2021/06/17歯科衛生士に向いていない人はいる?向いている人の特徴をご紹介!
この春から歯科衛生士になった方々、そろそろ壁にぶつかる人もいるのではないでしょうか。
「私って、もしかして、歯科衛生士に向いてない???」
なんて思っている人もいるかもしれません。
では、歯科衛生士って、どんな人が向いているのか、向いてないとはどういうことなのか…
衛生士8年目、後輩育成も経験した立場から、こんな偉そうな題材、書いてみようと思います。
■歯科衛生士に向いている人はいる???
どんなお仕事でも、向いてる面、苦手な面はあると思います。
その中でも、歯科衛生士の仕事の特徴から、こんな人がむているかも??という点をピックアップしてみます。
◇人と接するのが好き!
▪患者様の幅の広さ
歯科医院は、様々な方が通う場所です。
赤ちゃんからお年寄りまで、ご病気や障がいを持たれた方、健康な方、歯科関連の病気を治したい方からよりきれいになりたい方!
と、通う年齢層も性別もニーズも、本当に幅が広いです。
そんな方々のお話を聞いたり、ニーズを聞き出してそれに沿ったサービスや治療を提供したり…
と衛生士は歯科関連の技術はもちろん、コミュニケーションも重要な仕事のツールとなります。
▪歯科医院の仕事はチーム医療
歯科医院には「歯科医師」「歯科衛生士」「歯科助手」はもちろん、院内外の「歯科技工士」、最近では「管理栄養士」「保育士」などなど、
様々な職種の方が働きます。
一番関連が深いのはやはり歯科医師です。
歯科医師とは意思疎通ををしながら先読みしてアシスタントを行ったり、一緒に患者様を診ていきます。
そのほかに患者様が通っている病院の先生との連携も含め、たくさんのプロフェッショナルな方々と患者様について やり取りをしながら一人一人の口腔内の健康やきれいを作り、保っていくお仕事です。
どれだけコミュニケーションをとれるかによって質が大いに変わってきます。
コミュニケーションは最初から上手である必要はありません。
日々の訓練で上達していくものです。
◇人の役に立ちたい!
▪歯科衛生士の仕事は、人の役に立つお仕事です。
お口の中が健康になると、全身疾患にもいい影響を当てられますし、その方の健康寿命を延ばすことができるのです。
「いい内科医に出会っても健康寿命は延びないが、いい歯科衛生士に出会うことで健康寿命を延ばすことができる」という言葉があるほどです。
アシスタント業務を通して歯科医師のサポートをしたり、患者様の健康のサポートを行うので、人の役に立つことが好きな人はやりがいをより多く感じられます。
また、相手の気持ちに寄り添って行動しようという気持ちが、歯科衛生士の仕事に役立ち。
◇細かい作業が得意な人
▪患者様の体の中のお口の中を専門にするお仕事であり、小さいはや細かい器具を取り扱うことが多いです。
手先が器用な人の方がスムーズに上達しやすいかもしれません。
しかし、自分では不器用と感じてる人も心配はいりません。
時間はかかっても練習や訓練を積むことで必ず上達します。
■歯科衛生士にむいてない???
では今この記事を読んでいる皆さん。
「私って、歯科衛生士向いてないのかな…」なんて悩んではいませんか?
なぜそう思っていますか???
◇院内で頻繁に指導を受ける
▪先輩衛生士や院長、ドクターに注意をうける
「注意をうける」ということは、そこが伸びしろということです。
改善できると信じているから「注意」をするのです。
まずはなぜ注意を受けたのかを考えましょう。
次どうするのか、どう改善したら患者さまのためになるのか。。。
もしも注意の内容が理解できていなかったり、どう改善したらいいのかわからないときはそのままにしていては同じことを繰り返してしまいます。
勇気がいるかもしれないけど、注意をしてくれた人に聞いてみましょう。
きくタイミングは、患者様を診ていないとき、相手が忙しそうでないときに、「今お時間大丈夫ですか?教えてほしいことがあります」と伝えてみて下さい。
私なら、後輩から「教えて下さい」といわれたらうれしいです^^
ああ、この子、上達したいんだな、できるようになりたいんだな、と感じられると、協力したくなるし、かわいいなって思います。
何度も聞きに行くことで、「聞く」ことへの自分の抵抗感も慣れてなくなるし、聞く相手との関係も不思議とできていきます。
歯科衛生士に向いている人の項目にあった、「コミュニケーション」の一つですね。
これは歯科衛生士に限らず、どんなお仕事であっても同じではないでしょうか。
▪患者さんからの苦情を受ける
まずは苦情の内容をよく考えましょう。
精いっぱいやったうえで、技術の不備による苦情なのであれば、技術向上のための練習が必要です。
言葉遣いや対応での苦情なのであれば、どう対応したら患者さまの意向に沿ったのか、あるいは不快感を減らすことができたのか…
先輩や院長に報告する際にこのような今後の改善点まで話せたらいいですね。
いろんな人を相手にするお仕事なので、相性もあります。
苦情は何年たっても0にはならないかもしれません。
先輩やドクターからの注意と同じように、そこから何を学び、自分を成長させるのか…
▪ミスが多いと自分で感じる
ミスと自分で自覚しているのであれば、改善するのみ!
自分で自覚できているなんですごいです!!!
改善んお仕方がわからない場合は、先輩に相談してみましょう。
先輩もきっと同じようなたくさんのミスや悩みを乗り越えてきているはず。
ヒントをくれると思います。
注意や苦情やミスは、成長ポイントととらえてはいかがでしょうか?
成長チャンス!!!
…でも、そうはいっても、落ち込みますよね。落ち込むことは悪いことではないです。
自分と向き合っている証拠です^^
えらいえらい!!
自分をたくさんほめてあげましょう!!
■まとめ
「自分は向いていない」なんて決めつける必要はありません。
歯科衛生士は「技術」「コミュニケーション能力」「知識」など、いろいろな面が必要です。
その何かにつまずくだけで向いてないなどと考える必要はありません。
また、人と比べる必要もありません。
昨日の自分より今日の自分が少しでも成長していれば、必ずいつか今できないことができるようになっている日が来ます。
また、歯科衛生士は経験も一つの大きな武器になります。
「できない」のではなく「慣れていない」だけ…
これはどんなお仕事でも一緒。
「向いていない」と感じるのであれば、それがなぜなのか。
何に問題を感じてそう思っているのかを考えてみましょう。
もしもそれがわからないときは、身近な先輩や母校の先生などに相談してみては?
人生の先輩の意見は必ず役に立ちます。
8年目の私ですが、いまだに失敗もミスもあります。
ミスしたときにどんな行動をするかの引き出しは経験の分だけ増えているし、どんな人にもミスはあります。
それを心よくフォローし合える人間関係を作っておくのも一つとても重要なポイントかもしれないですね。
私は昔母親にこんなことを言われました。
「向いて向いてないは自分で決めることじゃないのよ。」
今は本当にそうだなと思います。
もしも人生をかけてどうしてもやりたいことが何か見つかったのであれば、何歳からでも挑戦をするべきだと思います。
そうではなく、「歯科衛生士をやめたい、私には向いてない」という思いだけなのであれば、続けてみてください。
努力は必要。でも、今感じてる壁を乗り越えられる時が必ず来ます。
うえの歯科医院では、一緒に働く仲間を募集しています!
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