2020/01/12子どもの歯磨き、おすすめの絵本

皆様こんにちは！横浜市鶴見区にある歯医者さん！

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院、

歯科衛生士の笹井です。

 

 

赤ちゃんやお子さんの歯磨き、どうしていますか？

前回は米長先生が歯磨きのコツなどをお伝えしてくれていましたね！今日は歯磨きを嫌がるお子さんへどう対応していくか…一つの案ではありますが、子どもたちがいろいろなことを学べる絵本から、歯磨きやむし歯、歯についての絵本をいくつかご紹介させていただきます！

 

◇子どもは歯磨きの意味をしっている？

なぜ歯磨きをしないといけないのか。

むし歯予防、口臭予防など、歯磨きの意味を大人はわかっています。しかし子どもはどうでしょうか。歯磨きの意味を理解していますか？

おそらくほとんどの子が理解をしていないと思います。

むし歯にしたくないという親心、子どもには残念ながら伝わっていないのです。親心ってそんなものですよね。

子どもを思って必死に抑えて口を開けさせて何とか磨こうとする行為、実は子どもにとっては不快なのです。下手するとトラウマになって歯磨き自体が嫌いになることも…

 

◇１０カウントとポインティング

よく歯科医院で指導するのは「１０カウント」といってどれくらいで終わるのかを分かるようにしてあげること。我慢をしやすくするものです。

 

最初は「10数えるね」といっても１の次が２で10までどれくらいあるのかわかるはずありません。この方法は毎日コツコツと続けて終わりを教えてあげることがポイントです。

歯磨きだけではなく、お風呂や手を洗うときなど、生活のいろんな場面で使っていくと１０がどれくらいかすぐに子どもは覚えてくれます。

もちろん10ですべて終わらせる必要はなく、一回区切ってもう一回10やろうかなどと何度か繰り返していいのです。さらにポインティング、指でちょんちょんと触ってあげて、ここからやるよ、こんどはここねなどと声掛けをしてあげると心の準備ができます。

10数えるのではなく、好きな歌を歌ってあげるのも有効。こちらも毎日同じ歌で終わりまでの残り時間を教えてあげることが目的ですので、歌のフレーズを毎回同じで歌ってあげることがポイントです。

 

 

◇なぜ歯磨きをするのかを教える方法

では子どもたちに歯磨きがなぜ必要なのかを教えてあげる方法は？

その一つが絵本です。

子どもは言葉の解釈がまだまだ未発達。絵でわかりやすく教えてくれる絵本は歯磨きに限らず子どもたちに色々教えてくれる大切なアイテムです。

それではいくつか、歯磨き習慣を教えてくれる絵本をご紹介します！

◇ロングセラー

1歳～「ノンタンはみがきはーみー」

ちびっこに大人気、ママ世代も絶対知ってるノンタン。

ノンタンやうさぎさん、たぬきさん、ぶたさん、くまさん、おなじみのお友達が一緒に歯磨きでぴっかぴかに！

みんなと一緒なら歯磨きたのしくなるよ！！

 

2歳～「おかしだいすき」

温かいはり絵が長く愛されているいもとようこさんの絵本。

おかしが大好きなにゃんたくんがおかしをいつも食べています。だらだら食べはむし歯になることを教えてくれたり、食べたら磨く習慣を身に着ける手助けをしてくれる絵本です。

 

3歳～「はみがき、やーだよ」

歯磨きが大嫌いな、クマのボリス。

お母さんに言われても歯磨きをしません。そのまま寝てしまったボリスは、起きたら歯が一本も無くなってしまいます。

「もう歯磨きしなくていいんだ！」と喜ぶボリスでしたが、友達に笑われたり、ご飯が食べられなくなったり、、、

歯がなくなるとどんなことが起きるのか、を教えてくれます。

4歳～「むしばいっかのおひっこし」

むし歯さんが主人公の、ちょっと違う視点のお話。

むし歯を擬人化。歯磨きをしてきれいになってしまった歯は住み心地が悪くなってお引越しを決意。

いい物件を探して不動産屋さんがいろんな物件を紹介してくれます。

歯磨きをさぼったらどうなるか、ではなく、むし歯さんにとってどんな歯が住みやすいのかという視点でユーモアたっぷりに書かれた絵本です。

 

5歳～「わにさんどきっはいしゃさんどきっ」

むし歯になってしまったわにさんが歯医者さんにいやいや行きます。ところがわにが怖い歯医者さんもいやいやで…

「どきっ」「こわいなあ・・・」と同じ言葉を同時に使いながら意味が違う。なんともユニークな絵本。

ちょっとびくびくしてる歯医者さんに親近感をもっていく勇気がもてるかも？？

 

 

 

ここまでは長く愛されている絵本を紹介しました。

次は私の個人的に好きな絵本をご紹介します！

 

1歳～「はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう！」

「僕は磨きがだいっきらい」ご飯を食べた後口をきゅっと閉じてしまうたっくんの元に、しゅっしゅっしゅ「はみがきれっしゃ」がやってきます。

たっくんのお口にしゅっぱつしんこう！

お口の中をしゅっしゅっしゅと歯磨きしていきます。

 

くぼまちこさんという方が2015年に出版された比較的新しい本です。

たっくんの表情がとてもかわいくかかれていて、歯ブラシを電車にみたてているので男の子にとても受けがいいです。

 

同じように「はみがきれっしゃ、〇〇クンのおくちにしゅっぱーつ！」と遊びながら歯磨きをしてあげると、お子さんも歯磨きの時間が楽しくなりそうですね！！

 

気になる絵本、ありましたか？

まだまだたくさんの歯磨きに関する絵本があります。それだけむかしから歯磨きに悩むお母さんが多かったんだな～と思います。

もし気に入ったものがあればぜひ、ためしてみてください！