2023/09/14歯茎の健康に良い栄養素とは?管理栄養士による食事指導について紹介
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。
ふと鏡を見た時に、こんなに歯茎が下がっていたっけ…?
と不安になることはないでしょうか。
歯茎の健康を保つには歯周病の予防が基本ですが、歯茎を強くするには、実はある栄養素もポイントとなっているのです!
今回は歯茎の健康に良い栄養素を管理栄養士の観点からお伝えします!!
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■歯茎の健康を良くする栄養素とは
そもそも健康な状態の歯茎とはどのような状態なのでしょうか。
◆健康的な歯茎の状態
一般的に、歯茎が綺麗なピンク色だと健康な証拠だと言われています。
反対に、歯茎が赤く腫れてしまっていたり、白っぽくぶくぶくと腫れてしまっている状態だと、歯周病が進行してしまっており、歯周病の治療が必要になります。この状態になってしまうと、歯磨きの時に歯茎から血が出てしまったり、歯がぐらついてしまったりします。
◆歯茎を強くする栄養素はビタミンC
健康的な歯茎をキープするためには、どのような栄養素が必要なのでしょうか。
健康的な歯茎を維持するためには、タンパク質とビタミンCが欠かせません。
そもそも歯茎は、コラーゲン繊維からできています。
コラーゲンと聞くと、美肌に良い!というイメージがあるかもしれません。しかし、コラーゲンはお肌だけでなく、骨や歯茎も作る全身の体作りに欠かせない栄養素なのです。
歯茎が健康な状態の時は、コラーゲン繊維が壊れたとしても、すぐに再生してくれます。
ですが、歯周病のように歯茎にトラブルを抱えている場合は、その再生が上手くいかなくなってしまいます。
そうすることで、歯周病が進んでしまうと歯茎が健康的なピンク色でなくなってしまうのです。
さらに、再生が困難になると、歯茎から出血してしまい歯周病はどんどん悪化してしまいます。
このように歯周病が進んでしまうことを防ぐためには、歯茎に必要なコラーゲンを形成する栄養素を積極的に摂らなければなりません。
そこで!コラーゲンを形成する栄養素が、タンパク質とビタミンCなのです。
タンパク質といえば、お肉やお魚、卵、乳製品、豆製品など何を食べれば良いかイメージがつく方も多いかもしれません。ですが、ビタミンCの作用や豊富に含まれる食べ物はどのくらいご存知でしょうか?
ビタミンCって柑橘類の食べ物だけではなく、身近な食材にたくさん入っているんですよ!
ここからはビタミンCの歯周病に対する作用やビタミンCの摂取方法を紹介していきます。
■ビタミンCは歯周病予防・回復にもなる
歯茎の健康を保つためには歯周病の予防がマストです。
そもそも歯周病とはどんな病気なのでしょうか?
歯周病とは、歯を支えている土台となる骨が、歯周病菌により溶けてしまう感染症です。
歯の土台となる骨が溶けてしまうため、重度の場合には歯茎が下がり歯の根っこが見えてきて、歯がぐらぐらになり、しまいには抜けてしまうという怖い病気です。歯周病の菌は歯茎に炎症を起こし、痛みを伴ったり、歯茎からの出血も起こしてしまいます。
しかし、歯周病は初期〜中期の間にはほとんど症状がありません。そのため、歯科医院で検査を行うまで気づかないという方が多くいらっしゃいます。症状が出てくる重度の歯周病になってからだと、ご自身の歯を残せる確率は低くなりやすく、とても恐ろしい病気です。
そんな歯周病ですが、以下のような症状に心当たりがあれば注意が必要です!
・歯を磨くと出血する。
・口臭が気になる。
・歯ぐきがムズムズすることがある。
・歯ぐきが赤や紫の部分がある。
・朝起きたとき、口の中がネバネバする。
・以前よりも歯が長くなった気がする。
・歯と歯の間にものがよくはさまる。
もし一つでも当てはまるものがあった方は、歯科医院での検診をお勧めします。
歯周病で歯の土台となる骨が溶けてしまうことは、つまり最初に述べたコラーゲン繊維が壊れてしまっていることになります。歯周病菌が侵入してくると、その菌を殺そうとして白血球が戦いますが、攻撃しすぎて自分のコラーゲン繊維も壊してしまうのです。
だからこそ、歯周病が進行して歯茎のコラーゲン繊維が壊れてしまうのをできる限り止めるために、コラーゲン繊維の材料となるタンパク質とビタミンCを摂取することが大切なのです。
このタンパク質とビタミンCはそれぞれどちらかだけではなく、どちらと摂取することが大切です。
しかし、タンパク質は料理の主菜から摂ることができても、ビタミンCは十分に摂れている方は多くありません。
どのようにビタミンCを摂ったら良いのかをお教えします。
■歯茎を強くするビタミンCの摂取方法
ビタミンCの摂取は、歯茎に良いだけではなく、美肌や免疫力アップにも欠かせません。
ビタミンCがどのような食材に多く、どのように食べるのが効果的なのかをご紹介します。
◆ビタミンCが豊富な食べ物
ビタミンCといえばレモンなどの柑橘類を思い浮かべる方が多いかと思います。もちろん柑橘類にビタミンCは豊富ですが、日常的に果物を食べる方もいればそうでない方もいらっしゃいますよね。
比較的手軽に食べられるビタミンC豊富な食べ物は以下の通りです。
日常的に食べやすいピーマンやブロッコリー、トマトにもビタミンCは豊富に含まれています。
アセロラは圧倒的にビタミンC含有量が多く、ビタミンCの王様と言われていますが、あまり食べない果物かと思います。アセロラジュースなどでも、生のアセロラほどはなくとも多くのビタミンCを摂ることが期待できます。
ここで注意しなければならないのがビタミンC豊富な食材の食べ方です。
ビタミンCは水溶性といって、水に溶けやすい性質を持っています。そのため調理工程でビタミンCが減ってしまうことがあります。できれば生で食べられるものは、生食にした方がビタミンCを摂ることができます。
野菜類を火に通す場合は、スープにして汁まで飲むことで水に溶けたビタミンCを摂ることもできます。
市販の野菜ジュースやフルーツジュースは加熱処理されていたり、調理段階でビタミンCが損失している可能性がかなり高いです。ジュースだけで満足せず、生野菜や果物からも摂ることをお勧めします。
スムージーなども食材を丸ごと手軽に摂れていいですね!
◆青汁や青汁を使用した料理
とはいえ、たくさんの野菜や果物を摂るのもなかなか大変ですよね…
普段の食事に手軽にビタミンCをプラスしたい場合は、青汁を活用することもできます。
特に青汁によく含まれる「ケール」は、ビタミンCが豊富な野菜ですが、味にクセがあったり馴染みのない野菜だったりで、手軽には食べない方も多いはず…
青汁からケールを摂ることでビタミンCを手軽にたくさん摂取できます。
青汁の味や匂いが苦手…という方も、料理に使うことで手軽に栄養をプラスできます。
例えば、ホワイトソースに青汁を混ぜたグラタンや、炒め物の調味料として混ぜたり、餃子の具に混ぜてみたり、炊き込みご飯の味付けにすることもできます!
意外と万能な青汁、ぜひ活用してみてください。
◆サプリメント
ビタミンCの摂取方法として、サプリメントから摂るのも手軽で確実です。
1日に摂るべきビタミンCの量は100mgと言われていますが、ビタミンCは水溶性である分、身体に溜め込むことはできず、外に出ていってしまいます。食事でも毎日十分に摂れている方は少ないため、手軽に継続的にビタミンCを摂るためにはサプリメントからの摂取も効果的です。
サプリメントから摂る場合は、朝晩と時間を分けて摂取するようにしましょう。
また、サプリメントのビタミンCは含有量が多い分、摂り方には注意が必要です。医師や管理栄養士に相談すると安心です。
■その他の歯茎を健康にする方法
ここまで歯茎を健康にする栄養素とその摂り方をご紹介しましたが、栄養療法以外にも歯茎を健康にする方法はあります。
◆歯磨き粉を選ぶ
ドラッグストアでも歯医者さんでも歯磨き粉は様々な種類がありますが、それぞれ得意とする効果や特徴は異なるため、ご自身のお口に合わせた歯磨き粉を選ぶことも大切です。
歯周病に良い歯磨き粉の効能として最も重視した方がよいのは、「抗炎症」「殺菌」「血行促進」「組織修復」といった点です。
このようなワードがある歯磨き粉を使うことでより歯周病の進行抑制の助けになるかもしれません。
とはいえ、たくさんの歯磨き粉から選ぶのは難しいですよね。歯科医院でお勧めの歯磨き粉を聞くのも確実な方法です。かかりつけの医院のスタッフに相談してみてください。
また、歯磨き粉はあくまでも歯周病予防に対して補助的な道具でしかありません。基本は磨き残しの少ない歯磨きが重要です。
◆歯茎をマッサージする
歯茎には、無数の毛細血管やリンパ管が密集しています。
足の裏と同じようにたくさんのツボもあるんです!
マッサージをして歯茎を刺激することで、血管やリンパ液の流れが促進され、滞っていた不純物が排出されます。
血液循環が良くなると、歯茎も活性化され、歯茎の免疫力もアップします。
★歯茎マッサージの方法★
1.まずは手をきれいに洗う。
2.歯を磨いて、歯の汚れを取り除く。
3.人差指の腹の部分で、歯と歯茎の境目を下側の左奥から中央へ向かって2〜5回ゆっくりとなでる。
4.その後同じように右奥から中央へ。下側が終わったら、上側の左奥へ。最後は、右奥と同様に行う。
5. 歯茎と唇、歯茎と頬の境目部分を、人差指の腹の部分でゆっくりとなでるようにマッサージする。
この時、爪を立てて、歯茎を傷つけないように注意しましょう!
ぜひお風呂など血行が良い時にやってみてください。
◆歯科医院で管理栄養士の食事指導を受ける
近年、歯科医院に管理栄養士が在籍しているところも増えています。
簡単に情報が手に入る今、自己流で栄養のあるものを選ぶこともできますが、正しい情報や自分に合った食べ方を知るには食のプロである管理栄養士に相談するのが一番です。
■管理栄養士の食事指導
管理栄養士による食事指導といっても、病気の人が受けるイメージはないでしょうか?
歯科医院での食事指導ではどのようなことが知れるのでしょうか?
◆規則正しい食生活
歯周病やむし歯を予防するためには規則正しい食生活がとても大切です。
食事の摂り方によっては歯周病やむし歯のリスクを上げることに繋がってしまいます。
また、適正なエネルギー量を摂っているかどうかも健康な口腔内を保つためのポイントとなります。
◆栄養バランスの良い食事
自分がどのくらいの栄養が摂れているか、セルフで計算するのは大変ですよね。
そこを管理栄養士に相談することにより、どの栄養素が足りていて、何が過剰なのかを知ることができます。お口の健康も全身の健康も、それを得るためにはバランスの取れた食事を摂ることが一番の近道です。
どのようにしたらバランスがとれるのかを管理栄養士から教わることができます。
■まとめ
今回は歯茎の健康に良い栄養素とその摂り方を紹介しました。
歯茎の健康にはタンパク質とビタミンCが欠かせません。ビタミンCが豊富な食材を効率的に摂取するようにしましょう。
また歯磨き粉選びや歯茎のマッサージなど、日常のひと工夫でも歯茎を健康に保つことができます。
ご不安なことがあればぜひお近くの歯科医院にご相談ください。
うえの歯科医院では採用専用のページを運営し、管理栄養士の採用も行っています。ご興味ある方はぜひお問い合わせください。
うえの歯科医院 サプリメント診療・栄養指導
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【ブログ監修者】
医療法人VERITAS うえの歯科医院
理事長 上野友也
1993年 鶴見大学歯学部卒業
1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了
1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生
2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了
2002年 うえの歯科医院設立
2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立
2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了
2008年 JIADSペリオコース修了
2009年 JIADSエンドコース修了
2010年 JIADS補綴コース修了
2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了
2012年 ニューヨーク大学CDE在籍
• 所 属
国際インプラント学会(ICOI)会員
日本顎咬合学会会員
財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー
OSI会員
JIADS会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
鶴見大学歯学部附属病院共同診療医
済生会東部病院共同診療医
横浜労災病院共同診療医
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
鶴見大学歯学部歯周病学講座