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2019/08/11睡眠時無呼吸はご存知ですか?

皆様こんにちは!鶴見区にある歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院

歯科衛生士の高橋です




皆様こんにちは。寝苦しい夜が続いていますね…

自分の睡眠の質気になりませんか?

起きていても、最近眠気が増すのは暑さのせいでしょうか?

実は、睡眠の質に問題があるかもしれません…

今日はそんな睡眠のお話です。



 睡眠時無呼吸症は皆様ご存知ですか?



聞いたことある方も多いかもしれません。

睡眠時無呼吸症とは?

から、お話していきます!



■睡眠時無呼吸症とは?

睡眠時無呼吸症とは、睡眠中に何らかの原因で無呼吸状態になる症状をいいます。その多くは呼吸路である咽頭気道を閉鎖する・狭くなることで呼吸障害を起こした状態です。

睡眠時に呼吸が出来なくなっているということです。


では、そのメカニズムは

睡眠中正常な呼吸をするときは、口を閉じて舌が上あごに張り付いた状態です。

鼻から入った空気が鼻腔から口の奥にある咽頭を通り気管に入ります。


一方睡眠時無呼吸の状態では、口が開いて口呼吸しているために舌が上あごから離れて重力の影響を受けて咽頭へ舌が沈下し、気道が狭くなります。

この状態で息を吸おうとすると空気抵抗が大きくなり、狭くなった部分の軟口蓋と言われる上あごの奥の柔らかい粘膜や舌根などが肺の方に引っ張られると震えて振動音が出ます。これがいびきです。


軟口蓋が気道を栓をしたようにはまってしまうと睡眠時無呼吸症になります。



実は生活習慣病も睡眠時無呼吸症のリスクです!



■睡眠時無呼吸症と生活習慣病

睡眠時無呼吸症があると様々な病気を併発させるリスクが上がります。

生活習慣病ともいわれているものですが、

・高血圧

・糖尿病

・心筋梗塞、脳卒中

・肝硬変

・逆流性食道炎

・流産

お子様の場合は、

・成長障害


などが、睡眠時無呼吸症と併発する可能性があります。

これらの病気の中で特に一番多いのは高血圧です。


無呼吸症のため、呼吸ができないので

睡眠中に酸素不足になります。

酸素不足から、低酸素状態を改善しようと交感神経を緊張させ、

脈拍を高めて多く酸素を送ろうと血圧が上昇します。これを繰り返すことで重い

血管障害に至ります。また、睡眠中に交感神経が優位になることから活動に備えて

血糖値を上げるホルモンが多く出るため、糖尿病のリスクも上がります。



糖尿病は歯周病を起こすリスクが高いので、実は睡眠時無呼吸症は歯にも関係しています!



また、他の症状としていびきの他にも日中の強い眠気も引き起こします。

「チェルノブイリ原発事故」

「スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故」

有名な事故ですよね…

実はこれらの事故も睡眠時無呼吸症が関係しています。

睡眠時無呼吸による強い眠気のため、起こった事故です。

睡眠時無呼吸症の方は、健康な方よりも7倍も交通事故を起こすリスクが高いのです。



自分事だけではなく家族や周りの方の大切な命を失うリスクが上がるのです…


それは、早急に自分が該当するのか調べることが大切です!



■睡眠時無呼吸の検査をしよう!

睡眠時無呼吸症か検査するには、まずは専門の病院に行くことをお勧めします。

睡眠時無呼吸症はかなり普及してきているので

「睡眠時無呼吸症 病院」と検索するだけでも専門の病院は簡単に見つけられますよ!

まずは相談をして、自宅での簡単な検査を行います。

もし、そこで睡眠時無呼吸症の疑いがあった場合には、睡眠専門検査施設での精密検査を行います。

検査入院をして、睡眠の状態を監視しながら検査を行います。

睡眠の状態と、呼吸の状態を詳しく検査します。

その検査結果から重症度を判定して治療方針が決まります。

必要に応じて、歯科医院にかかることもあるのです!

実は歯科医院でも睡眠時無呼吸症の治療のお手伝いをしています!





■歯科医院で睡眠時無呼吸症の治療?

精密検査を行い、原因を調べます。

歯科の領域に原因があるかも?と判断されると、歯科医院に行ってくださいね!

と言われます。



顎の関節や骨格などにそもそも問題がある場合もあるからです。

もし、骨格的なものが原因の場合は手術が必要になることもありますが。。


「マウスピース」での治療でいらっしゃる方が多いです。

マウスピースを使って、呼吸がしやすいようにする方法です。



■マウスピースの働き

マウスピースは矯正やホワイトニング、歯ぎしり防止用、スポーツ用など様々なものがあります。

睡眠時無呼吸用の治療用マウスピースは、自分で作りたい!と思って作れるものではないので、まずは病院で検査を受けて診断が必ず必要です。

マウスピースは、上あごと下あごのマウスピースを作ります。

上用と下用がくっついたマウスピースを作ります。

そして、マウスピースは、少し下顎が前に出るように作ります。

そうすることで、気道が閉まることを防いで鼻呼吸ができるように誘導します。

これを作るだけで、生活習慣病の予防や交通事故などの防止にもなるなら

とても簡単ですよね!

しかし、マウスピースを作ることで少し口が乾きやすくなったり、唾液がお口の中を洗い流してくれる効果がマウスピースにより半減したりするので

むし歯や歯周病のリスクは高まります。

そのため、もしマウスピースを作ることになった場合には

歯周病やむし歯の検査は事前に行うことが大切ですし、またお口の中の菌数自体を減らすために、お口の中のクリーニングや自分でもケアができるための歯磨きのチェックも重要です!


 

もし、睡眠時無呼吸の診断をもらったら一緒に検診も受けましょう!



睡眠時無呼吸症、結構怖い症状です。。

ぜひ、自分のためも大切な人のためにも調べてみましょう!