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2023/02/16ラミネートベニアの寿命は?取れた時の応急処置も紹介!

皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。


前歯の変色、着色が気になる

職業柄、第一印象を良くしたい!!

という方は、「ラミネートベニア」という治療法をご存知でしょうか?


歯を薄く削り、セラミック、ジルコニア等の材質の板を貼ることで、歯を美しく見せることができる歯科治療を「ラミネートベニア」と言います。


今回はこのラミネートベニアの寿命や取れてしまった時の応急処置をご紹介いたします。


ラミネートベニアの寿命は?取れた時の応急処置も紹介!

ラミネートベニアの寿命は?

せっかくラミネートベニアできれいになった歯であれば、できるだけ長持ちさせたいですよね。

このラミネートベニアの平均的な寿命は、「およそ1020年」と言われています。ラミネートベニアのチップ(削った歯の表面に貼り付ける板)に利用される素材は、人間の歯と同じレベルの強度と耐久性があると言われています。

しかし、神経の通った歯とは耐久性が異なります。また材質自体が劣化をしなくても、接着剤が劣化してしまうことが原因で寿命を迎えてしまうこともあります。




ラミネートベニアの寿命を伸ばすためには

ラミネートベニアの寿命は1020年ということですが、可能な限り長持ちさせるには、どのようなケアをしたら良いのでしょうか


◇定期検診を受診する

まず一つ目の対策としては、定期検診を受診することです。

ご自身を守るためにも大切な定期検診ですが、ラミネートベニアを維持するためにも欠かせません。

ラミネートベニアや被せ物などの人工歯はもちろん、残っている自分自身の歯の健康状態なども定期的にチェックすることは何よりも重要です。

また、セルフケアでは落とせないバイオフィルムやステインといった汚れも歯科医院のプロフェッショナルケアであればきれいに落とすことができます。

定期的に歯科医院でメインテナンスを行いましょう。



◇適切な歯磨きをする

毎日の歯磨きもラミネートベニアを長持ちさせるには、重要なポイントです。

ラミネートベニアはもともと汚れが付着しにくいです。しかし、適切なケアを実施してなければ、歯垢や歯石が溜まっていってしまいます。定期検診の際にブラッシング指導を受けて、正しいブラッシングの方法を身に付けましょう。また、歯と歯の間は汚れが溜まりづらく、歯石の原因にもなります。デンタルフロス等も使って、歯の磨き残しができるだけ少ない状態をキープしましょう。

ラミネートベニアの寿命は?取れた時の応急処置も紹介!

◇喫煙をしない

タバコを吸われる方は、ラミネートベニアに着色がつきやすくなってしまいます。

ラミネートベニア自体は変質、変色しにくい素材を使うことが多いですが、喫煙習慣がある方は、習慣がない方に比べると着色しやすくなってしまいます。

また、ラミネートベニアを入れた際は、周りの自分の歯と色が合っていたとしても、ベニアよりも周りの自分の歯が着色してしまうことで、色の差ができてしまうこともあります。



◇色が付きやすい食べ物を食べない

タバコと同様に色が付きやすい食べ物は、歯やベニアを着色させてしまう原因になります。

色が付きやすい食べ物は、ポリフェノールが多い食べ物に多いです。

代表的なものはカレー、チョコレートなどがありますが、色の濃い野菜も着色がつきやすいです。

また、意外と豆腐も着色しやすい食べ物です。豆腐にはイソフラボンというポリフェノールが含まれているためです。

また、飲み物でいうとコーヒーや紅茶、ワイン等々があります。

ポリフェノールは、植物が外環境や外敵から守るために生んだいわゆるアクです。植物性のものに多く含まれていると覚えておきましょう。

ただ、全く食べないのは難しいので、ポリフェノールの多い食べ物や飲み物を摂った時は、できるだけ早く歯磨きをしたり、少なくともうがいをしたりしましょう。

ラミネートベニアの寿命は?取れた時の応急処置も紹介!

ラミネートベニアが取れやすい場合とは

とはいえ、ラミネートベニアをケアしていても、取れてしまうこともあります。

ベニアが取れるのはできるだけ避けたいですが、何が取れてしまう原因なのでしょうか?


◇接着剤がまだ安定していない

ラミネートベニアは接着剤を使って歯に貼り付けます。接着剤に特殊な光を当てることで瞬間的に固めるので、治療後にはもうしっかりと固定されています。

しかし、やはり時間が経過したほうが接着剤が安定するため、直後に強い力がかかると、ずれてしまう可能性があります。

つけた後は30分程ご飲食を控えるようにしましょう。



◇歯に負担がかかる

ラミネートベニアに使うチップは強度のある材質ですが、自分の歯も欠けてしまうことがあるように、特定の場所に強い負担がかかると、ベニアが取れやすくなってしまうこともあります。

そのため、ある程度食べ方に注意が必要です。

特に硬いものを噛む場合は、「できるだけ治療をしていない歯や、噛む力が強い奥歯で噛む」ことが重要です。これにより、治療した歯に大きな負担をかけずに済み、ラミネートベニアが剥がれたり割れたりする危険性が減ります。

また、硬いものは極力控えることも大切です。小さく切る、薄く切る、スープ等にして煮込むなどの工夫で、硬いものも食べやすくなります。



◇かみ合わせが悪く口内の問題が起きやすい

ラミネートベニアは軽度の歯科矯正の効果もありますが、噛み合わせの問題が大きい方の場合はラミネートベニア自体が困難である場合もあります。「表面に貼り付ける」という治療ですので、表面がしっかり出ていない場合や、噛み合わせでベニアが外れやすい位置になってしまうなどのことが考えられます。

なお、ベニアを貼り付ける面積を小さくすることも可能ですが、接着面自体が小さくなることになり、接着力も落ちてしまい、外れやすくなる原因となります。

このように歯並びの問題で、ラミネートベニアが難しい場合は、根本的に歯並びを整える矯正治療が必要となることもあります。

ラミネートベニアの寿命は?取れた時の応急処置も紹介!

ラミネートベニアが取れた時の応急処置とは

万が一、ラミネートベニアが取れてしまった場合は、どのようにしたら良いでしょうか


◇ラミネートベアをティッシュで包む

固くぎゅうぎゅうに包んでしまうとラミネートベニアが破損する原因になります。

ふわっと包むように保管しましょう。


◇痛みがあれば鎮痛剤を使用する

ラミネートベニアが外れて、歯に痛みが出たり、しみたりする場合は、市販のものでも構いませんので、鎮痛剤を服用しましょう。


◇できるだけ早く歯科医に行く

ラミネートベニアが外れたままだと、見た目の問題や噛み合わせの問題が生じます。できるだけ早く歯科医院に行き、付け直してもらいましょう。

ラミネートベニアの寿命は?取れた時の応急処置も紹介!

まとめ

今回はラミネートベニアの寿命や長持ちさせる方法、取れてしまった時の応急処置についてご紹介しました。

どのようなケースでも、お口のトラブルを防ぐためには、毎日の歯磨きが基本の対策となります。いつまでも美しいお口を保つためにも、定期検診を受診しましょう。


また、ラミネートベニアをしてもすぐに外れてしまうという方は、根本的に歯並びを治していく矯正治療が必要になるかもしれません。


うえの歯科医院では矯正歯科や審美歯科に関わることもサポートしています。ぜひお問い合わせください。


矯正治療

https://www.veritas-occ.jp/dental_service/orthodontic/


審美治療

https://www.veritas-occ.jp/dental_service/aesthetic/

ブログ監修者


医療法人VERITAS うえの歯科医院 

理事長 上野友也


1993年 鶴見大学歯学部卒業

1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了

1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生

2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了

2002年 うえの歯科医院設立

2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立

2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了

2008年 JIADSペリオコース修了

2009年 JIADSエンドコース修了

2010年 JIADS補綴コース修了

2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了

2012年 ニューヨーク大学CDE在籍


• 所  属

国際インプラント学会(ICOI)会員

日本顎咬合学会会員

財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー

OSI会員

JIADS会員

厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医

鶴見大学歯学部附属病院共同診療医

済生会東部病院共同診療医

横浜労災病院共同診療医

日本歯周病学会

日本臨床歯周病学会

日本口腔インプラント学会

鶴見大学歯学部歯周病学講座