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2021/03/14妊娠期にみられるお口の中の変化を知ろう!

皆様こんにちは!鶴見区にある歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院

歯科衛生士の高橋です


春が近づいてきましたね!

花粉がかなり辛い時期にもなってきました…


今回は「妊娠期」のお話です

出産を控えている方必見です!

実は歯科と深い関りがあるのをご存知でしたか?

妊娠したことによりお口のトラブルに繋がることも…

当てはまるものがないかぜひチェックしてみてください。


目次

■妊娠期に歯科に通う3つの理由

■妊娠期のお口の変化

■まとめ




■妊娠期に歯科に通う3つの理由

実は母子手帳に歯科検診の項目があります。

そこに載っているだけでもなんだか深い関りはある感じがしますよね 笑


なぜ必要なのかをまずはお伝えします。



①妊娠中は口腔内のリスクが高まるから

妊娠期はつわりなどによる生活・食習慣の変化に加え、

胎盤からの女性ホルモンの影響で様々な口腔疾患発症リスクが高まる時期です


しかしながら、妊娠中は様々な制限や我慢を必要とされたり、胎児への影響を

心配されて歯科受診を控えてしまう方が多いのです。。


②早産や妊娠合併症のリスクと関連するから

歯周病が心臓病や糖尿病、さらにはアルツハイマー病など様々な

全身疾患に関連することが注目されているのは知っている方も多い方と思いますが

妊婦の歯周病が、早産や低体重児出産と関連することが明らかになってきました。

また、最近では妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの合併症にも

関連することが報告されています。

また、歯周病は不妊症とも関連しているので、出産を考えている方たちにも

注目すべきものとなっています。


③妊婦の口腔や全身の健康は胎児にも影響するから

妊婦に対する歯科診療は妊婦本人のみならず生まれてくる子どものお口の中や全身の

健康を育むことに繋がります。

特に小児のむし歯予防の観点からは、妊娠期のマイナス1歳から

母親のお口の中の環境を良好に保つことが、むし歯の菌の母子伝播予防にも繋がります。

妊娠中にセルフケアをしっかり習得し、実践することで子どもたちのむし歯ゼロを育み

口腔機能の発達や不正咬合の予防に繋がります。



■妊娠期のお口の変化


妊娠期のお口の中の変化

①歯肉炎・歯周炎

亢進した女性ホルモンが、歯周組織における細菌叢、脈管系、細胞機能、

組織代謝ならびに免疫応答などに様々な影響を与えるようになり

特に女性のホルモンを好むP.i菌は爆発的に増殖します。

さらに、つわりや生活習慣の変化などにともなう口腔内環境の悪化も加わり、

妊婦の半数以上に歯肉の発赤や腫脹、出血などを特徴とする妊娠性歯肉炎が発症します。


②妊娠性エプーリス

発症原因は不明ではありますが、磨き残しや歯石、不適合の被せ物、叢生などの歯並びが

誘因になることに加え、亢進した女性ホルモンが歯周組織代謝系に影響していると考えられます。

ホルモンバランスが正常に戻ることで、大体は落ち着いてきます。


③智歯周囲炎

妊娠期は智歯の萌出時期と重なることから、さらに亢進した女性ホルモンの影響により、

歯肉腫脹や歯周ポケットからの排膿、疼痛、開口障害が出現するなど智歯周囲炎を

きたすことが多いです。


④むし歯

つわりにより、歯磨きができず間食の回数の増加、さらに唾液の緩衝能の低下などが

重なり、むし歯の発症リスクが高まります。

むし歯が歯髄炎まで進行し、激しい痛みが出てしまうことも…


⑤酸蝕症・知覚過敏症

難治性で妊娠後期になっても嘔吐が解消しない場合(妊娠悪阻症)では

頻回な胃酸による酸蝕と脱水による唾液分泌減少が重なり、

酸蝕症を生じることがあります。

また、酸蝕により知覚過敏が生じやすくなります。


⑥地図状舌

舌に地図状の斑紋を生じる疾患で、舌背、舌縁、舌尖などの

広域に出現します。

舌には痛みなどの症状がない場合はほとんどであり、あっても刺激物を

食べた時に舌に違和感が生じる程度です。


⑦口内炎

お口の中の清掃不良、ホルモンバランスの変化、偏食による鉄分やビタミン不足、

免疫系の変化などからお口の粘膜、舌に口内炎ができやすく、治癒が長引くことがあります。


⑧口臭

歯肉炎が悪くなるにつれて、お口の中の環境悪化に伴ない、口腔内の細菌由来の

口臭が発生しやすくなります。

また、頻回な嘔吐があると、胃の内容物、胃酸が逆流し口臭が生じる可能性が高くなります。

つわりが治まると安定期以降でも、唾液分泌が低下してしまうと、口腔内の

違和感とともに口臭も増加します。


⑨健全歯の原因不明痛

妊娠の初期などに原因不明の痛みがおこることがあります。

歯磨きで一次的な知覚過敏を生じてしまうことがあります。

妊娠により、神経の興奮性が高まり歯髄充血をきたし、内圧が高まり

神経が圧迫されることでおこることもあります。



■まとめ

以上の口腔内のトラブルが起きる可能性が考えらえます。

生まれてくるお子さんのためにも異変を感じる前に

はやめに歯科を受診して、マイナス1歳からのむし歯予防を実践してきましょう。


また、栄養面でもうえの歯科医院ならば、管理栄養士がいますので

常にお手伝いを行うことができます。

栄養指導などもおこなうことができ、サプリメントアドバイザーもいますので

栄養面もばっちりお話できます。


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