2022/10/30【抜歯後のはみがき】抜歯後のはみがきはしていいの?処置方法を紹介
こんにちは!
鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院
歯科助手・管理栄養士の中西です。
皆さんは、抜歯をした経験はありますか?もしくは今後抜歯が必要な歯がありますか?
抜歯はなにかと不安な点も多いですよね、、、
今回は抜歯後のはみがきや食事、過ごし方についてご紹介します。
■抜歯した後のはみがきはどうする?
◎やわらかい歯ブラシでみがく
抜歯後は、歯肉が敏感な状態になります。そのため、かための歯ブラシを使用すると歯肉を刺激して出血を引き起こす可能性があります。刺激の弱いやわらかい歯ブラシを使用するのがおすすめです。
◎麻酔中ははみがきをしない
抜歯の際に行う麻酔は、大体2〜3時間ほど効いています。その間ははみがきを避けましょう。感覚が鈍っているためいつも以上に力が入ってしまい歯肉を傷つけてしまう可能性があります。麻酔が効いている時は熱いものでの火傷などにも注意が必要です。
◎みがき方に注意する
抜いた部分の歯ぐきに歯ブラシの毛先が強く当たらないように弱い力でみがきましょう。
抜歯した箇所以外の歯はいつも通りにみがいても問題はありません。
◎当日はうがいを避ける
抜歯当日のうがいはなるべくひかえましょう。
強くうがいをしたり何度もうがいをしたりすると、抜歯後の傷口のふたの役目をしている血の塊(かさぶた)がとれてしまう可能性があります。かさぶたがとれてしまうと細菌感染しやすくなったり、治りに時間がかかる可能性も、、、。
抜歯2日目以降からうがいを行い、歯科医院で処方されたうがい薬がある場合は、説明された通りに使用しましょう。
◎糸に気をつける
抜いた歯の周りの歯肉には触れないようにはみがきをしましょう。
抜歯の際に、歯肉を切る処置をした場合や、糸で縫っている場合には糸に歯ブラシの毛先が引っかかると、痛みを感じる場合があります。通常、糸を抜くのは抜歯後1週間から2週間後です。その期間だけやわらかめの歯ブラシを使うと、歯肉に刺激を与えることが少ないので、痛みを感じることも少なくなります。
■抜歯した後の食事はどうする?
◎当日はおかゆなど口を傷つけないもの
抜歯した当日は、痛みが出たり、腫れが出たりすることがあります。食事は刺激物を避け、やわらかく食べやすいものがおすすめです。おかゆやうどんなど炭水化物に偏った食事になってしまうことも多いため、栄養をしっかりとって早く治すためにも、おかゆやうどんにはたまごをプラスしたり、ビタミン補給のために、ポタージュなどのスープを取り入れることもおすすめです。
◎辛いもの、アルコールは避ける
抜歯後すぐにアルコールを摂取したり、辛み成分の強いものを食べたりすると、血行が良くなり出血しやすくなってしまいます。抜歯をした当日は避けましょう。
◎固いものは避ける
抜歯後は歯肉が弱っている状態です。固いものなどで刺激が加わると出血の原因となり、治りが悪くなってしまいます。歯肉の状態が回復するまでは避けるようにしましょう。
◎抜歯後は数週間かけて通常の食事に戻す
傷の治りには個人差があります。歯肉の状態や、骨の状態が回復するまでには数週間の時間を要することも、、、それに合わせて食事も徐々に戻していきましょう。傷をしっかり治すためにもバランスのとれた食事が大切です。特にやわらかいものを食べようとすると炭水化物が多く、タンパク質が不足しがちになってしまいます。そんな時は、たまごを主食にプラスしたり、比較的柔らかく調理できる魚の身をほぐしたものや、豆腐などでタンパク質を補うことがおすすめです。
■抜歯後のトラブル
◎出血が続く
抜歯当日に出血がなかなか止まらない場合があります。
実は、口の中の出血は唾液で薄まり、 実際の出血以上の血液がどんどん出てくるように感じてしまうんです。少量であればそのままでも心配ありませんが、清潔なガーゼ等をロール状にして、 圧迫止血する要領で10~20分程度噛んで対処しましょう。
◎腫れる
抜歯後は全く腫れないこともあれば、 しばらくの間腫れたりすることもあります。
1~2週間程度かけて少しずつ落ち着くのが一般的ですが個人差があります。
◎口が開かない
腫れや痛みが強い場合には口を開けづらいこともあります。痛みがある場合は処方された痛み止めを服用し安静にしましょう。徐々に腫れが引いていき、口が開くようになります。
◎ドライソケット
ドライソケットとは、抜歯した後、歯があった部分の内部の骨が、かさぶたの役割をする血の固まりで十分に覆われない状態のことです。
強い痛みが出ることが多く、下の親知らずの抜歯後、2~4%程度の人に起こるといわれています。
塗り薬で患部を保護したり、再び内部を刺激したりして治療しますが、状態が回復するまでに2~4週間程度かかることがあります。
傷口を綺麗にしておくために頻繁にうがいをしたくなりますが、 口腔内は唾液で守られたり治癒していくこともあるので、逆効果になる場合もあります。 処方された抗生剤は、痛みが落ち着いても傷口から体の血液中に入り込んだ細菌を殺す効果があるので、 しっかり飲みきるようにしましょう。
■抜歯後に気をつけること
◎何度もうがいはしないほうがいい
傷口が治っていくために必要なかさぶたが剥がれてしまう可能性があるため、うがいは極力控えましょう。
◎入浴や激しい運動は控える
抜歯後は血行が良くなると、傷口からの出血のリスクが高くなります。当日はできるだけ安静に過ごしましょう。
◎定期的にケアする
出血が落ち着いたら、抜歯した箇所以外のはみがきは通常通りしっかりしましょう。口の中を清潔な状態に保つことで傷口からの感染を予防することができます。
■まとめ
今回は抜歯後の対応についてご紹介しました。心配なことがあればすぐに抜歯をした歯科医院に確認をしましょう。
うえの歯科医院では、CTも完備し親知らずをはじめ抜歯の処置をすることが可能です。また、管理栄養士も在籍しているので、治療後の食事の不安なことにも個別に対応が可能です。お気軽にお問合せください。
【ブログ監修者】
医療法人VERITAS うえの歯科医院
理事長 上野友也
1993年 鶴見大学歯学部卒業
1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了
1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生
2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了
2002年 うえの歯科医院設立
2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立
2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了
2008年 JIADSペリオコース修了
2009年 JIADSエンドコース修了
2010年 JIADS補綴コース修了
2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了
2012年 ニューヨーク大学CDE在籍
• 所 属
国際インプラント学会(ICOI)会員
日本顎咬合学会会員
財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー
OSI会員
JIADS会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
鶴見大学歯学部附属病院共同診療医
済生会東部病院共同診療医
横浜労災病院共同診療医
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
鶴見大学歯学部歯周病学講座