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2020/08/30マウスピース矯正が痛いって本当?

皆様こんにちは!横浜市鶴見区にある歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜

歯周病治療のうえの歯科医院、歯科医師の米長です。


■矯正の利点とは

今回はマウスピース矯正のお話ですが

そもそも矯正はなんでしてほしいのか。


矯正をすると歯並びが良くなります。

当然かと思いますが、これがすべてかもしれません。


歯並びが良くなると

〇印象が良くなる

〇むし歯・歯周病になりにくくなる

 (歯ブラシがしやすくな)

〇かみ合わせが良くなる

 (歯を失うリスクが減る)


などが挙げられます。

すべて上げればそれだけで

このブログがいっぱいになるような

たくさんのメリットがあります。

見た目だけではないので、歯科医師としても

矯正治療の素晴らしさを

患者さんの口を通して実感しています。


■マウスピース矯正は痛いのか?

◇マウスピース矯正とは?

矯正と言えば、ワイヤーが歯についていて

笑うと「矯正だ」というイメージでした。

「アグリーベティ」

「チャーリーとチョコレート工場」

が私の中のイメージです。


しかし最近では

マウスピース矯正というものが出てきました。

これは、金属のワイヤーを歯に接着するものではなく

透明で着脱可能なマウスピースで

矯正が可能になりました。


食事の時には外すことができる

歯ブラシがしやすい

矯正していることが見た目で分かりにくい


などの特徴があり、芸能人でも

マウスピース矯正をしている人がいますね。


お笑い芸人でもマウスピース矯正をされている方がいて

テレビに出る仕事でも支障なく矯正ができるのだなと

心強く感じています。


◇マウスピース矯正で生じる痛み

矯正治療では歯を動かします。

歯が動くには、痛みが伴います。


子どもの矯正では顎の発達を促しながら

歯を並べていくので、直接的な痛みは

比較的少ないです。


一方で、成人の矯正では

一度完成した歯並びを

人工的な力で、短期間に変化させることになります。

やはり、痛みがあります。


歯は、歯周組織とよばれるものに支えられています。

簡単に言えば肉と骨ですね。

これが、押されることで位置を変えて

新たな位置へと動いていきます。

この、歯を動かす、圧迫する力が

痛みを生じさせます。


この痛みは、ワイヤー矯正・マウスピース矯正

どちらでも生じます。


ワイヤー矯正ではワイヤー交換時

マウスピース矯正ではマウスピースの交換時

に痛みが生じます。


これは、交換した時に一番力がかかるからです。

歯が動かされて、一定量動くと

そこで力が緩むので痛みが緩和します。


■ワイヤー矯正は痛いのか

◇マウスピースとワイヤーの違いは何なのか。

違いは、簡単に言えば、力の違い です。

ワイヤーの方が力が強く、マウスピースは弱いです。

マウスピースはプラスチックでできています。

ワイヤーは金属です。

金属とプラスチック、金属の方が強い力が出るのは

分かりやすいですよね。


なので、動かす量や速さではワイヤーが勝ります。


一方で、矯正時の痛みはやはりワイヤーの方が強いです。

短期間で済む分、痛みが生じやすいのも

ワイヤー矯正。

ワイヤーを交換した直後は

硬いものを食べるのが痛そうです・・・

(管理栄養士の高橋がワイヤー矯正をしていますが

「ワイヤー変えたばかりなので・・・」と時間をかけて

お昼を食べています。)


マウスピース矯正では、力が弱い分、比較的痛みも少ないようです。

患者さんから聞いている限りでは

「よほど硬いものでなければ食事に支障はないですね」

とのことです。

ただ、移動に時間がかかるので、歯が動いている途中では

「どこで噛んでいいか分からなかったりします(笑)」

ともおっしゃっていました。


もちろんいろいろな方がいらっしゃるのですが

ワイヤーに比べればマウスピースは痛くなさそうです。


またワイヤー矯正では

食べ物がたまりやすく歯ブラシがしにくくなります。

汚れがたまってしまうため、また歯に凹凸がつくために

口内炎が起こりやすくなります。

口内炎が生じた場所に突起が当たるなどする為、

痛みがある事が多いです。


また矯正中にむし歯になってしまう方が比較的多いのも

ワイヤー矯正の弱点と言えます。


一方でマウスピース矯正では

歯の表面に突起をつけることがありますが

それもマウスピースで覆うために口内炎にはなりにくいです。

「マウスピースで挟んでしまった」という方もいらっしゃいましたが

そこが慢性的に刺激されることもないので

「気をつければ平気」という方が殆どです。


◇矯正治療で痛い時はどうしたらいいの?

装置の交換時はどうしても痛いもの。

でもこれは歯が動いている証拠・・・!

と思う一方で、不安もあるかもしれません。

不安な時は相談しましょう。


歯が動いている痛みは、鈍いような、

うずくような、噛むと広げられるような

なんとも言えない痛みです。


一方で、矯正器具が外れて刺さってしまったり

頬に傷が出来たり口内炎が

出来てしまったりしたときは鋭い痛みで

喋れなかったり口を動かせなかったり。

我慢しても治るものではありません。


器具が尖ってしまっている場合や

部分的な外れも考えられますので

歯科医院に診てもらうのが一番です。


自分でどうにかしよう!とはしないでください。

事前に対処法を教えてもらっている場合以外は

一旦は我慢して歯科医院へ行き

改善してもらう必要があります。

特殊な金属を使っていたり

治療計画に沿って矯正を進めているので

自分の判断による対処は危険です。


■矯正をしたいけど

歯並びに悩んでいる方は実はとても多いです。

しかし、ホームページなどでは料金や進め方など

不明な点も多いはず。

悩んでいる時はうえの歯科医院で相談してください。

担当医もお答えしますし、歯科衛生士の検査のもと

お一人お一人に適した治療方法を

カウンセラーからお伝えしています。

矯正に限らず、お口全体の悩みにこたえることができます。