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2022/12/25【矯正抜歯】矯正で抜歯したあとの痛みのピークはいつまで続くのか?

こんにちは!

鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院

歯科助手・管理栄養士の中西です。


皆さんは矯正治療に興味はありますか?

矯正治療に抜歯が必要なとき、健康な歯を抜いてしまうのは不安も大きいですよね。

私自身も以前、矯正治療のために、健康な歯を4本抜歯しました。

矯正治療において、抜歯が必要な場合について注意点や痛みの期間について紹介していきます。




■矯正で抜歯を行う理由

◎歯や歯茎の負担をなくすため

抜歯をすることにより、矯正治療における歯茎への負担を軽減させる目的があります。

あごが小さいのに無理やり歯を矯正しようとすると、歯が本来の位置から外側にずれます。

この結果、歯が歯を支える骨から飛び出てしまうため、歯茎が下がりやすくなるなどの問題が生じてしまう場合があります。



◎矯正をスムーズに行うため

抜歯をせずに矯正治療をする際、特に前歯周辺にスペースを作る場合には、歯列全体を後方に移動する必要があり、どうしても移動に無理が生じてしまいます。

また、引っ張る支点とする奥歯に大きな力がかかると、逆に奥歯が前に倒れ込んでしまうリスクもあります。抜歯をすることで、無理なくスムーズな治療が可能となります。

抜歯をせずに歯列全体を動かすとなると、大きく移動しなければならない歯の本数が増えるので、抜歯の矯正よりも治療期間が長くかかる可能性があります。抜歯をすることは、治療期間の短縮にもつながってきます。


◎歯と歯の間にスペースを作るため

日本人に見られる多くの不正咬合は、顎が小さいために、歯が横一列に接して並ぶことができないことが、大きな原因の1つとなっています。例えると、10人がけの椅子に、11人が座らなければならない状況が、不正咬合の一因と言われています。

たとえば、前後に重なっている歯を移動して、一列に並べるためには、移動した歯が収まるスペースが必要となります。

そのため。スペースを作るために抜歯をするという選択があります。


◎かみ合わせをよくするため

噛み合わせを良くするために、歯列矯正で抜歯をすることがあります。

見た目だけでなく噛み合わせのような機能性を高めることも、歯列矯正の目的の1つです。

しかし、上下の顎がズレている場合は矯正装置のみの治療では改善できない可能性があります。

そこで、抜歯をすることで噛み合わせが良くなると判断した場合に、歯列矯正で抜歯を行います。



■矯正で抜歯をした時の痛み

◎痛みの感じ方・期間

歯列矯正で抜歯することのデメリットに、抜歯後の痛みや腫れの出現があげられます。

抜歯をするときには麻酔をするため痛みはほとんどありません。

しかし、麻酔が切れてから痛みや腫れが出てくることも多く見られます。

このような症状に対して痛み止めや化膿止めが処方されることが多く、長く続くという訳ではありません。

抜歯後の痛みや腫れは、個人差はあるものの数日程度で治まることが多いです。

化膿してしまうと長引く可能性もありますが、その際は歯科医院で適切な診察を受けることが大切です。



■矯正で抜歯した後の痛みを和らげる方法

◎痛み止めを飲む

まずは処方された痛み止めを飲むことが挙げられます。歯科医院で痛み止めが処方されることが多いと思いますが、市販の鎮痛剤でも構いません。ポイントは飲むタイミング。

麻酔が切れる前に飲んでおくことで、麻酔が切れる一番の痛みのピークを和らげることができます。


◎抜歯したところを冷やす

抜歯した箇所を冷やすことで、痛みの感覚を抑えることも可能です。

注意ポイントは、痛みがある部分を直接冷やさないことです。 水でぬらしたタオルで氷を包み、頰の上から痛みがある部分を冷やします 。 氷がない場合は熱さまシートや冷えピタなどといった、 冷却シート も効果的です。


■矯正で抜歯した後に注意すること

◎うがいを頻繁にしない

血の味などが気になって頻繁にうがいをしてしまうと、血液が固まりづらく、新たな歯茎を作るのを阻害してしまうことも、、、

新たな歯茎が作られないことで骨がむき出しになりドライソケットになってしまうリスクがあります。

もしうがいをする場合はお水を優しく口に入れ、決して激しくせずにそのまま出すようにし、傷口を刺激しないようにしてください。



◎傷口を触らない

抜歯をした後に傷口が気になり、舌を使って傷口を触るようなことは控えましょう。

うがいと同じように、触ってしまうことで血液が固まり新たな歯茎になっていくのを阻害します。

特に飲食をした後に食べ物が挟まっていないか確認してしまう人が多いのですがあまり気にしないことをおすすめします。


◎血流を活発にさせない

抜歯当日は、アルコールや激しい運動は控えるようにしましょう。お風呂も軽めにシャワー程度がおすすめです。血流が良くなるとどうしても血が止まりづらくなってしまい、痛みを伴う時間が長くなってしまいます。

抜歯の穴がふさがりづらいとドライソケットになる確率が上がってしまうので注意が必要です。


■まとめ

今回は矯正治療での抜歯についてご紹介しました。

うえの歯科医院では、ワイヤー矯正、マウスピース矯正ともに取り扱っています。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

【矯正抜歯】矯正で抜歯したあとの痛みのピークはいつまで続くのか?

【矯正抜歯】矯正で抜歯したあとの痛みのピークはいつまで続くのか?

【矯正抜歯】矯正で抜歯したあとの痛みのピークはいつまで続くのか?

ブログ監修者


医療法人VERITAS うえの歯科医院 

理事長 上野友也


1993年 鶴見大学歯学部卒業

1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了

1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生

2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了

2002年 うえの歯科医院設立

2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立

2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了

2008年 JIADSペリオコース修了

2009年 JIADSエンドコース修了

2010年 JIADS補綴コース修了

2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了

2012年 ニューヨーク大学CDE在籍


• 所  属

国際インプラント学会(ICOI)会員

日本顎咬合学会会員

財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー

OSI会員

JIADS会員

厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医

鶴見大学歯学部附属病院共同診療医

済生会東部病院共同診療医

横浜労災病院共同診療医

日本歯周病学会

日本臨床歯周病学会

日本口腔インプラント学会

鶴見大学歯学部歯周病学講座