2022/10/16高校生で歯の矯正をする時の値段が気になる…矯正は早めにした方がいいの?
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。
今回は矯正治療について!
マスク生活のうちに矯正治療をする方は、実は増えているんです。
特に高校生になって、自分って歯並び悪いのかな…と容姿が気になってきたり、小さい時は器具をつけるのに抵抗感があったけど、もっと早く矯正治療をしておけばよかったな…と思う学生さんも多くいるはず…。
色々とチャレンジできる大切な時期なのに、歯並びが原因で自分に自信が持てないのは、とっても勿体無いです!
今回は、高校生の方の矯正治療についてお伝えします。
矯正をするベストタイミングは?方法は?気になることを解決します!
■歯の矯正は高校生になってもできるの?
歯の矯正というと小学生や中学生など、成長期のお子様が治療するイメージが強い方も多くいらっしゃるかもしれません。
しかし!高校生のうちも矯正治療をする時期としてはタイミングが良いのです!
大人になるにつれ、歯並びや咬み合わせの悪さは、どんどん進んでしまいます。
歯が動きやすく歯並びを整えやすい高校生のうちに矯正歯科治療を始めると、治療のしやすさや治療期間や治療費用といった面においてもメリットがたくさんあります。
そんな高校生の矯正治療のメリットをみていきましょう。
◇大人と同等の治療ができる
高校生だと、永久歯がすべて生えそろい、顎がしっかりと成長した状態で、ほとんど完成に近い状態です。
そのため、生えそろい途中の小児の矯正治療とは違い、成人と同等の矯正治療を行うことができます。
成人と同等の矯正治療ができるからこそ、中学生までではできなかった治療方法を応用することもできます。
◇新陳代謝が活発で歯を動かしやすい
⇒顎はほとんど完成に近い状態ですが、高校生の時期は成長ホルモンの分泌量がピークに達し、骨や歯の周りの組織の新陳代謝がとても活発です。そのため、歯の移動がスムーズになり、矯正治療が成人に比べると進みやすいです。
そもそも歯はどのようにして動くのかというと…
歯の周りには、歯と歯を支える「歯槽骨」と、歯槽骨の周りには「歯根膜」という組織があります。
矯正治療を始めると、歯に力がかかり、歯根膜が伸び縮みしながら、歯を支える骨が作られたり壊されたりを繰り返すことで、歯が少しずつ移動していきます。
このように骨が作られたり、壊されたりする仕組みは新陳代謝が大きく関わってきます。
私たちの体の中では、毎日古い細胞が新しい細胞へと入れ替わり、新陳代謝が行われています。
歯の周りの組織の新陳代謝が活発に行われ、歯がスムーズに移動しやすく顎の骨も柔軟な高校生は、矯正歯科治療にとってベストタイミングなのです。
■高校生で歯の矯正をする期間と値段は?
高校生の時期が矯正治療のベストタイミングであることはわかりましたが、
矯正治療というと、気になるのは期間と費用ですよね…
高校生の矯正治療の期間や費用はいったいどのくらいかかるのでしょうか…?
◇期間は2〜3年程度
矯正治療の期間は症状にもよりますが、矯正治療の期間は2〜3年程度の場合が多いです。
また、歯並びがそろったとしても、すぐに矯正装置を外して矯正治療が終了するわけではなく、歯並びが後戻りしてしまうのを防ぐために、保定装置というものを約2年間つけていただきます。
成人になってからの矯正治療ではより多くの年月がかかってしまいますので、高校生のうちから始めることで矯正治療の期間を比較的短くすることができます。
◇費用は70〜100万円程度
矯正治療の費用は症状や歯科医院によっても様々です。
ですが、およそ70万円から100万円ほどのところがほとんどです。
矯正治療期間中は月に一度くらいのペースで歯科医院に通うことになります。その際の調節費も月に3,000円〜5,000円ほどかかってくることが多くあります。
また、病院によっては支払い方法に融通がきく場合もあります。治療費の分割払いができるところとありますし、クレジットカードが使える歯科医院もあります。
支払い方法も矯正治療を始める前の大事なポイントかと思います。事前に調べて確認してみましょう。
■高校生で歯の矯正をすると余計に値段がかかってしまう?
おおよその矯正治療の値段に比べて、高校生の矯正治療だからこそ、費用が余計にかかってしまうということはあるのでしょうか?
◇短期で矯正するので費用を抑えることができる
なんと高校生の矯正治療では、歯が動きやすいこともあり、2〜3年の短期集中的な矯正治療となり、結果的にはトータルの費用を抑えることができるのです!
しかし、具体的な期間に関しては症状にもよります。事前にどのような計画で矯正治療が進むのか説明を受けましょう。
◇医療費控除の申請ができる
医療費控除とは自分や家族のために支払いを行った医療費負担の一部が所得から控除され、返ってくる仕組みです。
矯正治療が医療費控除の適用になるかどうかは、審美目的なのか子どもの成長過程での必要な治療目的なのかどうかにもよります。
お住まいの自治体に相談してみてください。
■高校生での歯の矯正は恥ずかしい、お金がないからで諦めないで!
とはいっても、矯正治療は矯正器具が歯に付いて、恥ずかしい…
費用的にちょっと…
と諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?
実は、歯の表面に矯正器具を付けない矯正治療もあります!
◇恥ずかしい時には「裏側矯正」・「マウスピース矯正」がおすすめ
「裏側矯正」は歯の裏側に装置を付けるので他の人からほとんど見えない矯正治療です。
裏側矯正は目視で正確に器具を取り付けていくのが難しい治療と言われており、表側矯正よりも高い技術力が必要なため、治療費用はやや高額になるといわれています。
「マウスピース矯正」は透明のマウスピース型矯正装置を歯に装着して歯並びを整えていく矯正治療です。
一人ひとりの歯並びの症状に合わせ、歯の型を採ってマウスピースをデザイン・製作します。
治療の段階ごとに新しいマウスピースに交換しながら、少しずつ歯を動かし歯並びを整えていく矯正治療です。
マウスピース矯正の特徴は、なんと言っても目立ちにくく着け外しが可能であるということです。ワイヤー矯正で着け外しができない装置が付いていると、歯磨きが複雑になり、磨き残しが多く残りやすくなったり、時間もかかってしまいます。
マウスピース矯正では、通常の歯磨きやフロスなどの手入れができ、お口の中をきれいに保ちながら矯正治療を進めることができます。
◇部分矯正で気になる箇所だけ矯正することも
部分矯正とは、気になる部分だけ矯正治療をする方法です。治療する範囲が限られますので、結果的に治療費が抑えられることがあります。治療期間も短縮することができます。
ただし、部分矯正が適しているケースはあまり多くはありません。例えば、ご自身で前歯だけが気になるので、前歯だけ治したい…と思っていても、きちんと検査を行うと奥歯や他の歯並びにも問題がある可能性が高いのです。
こうしたことを考慮せず、気になる部分だけを動かして歯並びを治してしまうと、歯全体のバランスが崩れ、歯の寿命を縮めてしまったり、噛み合わせが悪くなってしまったり、歯並びが元に戻ってしまったりと、逆に矯正治療をしたことがデメリットになってしまい、再度全体の矯正治療をすることになってしまうケースも少なくはありません。
部分矯正をお考えの場合には、そのご意向をお伝えした上で、矯正治療の検査診断を歯科医院で行い、部分矯正が適用なのかどうか診断してもらいましょう。
■まとめ
今回は高校生の矯正治療についてお伝えしました。
もう遅いかな…と思われていたご家族も多いかと思いますが、実は高校生の時期は矯正治療にとってはベストタイミングなのです!
気になるお値段も支払い方法や医療費控除などの制度を使ってお支払いしやすくできることもあります。
きれいな歯並びになりたいな…噛み合わせがよくなったらな…というお悩みがあるようでしたら、高校生の時がチャンスです!
まずは矯正を行なっている歯科医院で診査診断してみてください!