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2022/07/24埋まっている親知らずは抜くべき?残しておくのは危険?

みなさんこんにちは

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院

歯科助手・管理栄養士の遠藤です。


今日は”親知らず”についてです。

「親知らずは生える人と生えない人がいる」「親知らずが生えてきて痛い」という声を

聞いたことはありませんか?

そんな親知らずですが、埋まっていて出てこられないという場合もあるのです。

埋まっている親知らずは抜くべきなのか?残しておいても大丈夫なのか?

ということについてお伝えしていきます。

■親知らずが埋まっていることの弊害

親しらずが埋まっていれば何も影響はないんじゃないの?という方も多いと思います。

そのためまずは親知らずが埋まっていることによって起こる弊害を紹介します。


◇虫歯や歯周病になりやすい

歯と歯の間の隙間は、うがいや表面だけを磨く歯磨きでは汚れはなかなかとれません。

きれいにするには歯ブラシでもフロスでも難しい場所です。

とてもケアの難易度が高いため、親知らずと隣接する手前の歯の間には、汚れがたまりやすいです。

親知らずと隣接する手前の歯の間にある汚れは、掃除される頻度も低いため虫歯と歯周病にとって快適な住処となります。

そのため、歯の間の汚れのもとが虫歯と歯周病を引き起こし、親知らずだけでなくその隣の歯も同様に症状を進行させてしまいます。

また、親知らずの場所はなかなか見えづらいため、ある程度悪化し、痛みや疼きなどを感じるようになってから、

発見されるということも少なくありません。


◇嚢胞になりやすい

歯茎の中に埋まっている親知らずは、手前の歯の歯根を吸収させたり、嚢胞などを引き起こしたりすることがあります。

歯の根は急激な移動によって溶かされてしまうことがあります。埋まっている親知らずが手前の歯を押すことで、

押されている歯の根が溶けて気が付かないうちにグラグラと不安定な状態になってしまうこともあるのです。

このように、埋まっている親知らずが原因で、歯茎が腫れたり痛みを感じたりすることがあり、

その場合は痛みを和らげるために対処する必要があります。


◇炎症が起こる

親知らずが傾いて生えたり、歯茎に埋まっている場合は、隣の歯との間にスペースができ、汚れ(プラーク)が溜まりやすくなります。そのプラークが原因となり歯茎が赤く腫れて炎症が起きます。これを智歯周囲炎と呼びます。

埋まっている親知らずは抜くべき?残しておくのは危険?

「そんなに弊害があるのなら親知らずは抜かないといけないんじゃないの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

親知らずは必ずしも抜かなければならない、という訳ではありません。

親知らずには抜いた方が良い場合と抜かなくても大丈夫な場合があります。


■埋まっている親知らずを抜歯しなくてもいい場合

◇完全に埋まっている場合。

親知らずが完全に骨に埋まっていて、長期的に見ても周囲の歯に影響を与えないと思われるケースも抜歯をする必要がないと言えます。

◇まっすぐ生えてきそうな場合

親知らずが、まっすぐ垂直に生えており、痛みや炎症など何もないという場合は、そのままで問題ありません。 

しかし、噛み合わせに問題があったり、虫歯になってしまっている場合、あるいは長期的に痛みや腫れが引き起こされる可能性が高い場合などは、抜歯をお勧めることがあります。


■埋まっている親知らずを抜歯したほうが良い場合

◇痛みを感じる場合

唾液中の細菌が親知らずの周囲に感染することを智歯周囲炎といい、

強い痛みや腫れなどが生じて物を咬めなかったり、飲み込めなかったりすることがあります。

また、炎症を起こすことによってリンパ腺が腫れて全身に影響を及ぼし、発熱して微熱が続くこともあります。

このような症状が出たら、虫歯や歯周病が原因の場合もあれば親知らずが原因の場合もあるため、

歯科医院を受診するようにしましょう。

親知らずが出てくる場所がないため歯ぐきに覆われ、そこにバイ菌が入って炎症が起きる事もあります。


◇歯茎が膿んでいる状態

親知らずと歯茎の小さい隙間から、細菌等が入ると痛みが起こる場合があります。

化膿した部分が広がると、顎の中の神経が圧迫されて顎の骨が腫れることもあります。


◇違和感を感じたらすぐ抜歯するのが良い

親知らずの痛みや腫れを放置すると、症状が悪化して治療が困難になったり、

他の歯や口の中の不調の原因となったりする恐れがあります。

また、抜歯が必要な親知らずを放置したまま年齢を重ねてしまうと、顎の中の神経を損傷するリスクが高まります。

「痛くないけどむずむずする」「体調が悪くなると鈍痛がある」「周辺の歯茎が痛い」といった違和感を感じる場合は、一度受診されることをお勧めします。 


埋まっている親知らずは抜くべき?残しておくのは危険?

■まとめ

埋まっているとなかなか気が付かない親知らずですが、抜かなくても問題がない場合と、弊害が起こる場合があります。

「そもそも自分の親知らずは埋まっているのか?」「ちょっと違和感がある。」

というかたはぜひ歯科医院で相談してみてください。


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お電話にてご予約をいただき、お気軽にご相談ください

埋まっている親知らずは抜くべき?残しておくのは危険?