2021/05/12磨き残しとは?簡単セル部チェックの方法もご紹介!
皆様こんにちは!鶴見区にある歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院
歯科衛生の菅原です♪
今回のテーマは、「なぜ歯磨きした方が良いのか」です!
ぜひ、こちらの記事もチェックしてください!
⇒歯周病って何?検査でどんなことをチェックしているの?│ブログ│鶴見区 うえの歯科医院 (veritas-occ.jp)
むし歯にならないために、歯周病にならないために、ももちろんですが、以下についてお話ていこうと思います!
≪目次≫
◆「磨き残し」の正体とは?
◇歯の健康を脅かすプラーク(歯垢)!
◇バイオフィルム
◇プラークもバイオフィルムも歯磨きで落とせる!?
◇バイオフィルムは病気の原因
◆磨き残しのセルフチェックの方法!
◆歯石とは?
◇歯石とは菌のマンション!
◆まとめ
◆「磨き残し」の正体とは?
◇歯の健康を脅かすプラーク(歯垢)!
プラーク(別名:歯垢)とは、歯の表面をこすった時についてくる白や黄色のネバネバした物質のことです。
実はこのプラーク、歯の健康を脅かす元凶なのです。
一見、「食べカス」のようにも見えますが、プラークの正体は「生きた細菌の塊」です。
プラークは食後に残った食べカスをエサに集まった細菌が増殖したもので、細菌の数は1mgに1億個といわれています。
ボールペンで点をちょんと書いたくらいのプラークに、菌が1億個いるということです。
◇バイオフィルム
プラークは、増殖していくとバイオフィルムに進化します。
バイオフィルムというのは、さまざまな細菌が集まって、何かの表面にくっついた状態のものをいいます。
身近なところでいうと、排水溝のぬめりのある膜もバイオフィルムです。
◇プラークもバイオフィルムも歯磨きで落とせる!?
プラークは、歯磨きなどで物理的に落とすことができます。しかし、プラークの段階で落ちないで残った細菌が増殖すると、プラークよりも更に付着力のあるバイオフィルムとなります。そうなると歯磨きで落とすのが難しくなってしまうのです。
◇バイオフィルムは病気の原因
通常は、歯も歯ぐきも、唾液に含まれる抗菌物質や、血液で運ばれる免疫細胞などで守られています。
しかし、バイオフィルムは歯や歯ぐきに膜を張るので、そういった抗菌物質や免疫細胞を通さないのです。
そうなると、むし歯や歯周病の原因となる細菌が増殖する温床となるのです。
「歯磨きはした方が良い」と思ってきましたか?
では、簡単にできる「磨き残しのセルフチェックの方法」をご紹介します!
①染め出し液
磨き残しをピンクに染めてくれる染め出し液です。最近では薬局の歯磨きコーナーでもよく見かけるようになってきました。
液で口をゆすいで染めるタイプと、錠剤を嚙み砕いて染めるタイプがあります。
②舌で舐める
歯磨きする前に舌で舐めると、磨き残しのあるところは、ぬめりやざらつきを感じます。
磨いた後、もう一度舌で舐めて確認してみてください。ぬめりやざらつきがなくなっていたら、磨けている証拠です!
この方法は、歯の表面に残っている場合に有効ですが、歯と歯の間の汚れは気付きにくいかもしれません。
③検査を受ける
これが一番正確かもしれません!
当院では、どこの歯のどの面に磨き残しがあるのか、以下のようにイラストで表示してご説明しています。
ちなみに、磨き残しが20%以下をみなさんに目指していただいています!
◆歯石とは?
◇歯石とは菌のマンション!
歯についたプラークは、2日ほどで唾液中のカルシウムやリン酸と結びついて固まり始めます。
そして、2週間ほどで「歯石」になります。
歯石の表面は細かい凹凸があり、細菌のすみかになります。菌のマンションのようなものですね。
そして、歯石は、字のごとく石のように固いもので、歯磨きではとれません。
歯科医院で除去してもらう必要があります。
◆まとめ
バイオフィルムも、歯石も、溜まってしまう前に歯科医院で除去してもらいましょう!
でないと、むし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
お口の健康は身体の健康に繋がります。当然、感染症リスクにも関わってきます。
毎日何気なく行っている歯磨きもぜひ意識的に行ってみてください!
うえの歯科医院では磨き方についての指導をそれぞれの患者様に合わせて行っています。
歯磨きこれで合っているのかな?と気になる方は気軽にご相談ください。