2023/05/11抜歯後に歯茎は痛くなるの?注意点や痛い場合の治す方法を紹介
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。
やっかいな親知らずですが、抜かなくても良い状態であれば安心ですが、多くの方が歯科医院で、親知らずを抜くことをお勧めされた経験があるのではないでしょうか?
しかし、親知らずを抜くのは痛そう…怖い…抜歯した後は腫れそう…と不安も多く、親知らずを抜くことに抵抗がある方も多いのではないでしょうか…?
今回は親知らずに限らず、抜歯後の注意点や痛みが出てしまった場合の対処法をお伝えします。
■抜歯後に歯茎が痛くなることはあるのか
抜歯をすると抜いた後の歯茎が腫れたり痛むイメージがあるかと思いますが、そもそも痛みはあるのでしょうか?
その答えは、やはりどうしても歯を抜くと、その後に痛みや腫れが出てしまいます。
この痛みや腫れには個人差がありますが、大体1〜3日続くと言われています。
■抜歯後になぜ歯茎は痛くなるのか
それではなぜ抜歯後に歯茎は痛むのでしょうか。
抜歯後の痛みにはいくつかの理由があります。
◆傷口がふさがっていないから
まず傷口がふさがっていないことによる痛みです。
抜歯をするために切開をすることもありますし、切開をしなくても元々歯があった部分がぽっかりと穴があいてしまいます。
そこの部分に食べ物や舌が触れると痛みが生じます。
気になるかとは思いますが、なるべく触れないようにしましょう。
◆出血しているから
抜歯をした後は止血をするためにガーゼを噛んでいただくことが多いです。出血があるうちは痛みが出る可能性があります。
麻酔が切れる前に痛み止めを飲んでおくことがお勧めです。
◆骨が露出しているから
抜歯をした際に歯の土台となっている骨が露出することもあります。
抜歯を行う方法としては、歯茎を切開して場合によっては骨を削り、歯を抜くといった手術もあります。
骨を削った影響で、周辺の組織が腫れることがあります。
■歯茎が痛くなったときの対処方法とは
抜歯をした後の歯茎の痛みの原因はわかりましたが、
できるだけ痛みが軽減するよう対処したいですよね。
ここからは抜歯で歯茎が痛くなった時の対処方法をみていきましょう!
◆痛いところを冷やす
抜歯をした後に、ズキズキと歯が痛む場合は、頬の上から水で濡らしたタオルで冷やすことが効果的です。
過敏になっている神経を落ち着かせることにより痛みを和らげる効果が期待できます。
また、血液の循環を悪くなるようにすることでも、痛みを和らげることができます。
ただし、氷や保冷剤などで急激に冷やしたり、歯を直接冷やすと逆効果となります。
また、この方法は抜歯をしてから24時間以内が効果的です。24時間以降に抜歯部分を冷やしてしまうとしこりになってしまうこともあるので注意してください。
◆痛み止めを飲む
痛みがある場合は、市販の痛み止めや歯科医院からもらった痛み止めを適量飲むことも効果的です。
ただし用法容量は必ず守るようにしましょう。
◆歯ブラシで優しく磨く
抜歯した場所ももちろんですが、口腔内に細菌が多いと痛くなりやすいです。
軟らかめの歯ブラシで優しく歯磨きをし、細菌の好物となる磨き残しをできるだけ減らし、細菌を少なくしましょう。
◆うがい薬で口内を消毒する
抜歯後の痛みには、うがい薬での消毒も有効的です。
消毒や殺菌効果のあるうがい薬を使いましょう。
ただし、うがいをしても良いタイミングは歯科医師に確認を取りましょう。
抜歯後の瘡蓋がしっかりとできていないうちにうがいをすると出血が止まらなくなることもあります。
また強くうがいをすると瘡蓋が流れていってしまい、それも出血の原因となりますので、注意してください。
■歯茎が痛くなったときの注意点
抜歯後に歯茎が痛くなった時の対処法をここまでお伝えしましたが、反対に抜歯後にやらない方がいいことも紹介します。以下の通りです。
◆手で触ったりしない
抜歯した箇所が気になって触りたくなる方も多いかと思いますが、手や舌で触るのはNGです!
傷口の瘡蓋が取れてしまうリスクになりますし、特に手で触ると手の菌が傷口に触れて繁殖させてしまい、痛みや腫れにつながることにもなり得ます。
◆痛い部分を温める
上記でも述べましたが、抜歯後の傷口の痛みを減らすには抜歯後24時間以内は冷やすようにしましょう。
抜歯後、歯や歯茎に痛みがある場合、身体を温めると血流が良くなり痛みが強くなる恐れがあります。
激しい運動などでも、血流が良くなるので控えることをお勧めします。
長時間の入浴も体温が上がるので、抜歯後の入浴はシャワー程度にしましょう。
◆喫煙や飲酒をしない
お口の中への影響を考えると喫煙や飲酒はできるだけ避けていただきたい行為となります。
まず、タバコに関してです。
喫煙者の方は気持ちを落ち着かせるためにタバコを吸うという方もいらっしゃいますが、余計に症状を悪化させるだけなので控えた方が良いでしょう。
また、飲酒についてです。
飲酒をすると、一時的に神経中枢が麻痺するので、その時は痛みを忘れることができます。
しかし、血流もよくなるので、後に強い痛みを感じることになってしまいます。
甘い飲み物や炭酸飲料も歯茎にとっては刺激が強いので控えるようにしましょう。
■まとめ
今回は、抜歯後の歯茎の痛みの原因や対処法、また抜歯後にしてはいけないことを紹介しました。
抜歯後の対処を適切にしたり、やってはいけないことを守れば、抜歯後の痛みの軽減や痛みに対する不安も少なくなります。
親知らずを残しておいてむし歯が深くなると、痛みを伴ってしまいます。その痛みを経験しないためにも、抜歯後は適切に対応しましょう。
うえの歯科医院 口腔外科
https://www.veritas-occ.jp/sp/dental_service/oral_surgery.html