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-0001/11/30インフルエンザはやってます


皆様こんにちは!横浜市鶴見区にある歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院、

歯科衛生士の笹井です。


今年のインフルエンザ、すごいですね。我が家も息子がインフルエンザで登園禁止に…患者様にもスタッフにも多大なるご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございません。

患者様、スタッフのご協力があるので安心して子育てができると思っています。心から感謝しております。


さて、インフルエンザは小児や高齢者、免疫が低下している方にとっては生命にかかわる重篤な感染症といえます。国立感染症研究所によるとインフルエンザとは「インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般の風邪症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」と定義されています。


◇インフルエンザ脳症


インフルエンザ脳症はインフルエンザによっておこる免疫異常。

インフルエンザウイルスそのものが脳に入る込むけではなく、インフルエンザウイルスに抵抗しようとした体内の免疫がオーバーワークし脳の組織を破壊する病気です。主に5歳以下に発症。高齢者にもおこります。

インフルエンザにかかった段階で急速に進行するのが特徴で、致死率は無治療で30%、適切な治療によって10%以下に。また、適切な治療で約70%は問題なく回復しますが、後遺症としててんかんや発達障害などが残る確率も高いです。死亡率は下がってきていますが、まだまだ怖い病気です。


・主な症状・

意識障害・痙攣・異常な行動、言動・幻覚など



 ◇タミフル

インフルエンザの感染は、インフルエンザウイルスが鼻やのどなどの粘膜に付着し、細胞内に侵入したインフルエンザウイルスは、たんぱく質を溶かす酵素(ノイラミダーゼ)のはたらきで細胞外に放出され、増殖して感染を拡大します。

タミフル、リレンザなどの抗インフルエンザ薬はインフルエンザウイルスに直接作用するわけではなく、このノイラミニダーゼのはたらきを抑え、インフルエンザウイルスを細胞内に閉じ込めることで感染が拡がるのを防ぐ薬剤です。


タミフルの投与後の異常行動の報告で話題になりましたが、これはまだタミフルの影響かわかっていません。

異常行動の多くは発熱後24時間以内に見られ、高熱時に多くみられます。低温時に見られることもあるため、異常行動自体がインフルエンザの合併症とも考えられています。

インフルエンザ脳症の症状の中にも「痙攣・意識障害・幻覚・うわごと」などがあります。脳の異常なのでここから異常行動が起きていてもおかしくはありません。

まだ原因がはっきりしないので、インフルエンザの可能性のある場合、タミフルが処方されていなくてもお子様から目を離さないようにしましょう。

 


◇インフルエンザの予防

では、そんな怖いインフルエンザにならないようにするにはどのような予防があるでしょうか。

・予防注射

予防注射をしてもインフルエンザにかかることはあります。かかったときに重症化しにくくする効果があります。特にお子様は受けておいた方がいいようです。

 ・マスクの着用

外出時もですが、就寝時のマスクも効果的です。

就寝時は唾液の分泌が減るため口腔内が乾燥しやすくなります。乾燥すると菌が繁殖しやすくなるので、加湿とマスクは効果的です。

 

・手洗い・うがい

菌がついた手で鼻や口の周りを触り粘膜に菌がつくことで感染率が上がります。


 

・加湿

乾燥すると菌が繁殖しやすくなります。

 ・換気

閉めっぱなしにしていると室内で菌が繁殖します。こまめに換気をしましょう。


 


そして、

・歯磨き

 インフルエンザを予防するのに、歯磨きや口腔ケアに努めることが重要だという研究結果が出ています。インフルエンザだけでなく風邪予防にも有効です。

インフルエンザは、咳やくしゃみなどでの飛沫を吸い込んだり、インフルエンザウイルスが付着したものに触れたり、保 菌 者と握手をしたりすることで感染します。


インフルエンザ予防のための第一歩は、インフルエンザワクチンの接種です。インフルエンザワクチンは、インフルエンザの感染や発症を防ぐ効果は十分とはいえませんが、重症化を防ぐ効果は認められています。

インフルエンザ流行シーズンには、インフルエンザ ワクチンを接種したうえで、外出から戻ったら石鹸で手を洗うことが勧められます。

また、うがいやマスク着用もインフルエンザ予防によいとされています。マスク着用は、インフルエンザウイルスに触れた手で直接口や鼻に触れ粘膜にインフルエンザウイルスが付着する機会を減らすことができます。


もう1つ、日ごろから気をつけたいのは、口腔内や歯を清潔に保つことです。

◇適切な歯みがきと口腔ケアでインフルエンザを予防


歯みがきや口腔ケアをおろそかにしていると、むし歯や歯周病の原因となる菌が増殖してプラーク(歯垢)となることはよく知られています。

このプラークには、気管支炎や肺炎などの発症や重症化にかかわる肺炎球菌やインフルエンザウイルスのほか、重篤な感染症の原因となる黄色ブドウ球菌、緑膿菌、セラチア菌などの細菌も含まれます。

これらの細菌はプロテアーゼと呼ばれる酵素を出し、インフルエンザウイルスが気道の粘膜から細胞に侵入しやすくする特性をもっています。

つまり、口腔内が不潔な状態を放置しておくとプロテアーゼの量が増え、インフルエンザの発症や重症化を招きやすくなります。


 

◇適切な口腔ケアでインフルエンザの発症率が10分の1に


実際、歯科 衛生士による口腔ケアを受けた人のインフルエンザの発症率が、本人や介護者だけから口腔ケアを受けた人の10分の1になったとの報告があります。

日ごろから適切な歯みがきや口腔ケアに努めていると、インフルエンザの発症率を10分の1に減らすことができる可能性があります。インフルエンザ予防には、もちろんインフルエンザワクチンの接種、手洗い、うがいは大切ですが、適切な歯みがきや口腔ケアが思ってるより役立ちます。

歯医者さんでプロの口腔ケアを受けると同時に、ご自身での日々の歯磨きのレベルを上げることでもインフルエンザ予防に効果的です。

うえの歯科医院ではメンテナンスも行っていますのでぜひお越しください!


◇そして何より、免疫を上げる!

免疫は自分自身が持ってる抵抗力です。免疫を上げるには「食事・運動・睡眠・体温を上げる・太陽を浴びる・水分をとる・禁煙・笑う」などが挙げられます。これだけで一本かけそうなので、免疫についてはまた詳しく…いつか。

免疫を高めると病気になりにくくなり、病気が進行しにくくなります。

体外から病原菌が入り込んでも、免疫力が高まっている状態であればウイルスなどを駆逐できるようになります。仮に体内に入ってきてもすぐに抵抗できるので進行を緩やかにすることもできます。

うちの息子は同じ保育園のクラスの子4人が同時に発熱し、他3人がインフルエンザ陽性反応が出たときもひとりインフルエンザ陰性、4時間遅れて最高体温に達したと思ったら一晩寝たらもう元気でした翌日にやっとインフルエンザ陽性がでてタミフルを処方していただいたときにはもう元気でした。体力があるとは思っていましたがこんなところでこんなに役立つとは…免疫をあげ、体力をつけることでこんなに差が出るということをまざまざと見せつけられました。


万全にしていてもかかる時はかかりますが、知識を付けておくことは大切です!と、息子のぐったりした姿をみて思いました。あとは日ごろから体力をつけておくこと!皆さんもぜひ…