう理由を解説!
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。
少し肌寒くなってきて、甘いものについつい手が出てしまう…という方も多いのではないでしょうか?
秋は美味しいものがたくさんあって困っちゃいますね!
そんな中、甘いものをたくさん食べてむし歯が増えてしまうという方もいれば、そうでもない方もいらっしゃいます。
むし歯になりやすい、なりにくいというのは、どういった違いがあるのでしょうか?
今回はむし歯のなりやすさ、なりにくさについて紹介します。
関連記事【歯と歯の隙間が黒いのはむし歯?その原因や取り方を解説!】
■むし歯になりやすいのはどんな人?
実は、同じような食生活、同じような歯磨きをしていてもむし歯になりやすい人とむし歯になりにくい人がいます。
その理由はいくつかあります。
◇食生活が乱れている
むし歯は「ミュータンス菌」といういわゆるむし歯菌の働きによって起こります。
ミュータンス菌が食べかすや磨き残しに含まれる糖分を代謝して酸をつくり出します。
この酸が歯を溶かすことでむし歯ができてしまいます。
ミュータンス菌の餌である糖分は砂糖(=甘いもの)に多く存在します。
甘いものを頻繁に摂取していたり、だらだらと長い時間摂取していたりすると、ミュータンス菌の働きが高まってむし歯が発生するリスクも高まってしまいます。
また、一日に食べる回数が多いと酸に侵される回数が多くなるため、むし歯が発生するリスクが高まります。
つまり、甘いものをよく食べる方、食事回数が多い方は比較的むし歯になりやすい傾向があります。
◇歯並びが悪い
歯並びが悪いと、歯が重なっていたり、隙間が開いていたりと、歯並びが複雑な部分は歯ブラシが届きにくくなります。
そうすると磨き残しが残りやすく、むし歯菌の餌がお口の中にずっとある状態になります。よってむし歯菌が働き、歯を溶かしむし歯になりやすくなります。
歯並びが悪く、磨き残しが残ってしまうとむし歯ができやすい環境になってしまいます。
◇歯磨きができてない
毎食後歯磨きをするなど、歯磨きの回数が十分であっても、磨き方が不十分だとむし歯になりやすくなります。
さーっと磨いていて、実は磨き残しがたくさん!ということはよくあります…。
特に歯と歯の間や奥歯の噛む面、歯と歯茎の間、被せ物が入っているところは磨き残しが多く残りがちです。
まずは正しい歯ブラシの当て方を習得すること、そして月に一度は歯ブラシを交換し、しっかりと汚れを落とせる歯ブラシを使うことが大切です。
それでも歯ブラシだけではなかなか届かないところもあります。そういったところは、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使ってきれいに磨くことが大切です。
■まだまだ若いのにむし歯が多い…という方の特徴
若いのにむし歯だらけになってしまった。
まだまだ子どもで、これから何十年もこの歯を使うのにむし歯だらけ…という方も多くいらっしゃいます。
若いうちにたくさんむし歯になってしまうのには、どういった原因があるのでしょうか?
その特徴を紹介します。
◇歯磨きができてない
上でも述べた様に、むし歯の原因の一つが磨き残しです。
磨き残しを除去するには、まず歯磨きが必要です。
自分では、歯磨きをしっかりと行っているつもりでも磨き残しはあることがほとんどです。
歯磨きを歯科医院で教わったこともある方もいれば、ずっと自己流で行なっていて歯磨きを正しく行えていない方もとても多いです。正しい歯磨きの仕方を見直すことが大切です。
◇歯科医院でのメンテナンスができていない
定期的に歯医者に通うことで、むし歯の早期発見・早期治療につながり、これ以上むし歯を増やすことを防げます。
むし歯の早期発見ができれば、治療も大掛かりになることもなく、歯の寿命を縮めてしまうような大きな治療にならず、できるだけご自身の歯を守っていくことにもつながります。
何よりもむし歯が進行してしまうと痛みもあります…。症状の少ないうちに治療できたら嬉しいですよね!
少なくとも半年に一回は歯科医院に定期検診に行くようにしましょう。
◽️若いうちにむし歯だらけ…という方は将来どうなる?
この先長年、自分の歯を使っていきたいのにすでにむし歯だらけ…という方は将来どうなっていくのでしょうか?
その答えとしては、歯周病が悪化したり、抜歯の必要性が出てきたりする可能性があります。
磨き残しが多い状態が続くと、歯石がどんどん溜まっていきます。この歯石はバイ菌の塊です。この菌が原因となって歯周病を引き起こします。歯周病が進行すると、歯を支えている土台の骨を溶かしていき、歯がグラグラになってしまいます。グラグラになった歯は抜かざるを得ない結果になることがあります。
また、むし歯が進行し、歯の大部分が溶けてしまうと被せ物をすることが難しかったり、歯の根っこが割れてしまったりして、これもまた抜歯の適用になってしまいます。
むし歯をひどくしないために、まずはいち早く歯科医院での治療を開始することが大切です。
いち早く歯科での治療を開始することでひどいむし歯と思っていたのが意外にも小さなむし歯治療で終わることもあります。
そのような小さなむし歯のうちに発見ができれば、抜歯のリスクは回避できます。
■むし歯だらけになったときの治療
それでは、お口の中がむし歯だらけ…という場合はどういった治療を行うのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
◇痛みは感じるか
一番気になるのは、治療中の痛みですよね。
痛みがあるかないか…というのが歯医者さんで一番怖いポイントです…。
基本的には、麻酔を使うため痛みは感じません。
しかし、場合によってはしみることもあります。その場合は麻酔を足して治療していきます。
ただ、痛みを恐れて治療に長年行けていなかった場合、むし歯の進行がかなり進んでいる可能性があります。その様な場合は、より痛みを感じるリスクが高まります。
◇費用はどれぐらいかかるの?
むし歯の治療は、その進行度合いにより内容が違うため、費用はそれぞれ異なりますが、小さいむし歯でも一本あたり1,000円ほどかかります。(保険適用、自己負担3割の場合)
治療内容や治療方法によりますが、保険適用内でも、高い場合には1本治すのにトータルで20,000〜30,000円ぐらいになることもあります。
治療の流れや目安の回数、価格感を事前に聞いておくと安心ですね。
■むし歯を予防するための方法
むし歯の原因や治療についてご紹介しましたが、
一番は、むし歯にならないこと!ですよね。
むし歯にならないようにするための予防法についてお伝えします。
◇歯磨きをしっかり行う
まず一番大切なのは歯磨きです!
歯磨きをして、いかにむし歯菌の餌をお口の中に残さないか、が一番の肝となります。
むし歯予防にはフッ素入りの歯磨き粉が有効です。フッ素の濃度は商品によって異なりますので、歯科医院で紹介してもらうのが確実ですね!
また、歯ブラシだけでは取り切れない汚れはデンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどのセルフケアグッズを使って取り除きましょう。
一日の中の数分、歯磨きをしっかり行うことで、将来のお口の状態や全身の健康にも良い影響があると思います!
◇定期検診をする
むし歯を防ぎ、歯の健康を保つためには、歯科医院での定期検診はマストです。
定期検診では、歯磨き指導や生活指導、ホームケアだけでは取り切れない汚れの除去も可能です。
歯に問題が見つかれば、早期治療にもつながります。
病気が進行して痛みが出てから受診する方が多いですが、進行させる前に早期治療をしていきましょう。
◇唾液の検査を行う
むし歯の原因は、歯の磨き残しとお伝えしましたが、この磨き残しが多くてもむし歯になりにくい方や、しっかりと歯磨きをしているのにむし歯になりやすい方もいらっしゃいます。
実は、唾液の量や、唾液の質、歯の質などもむし歯の原因となるんです。唾液の量が少なかったり、唾液や歯の質が弱い…という方もいらっしゃいます。
しかし、ご自身では唾液の量が人よりも多いか少ないかは分かりづらいですし、ましてや質なんて目に見えません。
そのため、ご自身のむし歯のリスクにどういった原因があるのかを唾液を採取して分析することもできます。
こうした検査をしておくと、自分のむし歯の原因が目に見え、自分に合ったむし歯対策を適切に指導してもらうことができます。
むし歯を増やす前に、唾液の検査をして自分にピッタリのむし歯対策をすることで、怖い治療を受けずに、健康を保つことにつながります。
気になる方はぜひ歯科医院にご相談ください。
■まとめ
今回はむし歯になりやすい人の特徴やその原因、むし歯の治療に関してお伝えしました。
何よりも早期発見のために定期的に歯科医院を受診することが大切です。そこで正しい歯磨きを習得し、毎日の習慣からむし歯対策をしていきましょう!
うえの歯科医院ではむし歯治療に関わることをサポートしています。
無料でカウンセリングも行なっておりますので、よろしければお問い合わせください。
うえの歯科医院 むし歯治療
https://www.veritas-occ.jp/sp/dental_service/tooth_decay.html
【ブログ監修者】
医療法人VERITAS うえの歯科医院
理事長 上野友也
1993年 鶴見大学歯学部卒業
1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了
1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生
2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了
2002年 うえの歯科医院設立
2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立
2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了
2008年 JIADSペリオコース修了
2009年 JIADSエンドコース修了
2010年 JIADS補綴コース修了
2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了
2012年 ニューヨーク大学CDE在籍
• 所 属
国際インプラント学会(ICOI)会員
日本顎咬合学会会員
財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー
OSI会員
JIADS会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
鶴見大学歯学部附属病院共同診療医
済生会東部病院共同診療医
横浜労災病院共同診療医
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
鶴見大学歯学部歯周病学講座