2019/06/20歯周病の全身の病気!オーラルフレイルも!
皆様こんにちは!鶴見区にある歯医者さん!
インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院
歯科衛生士の高橋です
今日は「オーラルフレイル」「歯周病」「全身疾患」
をテーマにお話しします。
以前に歯科衛生士の菅原が歯周病と全身の病気について
そして私がオーラルフレイルについてブログを書きました。
今回は振り返りつつ、もっと詳しくお話します
歯周病がなぜ全身の病気と関係があるのか
フレイルになぜ、お口の中の健康が必要なのか?
や、
そもそもフレイルってなんだっけ?
歯周病と全身の病気って関係あるの?!
と思う方にも、ぜひ読み進めてみてください!
【フレイルとは?】
ここから振り返りましょう。
フレイル(虚弱)とは、高齢者が次第に弱り、要介護に至る手前の状態のことです。
超高齢者社会の日本ではフレイル対策は大きな課題です。
フレイルになってしまったらそのまま進行するわけではないです。
適切な対応によってフレイルから脱出することができ、フレイルも予防できます。
フレイルの構成要素は身体的要素・精神的要素・社会的要素です。
具体的には
精神的要素…うつ、認知症
身体的要素…サルコペニア、ロコモティブシンドローム
社会的要素…孤独、閉じこもり、経済的困窮
です。
健康的なお口はどの要素にも良い影響を与えます。
特に、動作が遅くなったり、転倒したりしやすくなる身体的要素は「何を食べるか」が大きく関係しています。年を取ると、運動量が減って食欲が落ち、そして筋肉が落ちていきます。その結果、足腰が弱り歩きづらくなり、寝たきりに陥っていきます。これには筋肉減少(サルコペニア)が大きく関係しています。サルコペニアからの生還、あるいはサルコペニア予防に必要な栄養素はタンパク質です。タンパク質を摂取して適度に運動をし、筋肉をつけることがフレイル予防です。
【タンパク質を摂ろう!】
「もう歳だから、油っこいものよりもあっさりとしたものが体にいい。お肉はコレステロールが高いから、野菜中心の食生活にしよう!」
という人たちを粗食信仰といいます。
健康にいいと思い込み、野菜中心の食事をとっているが、
実際にはタンパク質不足による栄養失調に陥っている可能性があります!
これがフレイルの原因になります。
タンパク質が重要です。
脂身が少ない赤身でもいいです。タンパク質を摂るために、しっかり食べるためにはどんなお肉でも食べられるような口が必要です。
健康的なお口が重要になります。しっかり噛める歯、食べるための筋肉があることが必要です。
【歯周病と全身の病気】
最近よく話題になる、歯周病と全身の病気の関係です。
関連があると報告されている病気は
認知症・がん・インフルエンザ・誤嚥性肺炎・早期低体重児出産
関節性リウマチ・バージャー病・虚血性心疾患・心内膜炎・心筋梗塞・糖尿病
動脈硬化・肥満・骨粗鬆症 など
どれも怖い病気ばかりです。今では100以上の全身の病気が歯周病と関係しているといわれている。
では、どのように歯周病と全身の病気が関連しているのでしょうか?
歯周病と全身の病気とつないでいるものは
「炎症」と「菌血症」というものです。
炎症からお話していきましょう。