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2021/07/11知っておきたい!インプラントのこと〜インプラントの寿命編〜

こんにちは!鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院

歯科助手・管理栄養士の中西です。


突然ですが、最近はゆで卵にハマっています!

2つのことに注意するだけでマイベストゆで卵が出来上がります()


①沸騰したお湯に常温のたまごを入れて5-7分茹でる(ベストな半熟加減)

②たまごを冷水につけてむく(殻がむきやすくなる)


お手軽なゆで卵ですが、栄養価も高くお手頃価格と素晴らしい食材なのです!


◎たまごは完全栄養食品と言われています!ビタミンCと食物繊維以外の栄養素がすべて含まれているので、たまごをプラスするだけで栄養バランスがUP


1番効果的なのは、半熟!

 加熱しすぎ、生だと吸収率が減ってしまう栄養素もあるため、焼き加減は半熟がベスト!


と最近の推し、ゆで卵について一通り語らせていただいたところで今回の本題に入っていきます!

今回はインプラントの寿命について、長持ちさせるために必要なポイントをお話ししていきます!


インプラントの寿命はどのくらい?


一般的にインプラントの寿命は約1015年程度といわれています。


インプラントの寿命とは、インプラントが一般的には撤去されるまでの残存期間のことを指します。そのため、インプラントの成功率とはまた話が変わります。


インプラントの成功の基準については、以下のような点があげられます。

①患者と歯科医師の両者が満足している。

②インプラントに痛み不快感、知覚の変化、感染の兆候がない。

③臨床的に診査するとき、個々の連結されていないインプラントは動揺がない。

④機能下 1 年以降の経年的なインプラント周囲の垂直的骨吸収は 0.2mm 以下である。


また、インプラントの寿命は、メンテナンスの仕方によって、短くなったり、長くなったりすると考えられています。では、インプラントの寿命を長くするためにはどんなメンテナンスが必要なのでしょうか?まずは、インプラントの寿命が短くなる原因から見ていきましょう。

知っておきたい!インプラントのこと〜インプラントの寿命編〜

インプラントの寿命が短くなる原因


インプラントは寿命の長い治療とされていますが、トラブルなどによりダメになってしまう可能性が0ではありません。ではそのトラブルと原因は一体何なのでしょうか?


①喫煙

一つ目のトラブルの原因は、喫煙です。

喫煙者は、非喫煙者と比べて歯周病やイン プラント周囲炎になるリスクが 2~6 倍もあり、 10 本以上吸われる方は、特にハイリスクだといわれています。


喫煙によるトラブルは以下の通りです。

1.感染のリスクが高くなる。

 タバコは免疫力を低下させます。タバコに含まれるニコチンは私たちの白血球の作用を低下させます。すると免疫力が下がり、歯肉に炎症が起こりやすくなってしまうのです。


2.インプラントと骨がしっかり結合しない 

 タバコの煙の主成分であるニコチンは血管を収縮させる作用があります。また、喫煙によって発生する一酸化炭素は血液が酸素を運ぶヘモグロビンと結びつき酸素の運搬機能を低下させる作用もあります。そうすると、歯肉はさらに血液不足になり、血流が悪くなります。その結果、骨や歯周組織へ酸素や栄養が運ばれづらくなってしまい、歯周病を引き起こす原因となったり、インプラントを支える骨や歯周組織が弱ってインプラントがはずれてしまう原因となったりするのです。さらに、喫煙は歯肉の細胞の活性化を抑制する為、炎症を起こした歯肉の回復を妨げ治りにくくもしてししまうのです。。。


②メンテナンス不良による周囲炎

二つ目のトラブルの原因は、メンテナンス不良により、インプラント周囲が炎症を起こしてしまうことです。

インプラントは細菌に感染すると使えなくなってしまう可能性が高くなります。

せっかく治療が成功しても、その後のメンテナンスが不十分だと、細菌に感染してインプラントの脱落を招いてしまうことも、、、

担当の医師の指示に従って適切なメンテナンスを継続することが重要です。


③歯ぎしり、食いしばり

三つ目のトラブルの原因は、歯ぎしり・食いしばりです。 無意識に行っていることがほとんどなため、家族や歯科医師など、誰かに指摘されて初めて気がつく方も多いかもしれません。


歯ぎしりや食いしばりはインプラント治療をした歯にとって大きな負担になってしまいます。それは、天然歯にはあってインプラントにはない歯根膜が関係しています。

天然歯の根の周りには歯と顎の骨を繋いでいる歯根膜という薄い膜があります。歯根膜は噛んだ時の力を均等に分散させるクッションの役割があり、噛む力をコントロールしてくれているんです。

さらに、歯根膜は血液の供給という役目も担っており、健康な歯と歯肉に欠かせないものです。

しかし、人工的に作成されているインプラントには歯根膜はありません。

顎の骨に直接インプラントを埋入するため、歯根膜の働きをカバーするものが無い状態となってしまいます。つまり、歯ぎしりや食いしばりなどでかかった負担がそのまま、顎の骨にダイレクトに伝わるため、噛み合わせに異常がでてしまう恐れがあるのです。

知っておきたい!インプラントのこと〜インプラントの寿命編〜

インプラントの寿命を伸ばすためには

費用や時間をかけたインプラント、寿命を伸ばすためにはどんな方法があるのでしょうか?


①歯科医院でのメンテナンス

口腔内のメンテナンスの基本は、毎日のはみがきです!

しかし、それだけでなく歯科医院で行うメンテナンスも必要となります。

毎日のはみがきではメンテナンスしきれない部分もプロの技術でクリーニングや噛み合わせのチェックを定期的に行うことで、未然に周囲炎などの発症を防げる可能性が高くなります。


②生活習慣の改善

先程のインプラントの寿命を短くしてしまう原因として挙げられた、喫煙や歯ぎしり、食いしばりは、生活習慣を改善することがカギとなります。

当院でもインプラントを長く安心して使っていただくために患者様には禁煙のお願いをしています。また、歯ぎしり、食いしばりの原因の一つとしてストレスも影響を及ぼしていますので日々の生活習慣を正すことがインプラントを長持ちさせるポイントとなります!

知っておきたい!インプラントのこと〜インプラントの寿命編〜

まとめ

費用や時間をかけたインプラント、長く安心して使っていただくためにも歯科医院での定期的なメンテナンス、禁煙、生活習慣の改善など重要なポイントをぜひ押さえていただければと思います!また、うえの歯科医院では定期検診、インプラントの相談など随時受け付けています。生活習慣の改善については、私たち管理栄養士による栄養指導なども活用していただければと思いますので是非お気軽にお問い合わせください!

知っておきたい!インプラントのこと〜インプラントの寿命編〜