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2022/05/05歯がギザギザになるのはなぜ?

こんにちは!横浜市鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん。

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院

歯科助手・管理栄養士の河村です。



自分の歯がギザギザしていることに気づき、なぜなのか疑問に思ったことはありませんか?人前で思いきり笑ったりするときに、このギザギザが気になってしまうこともあるかもしれません。

今回は歯がギザギザになる原因と、ギザギザを改善する方法をお話します!


「自分や家族の歯がギザギザしている」「このまま放っておいても大丈夫なのか?」「治療法があるとすればどんな方法なのか」など、疑問や不安を持っている人はぜひ、参考にしてください。


⬛︎歯がギザギザなのはなぜ?

◇生え変わりの時期である

子どもの歯を仕上げ磨きしているとき「あれ、どうして前歯がギザギザなのかな」と思ったことはありませんか?

永久歯に生え変わったばかりの前歯は「発育葉(はついくよう)」と呼ばれ、ギザギザしていることが多いのです。一般的に、上下の歯でしっかりと噛むようになると少しずつすり減り、2~3年ほどで平らになっていきます。

永久歯に生え変わって2~3年が経過しても前歯がギザギザしているときは、きちんと前歯を使えていない可能性があります。

噛み合わせが悪く、ギザギザが削られないことによって残ってしまうということです。


◇歯ぎしり・食いしばりの習慣がある

歯ぎしりや食いしばりによって歯に加わる力は60kg~80kgほどと言われています。食事の際の力が10kg程度と言われているので、歯ぎしりや食いしばりといった癖がある人は、歯に大きな負担がかかっていることになります。

こうした癖があると、奥歯だけでなく前歯にも過度な力がかかっている場合があります。歯が割れるなどのリスクが生じてくると言えます。


⬛︎歯のギザギザで治療が必要性な場合

◇ 酸蝕症(さんしょくせい)によるもの

酸蝕症とは、酸性の食品や飲料によって歯が溶かされた状態を指します。

齲蝕(うしょく)とは虫歯のことを指しますが、酸蝕症は酸によって歯が溶かされること指し、一般的なむし歯はむし菌によって歯が溶かされる状態を指します。

特にスポーツドリンクや清涼飲料水などを過度に摂取してしまうと、酸蝕症になりやすく、歯の先端がギザギザになることもあります。

その他の症状として以下の症状が現れます。

・歯の変色

・歯が丸みをおびる

・歯が透き通って見える

・冷たい食べ物や飲み物で歯がしみる

・歯が咬み合う面(咬合面)に小さな穴があいたように見える

また、逆流性食道炎や摂食障害による嘔吐などで胃液が逆流し、歯を溶かされるおそれもあり、これらの場合は、専門の医療機関での治療が必要となります。こういった場合には、歯科医院に相談することが必要になります。


◇歯並びの問題

永久歯が生えてから2年~3年経っても、ギザギザした部分が平らにならない場合には、前歯が適切に上下の歯と咬み合っていない可能性も否定できなくなります。

そのような場合には、顎の発育異常による反対咬合、開口などの歯列不正が考えられ、根本的な治療が必要な場合には矯正治療をおこなう必要があります。

歯がギザギザになるのはなぜ?

⬛︎歯のギザギザを治療するのにかかる費用

原因が酸蝕症の場合、以下の3つの治療法があります。

治療法①〜薬で歯をバリア〜

歯を守る薬を塗布して歯をコーティングすることで、酸によって歯が溶けないようにする治療法です。

薬剤には、フッ化物を使用するケースが多いです。

1回のフッ素塗布治療で、2,000円程度になるケースが多いです。


治療法②〜被せ物をする〜

蝕歯で弱った歯を、被せ物で修復する治療です。

コンポレットレジン(樹脂)を充填したり、セラミックを被せたりします。

コンポレットレジンは保険適用になります。
治療費は一般的に、1本2,000円程度のケースが多いです。

セラミックは保険適用外です。
治療費は受診する歯科による異なりますが、一般的には1本4万円以上必要になるケースが多いです。


治療法③〜ラミネートべニア〜

付け爪のように板状になっている「薄いセラミック」を、歯の表側に貼る治療法です。

歯をできるだけ削らずに治療したい、歯と歯の隙間を修繕したい、審美性を重視したいといった場合に行われます。

ラミネートべニアは保険適用外です。
治療費は受診する歯科により異なりますが、一般的には1本7万円以上必要になるケースが多いです。



⬛︎今日からできる!ギザギザを改善する方法

◇食べ方を見直す

歯を使ってしっかり噛むことを意識してみましょう


◇生活習慣を改善する

ストレスで歯ぎしり、食いしばりをしていることがあります。運動をしたり、休養をとったりストレスを溜めすぎないようにしましょう。


歯がギザギザになるのはなぜ?



⬛︎まとめ

歯がギザギザになる原因についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?

子どもの場合は生まれつきでギザギザになっていますが、大人になってからも続くようであれば治療が必要な場合もあります。

お気軽に当院にご相談ください^^/